05/11/16 17:47:02
フィリピンでは村田省蔵や東畑精一のような財界人や学者はフィリピンの発展を助けようと努力し、
現地に送られた思想犯たちも、たいていは農村の荒廃を憂いてマルクスにかぶれた連中だから
向こうの農民を助けようとしたが、高級軍人が駄目なので何もできず、思想犯たちは現地招集でほとんど死んだ。
高級軍人のほうはフィリピンに赴任し、フィリピンのことがわかりかけてきた数ヶ月目にまた別の地に赴任する。
こうやって頻繁に交代を行えば責任者というものが存在しなくなり、誰も責任を取らなくてすむ。
そのため現地のギャングみたいな連中に内政を任せることになり、こいつらはDQNだとわかった頃にはその人はもう別の地に赴き、
次に来たやつがまた現地のろくでなしに政治を任せて現地のまともな人々の日本への不信は高まるばかり。
982:日本@名無史さん
05/11/16 17:53:27
大東亜戦争自体は、頭の腐ったアカでもない限りは、誰が見ても防衛戦争だが、
大東亜共栄圏は、辻褄合わせの詐欺と言われても仕方ないところはある。
983:日本@名無史さん
05/11/16 18:43:45
色違いの猿の反撃には、当時の列強諸国の連中は驚いたんだろうね。
はるか後方の野蛮人走者に急に抜かれる危機感もあったのだろう。
中国はいわば日本のおかげで金も出さないで国連でえばってるラッキー
な国だけど、日本は相変わらず差別され続けるのか?
984:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
05/11/16 19:27:40
>>937
遅レスですが、山本七平氏(元陸軍少尉)の著作に、色々と問題点が出てお
りますね。
・・・いざ引用しようと試みると、どこから手をつければよいのかと迷うほ
どであったので、列挙は断念。一つだけ挙げておきましょう。
何においても「員数主義」が、日本軍の不治の病として挙げられています。
それは要するに、数が、辻褄があっていればよいというもので、「ありませ
ん」や「無理です」が許されず、「員数をつけて来い」と言われる世界。
つまり、何かが予定数に満たなかった場合、他所から盗んで来た。
これはお互いにやっていたので、現行犯でもリンチで済んだそうです。
数さえあれば、不良品でもよい。報告出来れば、質を問わない。
「私的制裁の絶滅」等の体質的問題の解決が叫ばれた時に、「制裁を受けた
ものは手を挙げろ」と言われたが、挙げられる筈もなく、これで「挙手は無
い」=「私的制裁は無くなった」と判断・報告された例も紹介されています。
他にも、軍の人間の目には「員数のあった」飛行場や要塞が完備されていた
のに、外部の人間が見れば実態はボロボロで、数だけ揃っていた例多数。
分かり易く言えば、水増し報告当たり前、指摘したら聞くまで制裁の世界。
戦車等の製造にも適用されたそうで(これは別ソース)、技術力を伴わない
のに数字だけ合わせる様に強要され、結局、本来製造可能な砲弾よりも威力
の弱い「要求された数字だけは完璧」な砲弾が出来上がったとか。
勿論、その分他の部分が削られていた訳ですが。
「おかしい」と言えば殴られる。その内「おかしい」と思わなくなる。
これでは、敗戦が無いと改善されなかったでしょう。
985:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
05/11/16 20:05:07
>>971
先日卒去された細川護貞氏の日記中、昭和20年7月3日条に、
「唯やはり(終戦の)問題は陸軍にて、かつて東条は部内に訓示して、
『勤王には二種あり。一つは狭義のもの、二つは広義のものにて、前者は君命
是従ふことにて、陛下より和平せよとの勅命あれば是従ふことなるも、後者は
然らず、国家永遠のことを考へ、譬へ陛下より仰せあるも、先づ諌め奉り、度
々諫言し奉りて御許しなくば、強制し奉りても所信を断行すべし。余は是を取
る』と云へりと。その為園田中佐は憤慨して、東条暗殺を計画して捉へられた
りと。所が此の論に賛成する者も相当ある由なり。」
とあります。似たような主張は、停戦を止めようとした面々にも見られました。
阿南陸相も「員数」が揃っている要塞があるから迎え撃てると豪語していたと
ころ、実際に天皇の側近が視察をしてみると(一般人の目には)それらしいもの
がないと問い詰められ、後日、徹底抗戦を訴えて非軍人から、「備えがあるのか」
と言われ、「無けれども、大義の為に日本人が玉砕するもよかるべし」と臆面
もなく返答して、呆れられています。
国民は勿論、御聖断よりも(陸)軍の「大義」が大事だった。
方向性は逆ですが、「不戦」の大義のために日本人が絶滅してもよいと主張して
いる、どこかの国の政治家と同じです。現実以前の「大義」が第一。
山本七平氏が、「日本人が米軍をさほど嫌わず、却って旧軍よりも親しみを感
じたのは、それまでは旧軍の『占領下』にあったからだ」と主張されているのも、
納得出来ます。
986:日本@名無史さん
05/11/16 20:19:28
>>982
しかして、大東亜戦争で一番勝ったのは、実はソ連・中国・北鮮・ベトの
共産党。アメリカは結局、馬鹿に付き合わされた、ただの徒労。
987:日本@名無史さん
05/11/16 20:19:50
>>985
その東條の言葉は真実ではないのではないかという声もあります。
東條にはきわめて批判的な大谷敬二郎も、これはおかしいと書いてますね。
東條は天皇のいうことを盲目的に遵守しようとした陸軍の数少ない人物なので。
細川氏の発言は、近衛側近の立場から、
天皇と東條の不思議なほどの信頼関係を理解しないで書いたものではないですか。
そのあたりは最近の独白録以降の資料発掘や研究で明らかになったことですが。
988:日本@名無史さん
05/11/16 20:23:49
というか、意地の悪い見方をすれば、
東條のせいにして、すべて悪いことは押しつけて自分は切りぬけようという近衛理論と、
東條排除を断行して日本の戦争指導を迷走させた近衛側近の責任転嫁のようにも思うな。
989:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
05/11/16 20:27:08
>>987
しまった、東条側の意見も参照すべき、という一文を校正していて付け
忘れました。仰る通り。
990:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
05/11/16 20:29:28
そもそも、園田中佐というのが誰だか分からないなどの伝聞系の不自然な
点もあります。ところで、可能かどうか分かりませんが、次スレをご用意
致しましょうか。
991:日本@名無史さん
05/11/16 20:35:33
>>989
納得しました。
東條は昭和陸軍では変人ですが、
大谷氏の著書でも、阿南大将、佐藤賢了少将などについて、
争諫の思想として、この天皇の意志に従わない、という傾向がうかがえることを指摘しています。
>>990
それなりに活気のあるスレなので、そうしていただければありがたいです。
992:日本@名無史さん
05/11/16 20:39:35
>>986
「大東亜戦争」だってw
それだけで電波だな。
993:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
05/11/16 20:42:00
それでは、スレ立てに挑戦致しますので、しばらくお待ち下さい。
994:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
05/11/16 20:45:19
申し訳御座いません。ホスト規制にひっかかりました。
995:日本@名無史さん
05/11/16 20:48:11
>>994
ありがとうございました。
私もダメらしいので、ちょっと次スレは難しいかな。
996:日本@名無史さん
05/11/16 21:41:49
>>994
スレたてお願いします。
賢者が多い良スレなので是非パート3でも語りあいたい。
997:日本@名無史さん
05/11/16 21:51:26
1944年(昭和19年)3月から開始されたインパール作戦では、
ジャングルと山岳が連なる地帯で補給を軽視した作戦を立案して実行させ、
当初の危惧通り作戦が頓挫して現場の指揮官から作戦中止の具申があると、
この指揮官を更迭して作戦継続を強行。
第31師団長佐藤幸徳中将が命令を無視して無断撤退するという前代未聞の抗命事件を引き起こした。
結果としてこのインパール作戦は失敗に終わるが、
戦後まで一貫して失敗の責任を全て更迭した現場の指揮官になすりつけた。
当然、作戦失敗の責任が牟田口ただ一人の失策によるものではなく
『輜重輸卒が兵隊ならば蝶々蜻蛉も鳥のうち』の揶揄に代表される、日本軍全体にはびこっていた
補給軽視、機械化軽視の構造的原因が根底にあったことは間違いないが、
一連の作戦指導が牟田口の評価を著しく下げたことは否定できない。
このインパール作戦失敗ののち、予備役に編入、その後陸軍予科士官学校校長で終戦を迎える。
戦後インパール作戦失敗の責任を問われるが、
牟田口は頑なに自説を曲げずに自己弁護に終始した。
死の際にも、葬式で息子に弁明のビラを配らせたという。
また同作戦に際しては、一介の中将に過ぎない牟田口が
本来親補職(天皇より任免される職)である師団長を独断で更迭するなど、
その行動には最後まで疑問が残った。 1966年死亡。
998:日本@名無史さん
05/11/16 22:09:05
次スレ
【ビルマ】インパール作戦の真実を語れ3【白骨街道】
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999:日本@名無史さん
05/11/17 02:46:45
20世紀一番の愚将といえば?
1000:日本@名無史さん
05/11/17 02:49:06
山本五十六
1001:1001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。