06/03/01 12:27:30
>>786
>欧州と「共通している」探しで喜んでいたのは事実で、
そんなもの、当時の研究状況を考えれば当たり前でそ?
一世代前までは、
「学問」といえば、「修身斉家治国平天下」の道具か、
禁裏の「芸能」の一種、あるいは商家の若だんなの「道楽」
でしかないっていう状況だったわけで。
(もちろん江戸時代の考証家の研究水準は高かったが、
そういう問題じゃない)
そんななか、「富国強兵」の一環として西洋「歴史学」の
翻訳を必死でやってたわけだから。
「日本史の状況が西洋史の理論で説明できる!」
っていうのは、新鮮だったと思うぞ。
そもそも、彼ら明治の研究者が必死で西洋の学問を翻訳してくれたからこそ、
現在の我々の学問状況があるのであって。
アフリカなんかじゃ、「現地語の教科書は小学校まで。中学以上は
宗主国語で書いてある」なんてところもあるんだから。