05/12/29 21:47:00 O6DD0c+L
みるままに門田のおもはくれはてて稲葉にのこる風の音かな(新後拾遺321・足利義詮)
951:名無氏物語
05/12/29 21:53:33 OIgKq62G
もののふの鎧の袖をかたしきて枕にちかき初雁のこゑ(上杉謙信)
952:名無氏物語
05/12/29 21:54:29 OIgKq62G
野伏する鎧の袖も楯の端もみなしろたへのけさの初雪(上杉謙信)
953:名無氏物語
05/12/29 21:59:48 91WSRPn4
わすれずよかりねに月をみやぎのの枕にちかきさをしかの声(九条良経)
954:名無氏物語
05/12/29 22:00:22 91WSRPn4
山里のみねの木の葉や散りぬらん枕に近き秋のかりがね(順徳院)
955:名無氏物語
05/12/30 08:02:45 FmlUcPED
世は春にさけるさかざる里はあれど梅が香ならで吹く風もなし(後水尾院)
956:名無氏物語
05/12/30 08:15:28 UUAUEvPB
ゆきやらでくらせる山のほととぎすいまひとこゑは月になくなり
957:名無氏物語
05/12/30 08:16:09 UUAUEvPB
五月雨は晴れぬとみゆる雲まより山の色こき夕ぐれの空
958:名無氏物語
05/12/30 08:16:44 UUAUEvPB
花すすきおほかる野辺はからころも袂ゆたかに秋風ぞふく
959:名無氏物語
05/12/30 08:17:29 UUAUEvPB
夢路にぞ咲くべかりけるおきてみむと思ふをまたぬ朝がほの花
960:名無氏物語
05/12/30 08:18:08 UUAUEvPB
下葉ちる柳の梢うちなびき秋風たかし初かりのこゑ
961:名無氏物語
05/12/30 08:18:56 UUAUEvPB
夕さればみどりの苔に鳥おりてしづかになりぬそのの秋かぜ
962:名無氏物語
05/12/30 08:22:28 3I+LdfBE
人すまぬふはの関屋の板びさしあれにしのちはただ秋の風
963:名無氏物語
05/12/30 08:23:24 3I+LdfBE
はるの田に心をつくる民もみなおりたちてのみ世をぞいとなむ
964:名無氏物語
05/12/30 08:24:05 3I+LdfBE
おのづからをさまれる世やきこゆらむはかなくすさむ山人のうた
965:名無氏物語
05/12/30 08:24:56 3I+LdfBE
わが心そのいろとしはそめねども花やもみぢをながめきにける
966:名無氏物語
05/12/30 08:25:52 3I+LdfBE
うきしづみこむ世はさてもいかにぞと心に問ひてこたへかねぬる
967:名無氏物語
05/12/30 08:26:45 3I+LdfBE
をはり思ふすまひかなしき山かげにたまゆらかかるあさがほの露
968:名無氏物語
05/12/30 21:41:26 TcOorb6k
み吉野の大川のべの古柳陰こそみえね春めきにけり(新古70)
969:名無氏物語
05/12/30 21:56:25 5U2wAvu+
ゆくひとにゆきおくれてん今日もまたみやま桜の春の夕暮
970:名無氏物語
05/12/30 21:57:14 5U2wAvu+
鳴神のただ一とほり一里の風も涼しき夕立のあと
971:名無氏物語
05/12/30 21:57:56 5U2wAvu+
いづれにかさだめて聞かん今日よりの草木が上の秋の初風
972:名無氏物語
05/12/30 21:58:36 5U2wAvu+
秋にやはかはらぬ雲の夕しぐれさすがに空の冬ごもりして
973:名無氏物語
05/12/30 21:59:25 5U2wAvu+
千とせをも色香にこめて幾秋か花にさきいづる庭の白菊
974:名無氏物語
05/12/30 22:03:30 MAplfkxL
空はなほ冬ごもりせる雪のうちにわれのみ春と鶯ぞなく(後醍醐天皇)
975:名無氏物語
05/12/30 22:17:47 Rq2Q0MJc
君が代を長月にしもしら菊のさくや千とせのしるしなるらん(藤原忠通)
976:名無氏物語
05/12/31 12:02:04 fVqVbz24
いづくにも今朝立初むる秋かぜに草木が上の露もおくらん(烏丸光広)
977:名無氏物語
05/12/31 12:10:07 m4P8OTgK
筒井つの井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな妹見ざるまに
978:名無氏物語
05/12/31 12:22:16 LV6G0UK3
岩つつじ岩根の水にうつる火の影とみるまで眺めくらしぬ(毛利元就)
979:名無氏物語
05/12/31 12:23:10 LV6G0UK3
君ならで誰かあぐべきつつゐつの井筒にさける桃の下水(毛利元就)
980:名無氏物語
05/12/31 12:57:10 1o36noZk
あればこそ物をも思へいづかたに行きかくれなん秋のゆふぐれ
981:名無氏物語
05/12/31 12:58:51 1o36noZk
さやけきは思ひしままの秋なれやわがかねごとの秋のよの月
982:名無氏物語
05/12/31 12:59:46 1o36noZk
ふなでしていまこそみつれたまの浦のはなれ小島の秋のよの月
983:名無氏物語
05/12/31 13:00:32 1o36noZk
秋の夜はうつつのうさの数そへてぬる夢もなき荻のうは風
984:名無氏物語
05/12/31 13:02:27 1o36noZk
つるの岡や秋のなかばの神祭ことしは余所に思ひこそやれ
985:名無氏物語
05/12/31 13:03:18 1o36noZk
雲かかる高ねの檜原音たてて村雨わたる秋の山もと
986:名無氏物語
05/12/31 13:07:49 nPNkNon+
春くれば花見にと思ふ心こそ野べの霞とともにたちけれ(後撰112)
987:名無氏物語
05/12/31 13:16:02 SrrufGbl
あまのとをおしあけがたの雲まより神代の月のかげぞのこれる
988:名無氏物語
05/12/31 13:17:06 SrrufGbl
神風やみもすそ河のそのかみにちぎりしことの末をたがふな
989:名無氏物語
05/12/31 13:17:56 SrrufGbl
わが国はあまてる神のすゑなれば日のもととしもいふにぞありける
990:名無氏物語
05/12/31 13:18:51 SrrufGbl
わかの浦のちぎりもふかしもしほ草しづまむ世々をすくへとぞ思ふ
991:名無氏物語
05/12/31 13:20:16 SrrufGbl
たまつ島たえぬながれをくむ袖にむかしをかけよわかのうらなみ
992:名無氏物語
05/12/31 13:21:08 SrrufGbl
おく山にひとりうき世はさとりにきつねなきいろを風にながめて
993:名無氏物語
05/12/31 13:25:24 K58PIWES
吹きよわる嵐の庭の木のもとに一むらしろく花ぞ残れる(玉葉254)
994:名無氏物語
05/12/31 13:26:28 K58PIWES
をちの空に雲たちのぼりけふしこそ夕立すべきけしきなりけれ(玉葉408)
995:名無氏物語
05/12/31 13:27:17 K58PIWES
おきてみれば明がたさむき庭の面の霜にしらめる冬の月かげ(玉葉906)
996:名無氏物語
05/12/31 13:27:58 K58PIWES
ながめやる都のかたは日影にてこの山もとは松の夕かぜ(玉葉2199)
997:名無氏物語
05/12/31 13:28:28 K58PIWES
みなれても五十になりぬ夜はの月わきてしのばん秋はなけれど(新拾遺419)
998:名無氏物語
05/12/31 13:32:20 ZlKktevz
いづれをかわきてしのばん秋の野にうつろはんとて色かはる草(よみ人しらず)
999:名無氏物語
05/12/31 13:32:54 ZlKktevz
さみだれも月の行くへはしられけり一むら白き山のはの雲(藤原行能)
1000:名無氏物語
05/12/31 13:33:25 ZlKktevz
おきてみる軒端の霜のしろたへにこずゑもさむき冬の朝あけ(伏見院)
1001:1001
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