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週刊朝日 2006年9月22日号
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秋篠宮ご夫妻「思い定めたご出産」
両陛下のお話に耳傾けるご夫妻
近年、両陛下はお子さまたちとの私的な食事会の席で、「あのときは、こう
いう気持ちでこういうことをした」と過去の公務の話をなさることが多いそう
です。ご自身の経験を次世代に伝えたいという思いが高まっているのでしょう。
これに対し、秋篠宮ご夫妻は「もっと聞かせてください」とせがみ、遅くまで
居残ることもありました。昨年、紀宮さま(現・黒田清子さん)が結婚して皇
籍を離れ、御所でのお二人暮らしになりました。ご夫妻は高齢のご両親の寂し
さを思い、「自分たちが両陛下を支えなければ」という気持ちを強めていった
のではないでしょうか。
二人のお子さまも、そうしたご両親の姿をみていることでしょう。8月16日
朝、ウィーンでのホームステイを終えて成田に到着した眞子さまは、その足で
皇居へ向かい、宮中三殿賢所で帰国の「ご奉告」をして御所で両陛下に帰国の
ご挨拶をし、秋篠宮さまも合流して昼食を共にしたそうです。その後、東京・
元赤坂の秋篠宮邸に戻り、出産準備のために東京港区の愛育病院に入院する紀
子さまを見送った。
こうした慌しいスケジュールを、長時間のフライトの疲れもみせず、淡々と
こなす眞子さまの姿に、美智子さまも、「やはり(天皇家の血をひく)内親王
ね」と、目を細めておいでだったと聞いています。
両陛下は、新宮さまの誕生に際して発表した文書で、秋篠宮家の家族の胸中
を次のように思いやった。
「様々な心労を重ねた十ヶ月であったと思いますが、秋篠宮夫妻が、その全て
を静かに耐え、この日を迎えたことを喜び、心からのお祝いの気持ちを伝えた
く思います。二人の内親王も、この困難な時期を、一生懸命両親に協力して過
ごしてきましたので、今は、さぞ安心し、喜んでいることと思います」