06/05/31 23:45:51
>>579
思うに、和田はスーギ氏の絵がすっごく好きだったんだろうね。
すっごくいい、いけてる、最高と思ってた。
留学時代に知り合って、すっかり虜になったんだろう。
途中で美術コースから、修復美術コースに専攻変えたように、
和田には作家性がなかった。
でも、鑑賞者としてはそれなりの視点があったんだよ、きっと。
ところが、日本じゃあ修復美術、それも海外の古典の修復美術では
食っていけないし、いわゆる美術業界というところに身を置く以上、
アーティストになってないと駄目だったんじゃないかな?
だから、作品をつくろうとした訳だが、スーギ氏の作品の影響を
受けまくりで、それ以外の作風がつくれなかった。
で、スーギ氏の作品模写をやり始めたら、自分とスーギ氏との境が
だんだんなくなってきて、「俺は日本で生まれ変わったスーギ氏だ」
くらいまでいっちゃったんじゃないの?