02/10/25 00:12 RzfLon2R
>>15
東京、大阪、名古屋を三大都市(圏)とよくいいますね。決して間違いではない
ですが、やはり都市圏の規模や情報発信力、交通網に圧倒的な差があります。
関西の街の結びつきは詳しくわかりませんので単純な比較はできませんが、
三河の各都市はそれなりに名古屋と結びつきはあるようです。名古屋への通勤
通学をする人たちも多く、昼間は閑散としている名鉄西尾線も通勤時間の名古屋行き
は、殺人的な混雑です。西尾より名古屋に近い刈谷、知立、安城などの名鉄本線や
東海道本線の通る各市は電車の本数もはるかに多く、一部ベッドタウン化して人口
増加率も高いです。
ただ、文化面での結びつきは若い年齢層をのぞき、やや薄いでしょう。
名古屋弁と三河弁の言葉の違いや、商工のまち名古屋と農工のむら三河としての成り立ち
からの気質の違いからかもしれません「そんなものはない」と否定する人もいるでしょうが、
「名古屋の人ですか?」と聞かれ、「三河です。」とか「愛知県ですが名古屋ではありません。」
と答える人がいるのも事実です。
昔の純朴な三河人は、口のうまい名古屋商人に騙されたのでしょうか、
岐阜や名古屋の人とのつきあいを「身の終わり(美濃尾張)」といって嫌ったそうです。
司馬遼太郎さんが『街道を行く・濃尾参州記』で日吉丸と蜂須賀小六の矢作橋で出会う
話のくだりで三河と尾張の関係に触れています。
ただ、偶然とは怖いもので『街道をゆく』は美濃尾張と関わったため『濃尾参州記』の
途中で絶筆となってしまいました。