日本の起源を探ろうat HISTORY
日本の起源を探ろう - 暇つぶし2ch123:YAP?
06/06/24 19:57:27
HLAの話ですが、今月の『日本内科学会雑誌』(平成18年6月10日号)に
DPB(び漫性汎細気管支炎)の疾患感受性に関する記事が載っていました。

DPBは、日本人、韓国人、中国人などの東アジア人に多いことは知られていますが、
その原因遺伝子が、HLAのクラスⅠ抗原のA座とB座の間に存在するらしいとのこと
です。

問題は、日本人では,HLAーB54と関連が強く、韓国人ではHLAーA11との関連が
強いことであり、これによって、HLAのA11やB54が、原因遺伝子ではなく、その近傍
(A座とB座の中間領域のどこか)にDPB原因遺伝子が存在することが確認されたことです。
韓国人でDPB患者とHLAーB54とは無関係であった。
ただしこの論文で日本人では、HLAーA11とDPBの相関については記載されていません。

この論文の著者(土方美奈子、慶長直人)は、東アジア人,或いは日韓共通の祖先集団の中に、
HLAーA11-DPBにかからない正常遺伝子ーB54と言うHLAハプロタイプを持つ祖先が居り、
そのハプロタイプが突然変異により、HLAーA11-DPB感受性遺伝子-B54となり、更に、
遺伝子組み換えが日韓で別々に起こり、日本では、A24-B54に、韓国ではA11-B62に
DPB遺伝子が組み込まれているとかんがえています。
(実際には、B55も関係しているようで、話はもう少しややこしいですが、まあ、大略こんなものでしょう)

HLAーA24-B54-DR4(DRB1*0405)は、徳永勝士氏の昔の論文では、
日本人のHLAハプロタイプの第四位の頻度を占め、大体3、1%~3、7%と言った所です。
HLAーA11-B62-DR4(DRB1*0406)は、日本人の第8位の頻度で
1、2~1,9%とされています。

徳永氏のデータで、A11-B62-DR4もそこそこ日本に存在するので、これはかなり
後代からの半島からの移民でしょう。
それに比して、A24-B54-DR4は、基本的には、日本国内で組替えによって生じた
ハプロタイプでしょうから、北方出自ではあるが、長く日本に住んでいた集団と言うことになります。




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