06/01/30 13:00:45
>>672
藤木久志先生が指摘された事です。もっとも、戦国期の話ですが。
下手人として引き渡すというより、普段扶養されていた弱者(村にとっては
失っても労働などの面でも問題が無かったもの)が、磔などの形で責任を負
わされました。
罪とは穢れであり、犯した人物の責任や贖罪よりも、何らかの儀礼的行動で
「祓う」事が目的とされていた為に、犯人以外の死で解決するという方法がと
られ、被害者側からも容認されていたものと考えられています。
その日の為に養われていた訳ですから、一方的な被害という訳でもありませ
んが、乞食も今の観点から言えば気の毒です。