食物と酒、嗜好品の歴史 11皿目@世界史板at WHIS
食物と酒、嗜好品の歴史 11皿目@世界史板 - 暇つぶし2ch2:過去ログ
04/11/16 11:02:07
●をお持ちの方用
十皿目 スレリンク(whis板)
九皿目 スレリンク(whis板)
八皿目 URLリンク(academy2.2ch.net)
七皿目 URLリンク(academy2.2ch.net)
六皿目 URLリンク(academy2.2ch.net)
五皿目 URLリンク(academy2.2ch.net)
四皿目 URLリンク(academy2.2ch.net)
三皿目 URLリンク(academy2.2ch.net)
二皿目 URLリンク(academy.2ch.net)
初代  URLリンク(academy.2ch.net)

不完全ですが、●を持っていない方用
九皿目 URLリンク(www.google.co.jp)
八皿目 URLリンク(mimizun.com:81)
七皿目 URLリンク(mimizun.com:81)
六皿目 URLリンク(mimizun.com:81)
五皿目 URLリンク(mimizun.com:81)
四皿目 URLリンク(mimizun.com:81)
三皿目 URLリンク(academy2.2ch.net)
二皿目 URLリンク(mimizun.com:81)
初代  URLリンク(mimizun.com:81)

3:世界@名無史さん
04/11/16 12:49:56
親切なスレ立て乙。

4:世界@名無史さん
04/11/16 15:44:35
4様って言うんじゃったかねぇ、そこの君>>1
もう少し研究の方も丁寧にやりなさい。
スレ立てのように。

5:世界@名無史さん
04/11/16 22:41:58
また荒らしか?

6:世界@名無史さん
04/11/16 23:56:45
甘柿より、完熟させた渋柿のほうが美味い。

7:世界@名無史さん
04/11/17 02:17:12
嗜好品、と言うことで質問。

江戸期の日本には、阿片はどの程度入って来ていたのですか?
日本には、「阿片窟」はあったのですか?

8:世界@名無史さん
04/11/17 04:32:36
>>4
九皿目 URLリンク(makimo.to)

9:世界@名無史さん
04/11/17 04:33:07
>>4×
>>2
寝よう。

10:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/11/17 05:08:37
>>1>>2
スレ立て、ご苦労様です。
一時期の活気が戻ると良いですネ。
何しろ、私、このスレ(当然、過去の)に惹かれて、
世界史板住人になった者なので。
(当時は、専らヲチでしたが)

11:世界@名無史さん
04/11/17 19:23:55
芥子、阿片はすでに古代ギリシャから利用されておりました。神話では、娘を誘拐され、
悲嘆にくれる女神デメテルがケシの香りをかいで心が落ち着くのを知り、やがてその効用を人間に教えた、
とのこと。古代ギリシャ、ローマでは痛み止めの妙薬として珍重され、あのアレキサンダー大王も戦場に阿片を
治療用に持参したとのこと。しかし当時は阿片はとんでもない贅沢品、王侯とても常用などとても無理でした。
そもそも阿片とは、ケシの若い実の表面に縦に何本か筋を刻み、滲み出した液体を集めたもの。
常用に必要な一日4gを集めるには、20株ものケシが必要です。
清朝の支那が未曾有の阿片禍に陥ったのは、英国の植民地となった印度に多数のケシ農場が造られ、
充分な阿片が作られたからです。
さて、西洋ではそれまで阿片は「口から飲み込む」ものでした。しかし阿片は味がものすごく悪いので、
ワインなどでごまかす必要があります。しかし中国で阿片は、煙管を使って吸われるようになりました。
こうすれば味の悪さが解決でき、しかも効き目が早く、かつ多くの人が同時に楽しめる。
かくて清朝は身分を問わず阿片憑けになったのでした。
ところで、煙草はまず刻んだ葉を煙管に詰めてから火をつけますが、阿片を吸う際はまず水飴状の阿片を熱しながら丸め、
燻り出したところですばやく煙管に詰め、スーッと吸います。
ここで極楽を味わえるのですが、このタイミングがなかなか難しい。
そこで金持ちは専門の阿片詰め係を雇ったり、阿片窟では腕のよい阿片詰め係をつかまえることが
不可欠だったとか。



12:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/17 19:38:08
『ムガル帝国誌』によれば、アウラングゼーヴ時代のインドには、阿片を飲ませ
続けて身体を衰えさせて死に至らしめる、という刑があったとか・・・。

13:世界@名無史さん
04/11/17 19:49:27
飲ませ続けて死なせるなら、阿片切れの禁断症状が出ないから
生きたまま極楽逝けて幸せなんじゃないの?

確か支那の陵遅刑も、阿片吸わせて意識無くしてからやったというし。

14:世界@名無史さん
04/11/18 00:11:40
阿片吸わせてくれるところ、どっかに無い?

15:世界@名無史さん
04/11/18 00:14:14
ラオスでも行きなさい

16:世界@名無史さん
04/11/18 00:16:10
新大久保でもいきなさい

17:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/11/18 00:22:28
つい最近まで、オランダに行けば、
合法的にドラッグできると思っていた、
自分が恥ずかしいです。

18:世界@名無史さん
04/11/18 07:08:37
阿片で禁断症状のときは、食べ物が食べられなくなったり、喉の渇いてるのが判らなくなったり、
逆に喉が渇いてると思って水飲み過ぎで下痢したり、するんではなかったっけ?


19:世界@名無史さん
04/11/19 00:57:47
コカインの原料であるコカの葉は、南米では全く日常的に服用されているんだよね?

20:世界@名無史さん
04/11/19 02:08:15
>>19
日本で言えばリポDのように日常品。


21:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/11/20 00:40:56

>143
>イメージとしては、香りとスープ、ソースにこだわってるって感じがするんですけど。西洋料理は。

いわゆる西洋料理はね。フツーの一般庶民の食卓はそんなにこだわりはないですよ。
イギリスのフィッシュ&チップスしかり、ドイツのジャガイモとソーセージ、ザウワークラウトで済ませる夕食しかり。
シチューにしろ、ボルシチにしろ、ブイヤベースにしろ、もともとはその辺の手に入りやすい素材をぶち込んで煮込んだだけですからね。
イタリアはローマの伝統からか結構多様な食文化を持ってますが、ピザでもスパゲッティでも普通は具材なりソースは一種類のみ。
日本のように色とりどりの具材が載ったピザやスパゲッティなんてのは少ない。

フランス料理も家庭料理は煮込み料理が主体。

水の悪さを西洋料理は煮込んで素材のうまみを出すことで克服し、中華料理は油を使って素材の味を生かすことで
克服し、トルコ料理はヨーグルトでごまかした(笑。というところでしょうか。

日本は水が良かったので素材の形が崩れるまで煮込んでうまみを出す必要もなく、油を使わずとも素材の味を生かす
ことが出来、ヨーグルトは一般人は存在すら知らなかった。ついでに海があったので短時間で出汁を作る材料には
事欠かなかったと言うところでしょうか。

世界史板に
食物と酒、嗜好品の歴史 11皿目@世界史板
スレリンク(whis板)
【料理は】中華料理の歴史2【歴史】
スレリンク(whis板)
フランス料理の歴史
スレリンク(whis板)
トルコ料理の歴史
スレリンク(whis板)
香辛料の歴史。。。
スレリンク(whis板)

つーのがありますんで参考にどうぞ。フランス料理の歴史スレ以外はしょっちゅう顔出してます。

22:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/11/20 00:41:46
スマソ
誤爆シマスタ。

23:世界@名無史さん
04/11/20 01:21:25
大麻吸引は、スキタイ人が始めたんだったな。
ところでスキタイ人はコーカソイド?モンゴロイド?

24:世界@名無史さん
04/11/20 01:23:50
温帯の大麻は樹脂が少ないから嗜好品で済んだわけだが
熱帯の大麻が栽培され始めるとさすがにやばいことになりましたと

25:世界@名無史さん
04/11/20 01:32:40
日本産の麻(繊維専用)はもともと麻薬成分の割合が少ない。
繊維を取るため麻を蒸すときの蒸気を浴びると多少ボオッとなる。この状態を「麻酔い」というが、
これに価値を見出す嗜好は日本ではついに生まれなかった。

26:世界@名無史さん
04/11/20 01:37:06
北海道のアレだって後から植えたものだし
繊維用だからそんなにアレな成分は含まれているわけじゃないらしい

でも法律は法律です、人生棒に振る人がたまにいます

27:世界@名無史さん
04/11/20 20:22:37
>>17
え?オランダではドラッグ、合法なんじゃないの?

28:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/11/20 20:40:11
>>27
具体的な法律の条文は知らないのですが、
日本人には、「日本国外であっても」
違反薬物の使用は禁止されているらしいです。

極論、オランダの「カフェ」でライトドラッグを購入・吸引した場合、
店主が日本の官憲に通報すれば、キチンとタイーホされます。
当然、店主側に日本人に売ってはイケナイという規制は無い筈。

実際の所、違法行為をしても、
どこまで取締がなされているのかは知りませんが、
我が身で実験してみようと思う程、私は無謀ではないのです。
いずれにせよ、日本人には「合法的に」違法薬物を摂取することは、
僅かな例外を除けば、認められていません。

29:世界@名無史さん
04/11/20 21:36:55
オランダのソフトドラッグって違法だけど不起訴になるだけだっけ?

30:世界@名無史さん
04/11/21 05:11:22
>>29
そう。だから正確に言えば「合法」じゃないんだよね。

31:世界@名無史さん
04/11/21 20:35:28
>>27-30
では、オランダで大麻を嗜んだあと日本の税関で
「オランダで大麻をやりました」と言ったら、タイーホでつか?

32:世界@名無史さん
04/11/21 20:36:42
有職者だと色々と面倒なことになるよ

33:世界@名無史さん
04/11/22 00:10:16
しかしなんですが、日本人には身の回りの自然から
幻覚性の植物を探そうとしていた様子もないのでは。嗜好の差なのか、単に気付かなかっただけか。
「茸酔い」も知られてたんですけどね・・・

34:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/22 00:19:55
『今昔物語集』に、「舞茸」を食べた尼たちが踊りだしたという話があり、
「今食べてもそんな事は無いのに」と識語が添えられていますが、舞茸
では無かったのでは・・・。

35:世界@名無史さん
04/11/22 00:22:52
それだ!

36:世界@名無史さん
04/11/22 00:55:03
日本でドラッグといえるものは酒とタバコぐらいでは?
酒も日本酒を水で割って飲んでたりしたし、
タバコも夜目が利くようになるというので戦国大名が奨励した為であって
向精神作用物質だから広まったわけではないようで・・・

江戸期の日本人は勤勉だったと宣教師も書き残しているので、
昔の日本人はドラッグでラリることが何かいいことだとは思わない人たちだったんだろうなあ

37:世界@名無史さん
04/11/22 01:31:15
江戸期の日本人は現代と比べものにならない大酒飲みなのだが。

38:世界@名無史さん
04/11/22 02:00:28
[舞茸]ってもしかして名前からしてアレなんでしょうか

39:世界@名無史さん
04/11/22 02:48:16
舞茸(いまの養殖舞茸ではない)は滅多に見つからない上に
味は極上、売価も高いとあって、採取者は小躍りして祝ったそうな。
今でも養殖ではない天然物は東北の山村に行けば
農産品直品売り場などで手に入る。

40:世界@名無史さん
04/11/22 02:50:53
じいちゃんの山でいくらでも取れるがな。マツタケもいっしょに。
都会の人の感覚だね。

41:世界@名無史さん
04/11/22 02:56:35
まあ俺んちの山(近畿地方)でも沢山とれるな。市場には出さないだけで。
田舎なら珍しくもなんともない気ガス。

42:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/11/22 03:25:50
>>31
まぁ検査されて、反応が出たら、
面倒なことにはなるでしょうねぇ、特に昨今は。
「ハイハイ」とスルーされれば、良いですけど。

>>茸ネタ
最近、高齢者中心に死者・病人が出ている、
山形の辺りで食べられていた茸も、
>>40>>41両氏の感覚で食べられてたんでしょうね。

私の田舎(北近畿)でも、茸だけじゃなく、
蕨、薇、筍などは採れましたし、
仮に自分の家で採らなくても、
結構、ご近所・親類などから、お裾分けで頂いていた覚えがありますね。

43:世界@名無史さん
04/11/22 06:47:58
ソースは唐沢俊一の本のどれか。
日本人は脳内麻薬の分泌量が他の民族よりも多いらしく
麻薬のように外部からの刺激に頼らなくても何かに熱中すれば
同じような効果(麻薬の使用と)が得られるためドラッグ文化が
ほとんどない。

44:世界@名無史さん
04/11/22 09:42:31
>>42
北近畿?私も与謝郡の出身ですがw
母を連れて鎌倉の銭洗い弁天を歩いたら、山菜が生えっぱなしだ、ともったいながっていますたw

45:世界@名無史さん
04/11/22 09:48:32
>>43
私もそれを読みました。
日本人は世界で二番目にそれが多い。
一番多いのは南米のインディオでしたね、確か。

46:世界@名無史さん
04/11/22 09:51:54
今昔物語に登場する「舞茸」の正体は、ワライタケだというよ。

47:世界@名無史さん
04/11/22 10:15:15
>>37
江戸時代の酒は水で割っていたのでそれほどアルコール度は高くなかったんじゃ。
「この店の酒は酒を水で割ったんじゃない。水を酒で割ったんだ」というジョーク
はお定まりだし。
>>46
私も長年そう信じていましたが、ワライタケでは笑わないそうです。
ほかの幻想性のあるきのこでしょう。

48:世界@名無史さん
04/11/22 10:21:27
都市伝説かもしれんが、俺の住む札幌市では、近所に「おおあさ」という
そのずばりの地名があります、そこに大量に自生しているそうな。
ある時ケーサツがそれを警戒して刈り取り、一斉に廃棄する為に
まとめて焼却すると、どえらい事になってしまい
そこにいたケーサツの人が何十人もケラケラ笑い始めたという話が。


49:世界@名無史さん
04/11/22 12:05:09
また始まった。

江別市大麻の地名由来は、昭和のはじめに大曲集落と麻畑集落を合併して「大麻」にしたのであって、
タイマとは何の関係もないぞ。
なのに内地のドキュソが誤解して、よく駅周辺の鉄道林や近くの森林公園のあたりで、
血眼になってタイマ探しているんだよな。
もうバカかとアホかと。

50:世界@名無史さん
04/11/22 12:32:04
まあまあ都市伝説だから。
そんなに言いなさんな。
誰しも信じてる都市伝説の一つや二つはあるもんよ。

51:世界@名無史さん
04/11/22 16:30:51
>>31
大丈夫でしたよ。10年前の話だけど。

52:世界@名無史さん
04/11/22 18:08:43
>>49
「麻」の付く地名、麻田とか麻生とか麻布とかの「麻」はズバリ大麻だから、
「麻畑」も麻を植えていたところだろ?

53:世界@名無史さん
04/11/22 18:25:24
>>51
通報しますた。

54:48
04/11/22 19:15:45
>>49 スレ汚し申し訳ない。なるほどそういう事でしたか。
ちょっと残念と思った俺はDQN確定かw。
うちの近所でラスタファリズム実践はムリという事ですねw。

55:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/11/22 23:46:52
>>44
詳述するとアイデンティファイされる可能性があるので、
曖昧にしておきますw

>>47
ローマでもワインを水増しするという話が頻出しますが、
マルティアリスに、水が不味い土地(ヴェローナだったか?)では、
ワインよりも水の方が安価なため、ワインで割られた水が(ry
という詩があった筈です。
洋の東西を問わず、飲兵衛の考えることと言ったらw

56:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/23 00:14:43
>>43
その分、古代から酒宴では吐くまでお酒を飲む習慣がありましたよ。
れっきとした僧侶や女性も例外ではなく、中世後期になって世俗的な話題も
増えた貴族の日記を読んでいると、ほぼ毎日何処かの邸で飲んでいます。
一日に三箇所訪ねて、三箇所で(他の貴族・僧侶・高貴な女性と)飲んだり。

57:世界@名無史さん
04/11/23 00:27:33
ああ、よって鮨桶のなかにゲロ吐いてかき混ぜて誤魔化したり、
鼎かぶって抜けなくなったりする話ね。

58:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/11/23 00:29:16
>>56山野野衾氏
日本国内での地域差は、無いのでしょうか?
九州の焼酎文化とか、色々ありそうな気もするのですけど。

ある程度以上、昔だと史料の残存状況にバラツキがあるでしょうから、
なかなか分からないことだとは思いますけど。

59:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/23 00:38:31
『紫式部日記』にも酒宴の様子が出て来ますが、無法地帯ですよ。
公卿(三位以上+四位の参議から構成される上級貴族)らがへべれけになり、
女房の扇を取り上げたり、衣の袖を掴んで下品な冗談を言ってからかったり。
鳳凰堂を造らせた藤原頼通は酔い泣きをし、厳格な学者肌で知られた藤原実
資でさえ、女房の袖を掴んで衣の数を数えたり(妙な癖です)しています。
2世紀後のものですが、絵巻ではからまれた女房たちは恥ずかしがって顔を
隠している。

60:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/23 00:54:58
>>57
上が『今昔物語集』、下が『徒然草』ですか。後者は都市伝説臭いですが。
当時は物売りを蔑視する風潮があったので、鵜呑みには出来ませんからね。
>>58
意外と九州が強いとかいう話は聞きませんね。
中世後期の高級酒は寺院で醸造・販売された比較的甘口な酒でしたが、早く
から関東ほか地方にも伝わったようです。現存する武具には地域性がほとん
ど見られていないことが知られていますが、記録に残る様な酒も全国的に大
差は無かったのかもしれません。近世の江戸の高級料理も薄味だったとか。
自家製のどぶろくも、(記憶を掘り起こしてみても)そう強くは無かった筈
です。鎌倉時代の鎌倉の民家には、酒壺が37274もあったそうですが。
「ショウチュウ」は、『日葡辞書』に「火を用いてつくる、火酒のような酒」と
ありますが、近世にどうなっていたかは憶えがありません。
登場する年代は遅い方で、九州の酒飲みというのも歴史は浅いのかも。

追加:『紫式部日記』には、「(こんな酷い状況なのに)殿(道長)は何も
仰らない」という、作者の言葉が記されています(笑)。

61:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/11/23 01:03:18
>>60山野野衾氏
早速の御教示、感謝いたします。

ラテン語でも、ワイン(学問板では葡萄酒と書くべきかな)の醸造を、
燃焼に準えてますので、
酒を火で喩えることは、
普遍的とまではいかなくても、広範に見られる事柄かもしれませんね。
ブランデーも「二度焼き」の意味だったと思いますし。

62:世界@名無史さん
04/11/23 01:29:42
ブランデーの語源はオランダ語の「ブランデウェイン」(焼いたワイン)じゃなかった?

錬金術の過程で作られたそうな。

63:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/11/23 02:29:29
>>62
そうでしたか。アセアセ
デーの部分が「2」だと言うのは、
俗説なのかもしれません。
当然、ソースも思い出せませんもので。

64:世界@名無史さん
04/11/23 02:52:18
レアールの「オ・ピエ・ド・コション」の給仕長、ミシェルさんお勧めの人肉料理とワインの取り合わせ。

脳味噌のガーリックソテーには「モルゴン」。
目玉のフリカッセ ペリー風には「メドック、ブルゴーニュ」
胃腸のカーン風には「ソーテルヌ、ヴヴレー」
軟骨、耳、膝蓋骨のソーセージフレンチドレッシング添えには「シャブリ、ブイイ」
温かいパンに乗せた脛骨の髄には「ゲヴェルツトラミネール、ラインのワイン」
掌のオムレツには「コート・デュ・ローヌ」
足の指の冷製アスパラガス添えにはご存知「ボジョレヌーボー」
肝臓、心臓、脾臓の角切り串焼き玉葱添えには「レートー・デゥケム」
リンパ腺とリンパ節のサラダレモン添えには「アルザスの白」
大胸筋のロール、ローストビーフ風には「シャトー・ラフィット、シャトーマルゴー」

65:世界@名無史さん
04/11/23 03:02:11
大臀筋のオーブン焼きレンズ豆添えには「メドック、ブルゴーニュ」
背筋のロースト人参添えには「ボルドー」
網焼きの前方尺骨には「サン=テステーフ、サン=ジュリアン」
大小掌筋のミディアムベアルネーズソースには「ポイヤック」
レンガ色にフライした頬肉卵添えには「ブルイイの赤」
大腿ニ頭筋と野菜のポトフには「ブルゴーニュ」
上腕三頭筋と大腿四頭筋のレア加減ソテーいんげん添えには「ボルドーの赤」
スパイスの効いたすじ肉の焼き物には「ブルイイ、ヴヴレー」

ソースは原書房の『食人全書』。
ワインオタのアクィラさま、これらの取り合わせは合っていますか?

66:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/11/23 03:13:51
>>64>>65
勘弁して下さい。

67:51
04/11/23 06:36:47
>>53
自分で税関に申告してますw
オランダでの状況を聞きたがってるようでした。

しかし「酩酊」にも文化差がありますね。
他文化のそれはやはり受け入れがたいものですね。

68:世界@名無史さん
04/11/23 12:42:32
>>59
>女房の扇を取り上げたり、衣の袖を掴んで下品な冗談を言ってからかったり。
今だったら、立派なセクハラですなw

>2世紀後のものですが、絵巻ではからまれた女房たちは恥ずかしがって顔を
>隠している。
ということは・・・
・当時の宮中女性は男性の前に出る時は扇で顔を隠していたのですか。
・当時の宮中女性は人前ではものを食べなかったと聞きましたが、
これは給仕のため酒宴に参加していたのですか。

よろしければお教えください。

ところで、「日本におけるドラック文化」について私も知りたいのですが、
だれか、唐沢説について書いてくれませんか。

69:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/23 12:55:04
>>68
>・当時の宮中女性は男性の前に出る時は扇で顔を隠していたのですか。
しげしげと見られるのを嫌っていましたね。几帳の裏に隠れていたり。
で、それを男性側が面白がって覗こうとする訳です(笑)。女性が美青年を
簾の内側や隙間から懸命に見ようとしている場面も見られましたが。
>これは給仕のため酒宴に参加していたのですか。
その日の夜の給仕役は、女房の宰相の君・讃岐の君が勤めていましたが、そ
の後宴会場から中宮の御前に参上して来たので、余波をくらった訳です。
当時の宴会のあからさまな描写は、『餓鬼草子』参照。
ただ、人前で食事をした描写もありますよ(私的な空間のものですが)。

70:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/23 13:01:49
ちなみに、こんな目に遭っていた紫式部の『源氏物語』には、優雅な宴会の
様子が描かれており、食事の様子もほとんど出て参りませんが、これはか
なり理想化された姿であり、本物語を読んで「平安貴族は軟弱」という印象
を持たれたとしたら、それは間違いです。
70年代の少女漫画から当時を理解しようとする様なもので、あくまでも
一女性の「妄想」(に近い理想)な訳ですから。
男性作者の物語には、抜刀・歩射・放火・襲撃・投石も出て来ますし、食
事や下の話題に関しても、かなり詳細に描写されています。
貴族も乗馬を得意としており、騎射は代々の専門職(実行していれば武士)
でなくとも、普通に嗜んでいましたからね。

71:世界@名無史さん
04/11/23 22:57:12
すると平安貴族といえば、色白でプヨプヨした感じだが、マッチョでウホッな肉体の貴族もいたということ?

在原業平は結構筋肉質だったと以前聞いたことがある。

72:世界@名無史さん
04/11/23 23:24:05
>>64
そこパリで一番有名な豚料理の店だな……。


73:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/23 23:56:45
>>71
国司を務めていた様な中流以下は特にそうです。10世紀以降、武芸を家職
とした中・下級の軍事貴族とそれに従う弓馬の士が、後に武士と呼ばれる様
になって行きました。
藤原保昌は和泉式部の夫ですが、武士でも無いのに武芸に長けていたことで
知られており、後に源頼光と大江山の酒呑童子を退治したということにされ
ました。同じ様な「その家の生まれでも無いのに」武芸に長けていたという貴
族は、『平家物語』にも登場しています。
他に清少納言の夫であった橘則光も有名で、こちらは夜道で強盗3人に襲わ
れると、太刀で3人とも切り殺しています。他に素手で盗人を捕らえたとい
う話もあり、後者は史実と確認出来ます(前者は不明瞭)。
「軍事貴族」でも無いのに「武」を誇ることは、院政期以降忌まれる様になりま
したが、武芸を磨く皇族・貴族の姿は中世を通して見られたものでした。
最後に、清少納言の兄清原致信で〆ましょう。彼は屋敷を夜中に襲撃されて
殺害されていますが、襲った秦氏元は源頼光の弟頼親の郎党でした。
致信は藤原保昌の郎党でしたが、当時保昌と頼親は対立しており、その最中
にこうした事件が起きた訳です。いわば抗争中の一場面。
実はこうした闇討ちは当時度々起きていたことで、頼親は藤原道長によれば、
「殺人の上手」で、常習犯であったそうです。
「公家」というのも本来は天皇・朝廷を指した言葉で、司馬遼太郎氏の『義経』
の様に、貴族と武士を早い段階から対立する存在と見做す必要は無い筈。
「公家」に対する「武家」という言葉が使用されるのは、もう少し後の話です。
権力の座にあるのに、実力・武力行使と無縁な訳もありません。
近世にわざわざ武芸を禁止された以降のイメージと、所詮宮廷女性の視点に
よるものでしかない『源氏物語』のイメージが強すぎます。
『源氏物語』にも、歩射などを賞賛する場面はあるのですが。

74:世界@名無史さん
04/11/24 01:14:39
平安時代は食事のことを詳しく記すのははばかられたそうだね。

「土佐日記」の中に
朝起きてから例のことをして、という一文があるのを読んだある作家が
「これは貫之さん、便所に行ったんだな。」と解釈していた。
ところが実際は、「例のこと」というのは「朝飯を食う」ことだった。
当時は食をとやかく言ったりするものでなかったそうな。

75:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/24 01:29:17
紫式部の鰯好き、和泉式部の味噌好きぐらいでしょうか。女性より男性の方
が積極的に記していますが、和歌に詠み込むのは憚られました。
なお平安・鎌倉時代の貴族も身内のためなら雉や鯉を捌いて料理しています。
捌くのが男性、調理するのが女性という例が多いですが、寺院や戦陣で男性
が調理する様子も多く遺されており、普通の家庭でも男性が調理している姿
が見られました。
(『宇津保物語』、『古今著聞集』、『とはずがたり』ほか)

76:世界@名無史さん
04/11/24 03:33:44
>>43
だからオタクが多いのか

77:世界@名無史さん
04/11/24 10:06:44
>>73
スレ違いになって申し訳ないのですが、夜中といえど、殺人が行われたわけで、
その場合、関係者の処罰はどうなっていたのでしょうか

78:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/24 17:43:20
>>77
実行犯・秦氏元→在所の摂津へ、追捕のため官憲が急行。結果は不伝。
氏元宅の法師・源頼親→尋問され、尋問日記が道長に提出される。頼親は淡
路守・右馬頭を解任されるも、兄頼光同様、道長らに忠勤を励んでいたため
か、流罪には処せられず(当時死刑は原則禁止)。
頼親が流罪に処せられたのは、晩年に大和守をやっていて興福寺に訴えられ
た時だけです。配流先は土佐。なおこの事件も、先に清原致信が頼親配下の
当麻為頼を大和で殺害したことに対する報復であったらしい。
罪が軽いと思われるかもしれませんが、もっと酷いこともありましたからね。
流石に、そこまで話を及ぼす予定はありませんが。

79:世界@名無史さん
04/11/24 21:39:32
魚をさばいたりする技術は男が引き継いでますよね。
織豊期だと細川藤孝が有名です。
この人、マルチな才能人ですからねー。
武のほうも怪力が有名で牛の角つかんで引っ張って動かしたという話があります。

細川氏ついでですが肥後細川領内では江戸時代は清酒は禁止されてました。
(製造も輸入もだったかな)
おかげで赤酒というお酒が発達していました。
いまでも正月の屠蘇代わりに使ったり、みりんの代用で調味料として使用されたりしています。
(私は多くの地方ではお屠蘇ってのは清酒にティーパックみたいなのいれて作っているのを成人後知りました。)

ちょっと板違いの内容で済みません。





80:77
04/11/24 22:41:41
>>78
ありがとうございます
一応、形式的にでもその程度の法的処置はあったんですね

>>79
なんで清酒は禁止されていたんですか?
濁酒とか焼酎はよかったわけですよね。

81:世界@名無史さん
04/11/25 00:32:20
>>79
清酒がダメだったのは贅沢品として倹約令に引っかかったからみたいです。
後はまー、国内の産業保護という意味もあったかもしれません。


82:世界@名無史さん
04/11/25 05:30:47
>>75
「なお平安・鎌倉時代の貴族も身内のためなら雉や鯉を捌いて料理しています。
捌くのが男……」って、ダディクールの世界か

83:77,80
04/11/25 19:06:58
>>81
どうもありがとうございました。
ところで、雑煮が地方によって違うのは有名ですが、屠蘇も違うのだろうか

84:世界@名無史さん
04/11/26 07:48:56
屠蘇なんか飲むようになったのは、元禄以降だろ。
どうかすると、明治まで屠蘇なんか知らない、単に宴席で酒をがぶ飲み、
くらいのものの所も多かったんでは?

雑煮は日本だけではなく、糯米の広まりと殆ど同じくらいの分布域で、
東南アジアの山間民族も祭事に食べていたりするから、日本人が形成される
まえからあるものだろう。
対して、屠蘇は、道教や漢方薬の思想で宮中が採り入れたものだから、
そもそもの年代も起源も違う。

85:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/26 14:15:59
室町時代には庶民の間にも普及しており、辞書にも出て来ますよ。>屠蘇
江戸時代後期の『諸国風俗問状答』にも屠蘇の項目があり、『甲子夜話』にも
出て来るぐらいですから、18世紀には全国津々浦々で知られていました。
畿内周辺なら、それこそ16世紀以前にまで遡れるでしょう。
なお、飲む順番はともかく、屠蘇自体についてはそう変化は無い様です。
雑煮にバリエーションがあるのは、具の材料が土地ごとに変わっているから
であって、「日本人が形成されるまえから」というのは、聊か怪しい様に思わ
れますね。
しかし、なんでまた元禄以降だと。

86:世界@名無史さん
04/11/26 19:58:47
江戸後期と、元禄と、どっちが昔?

87:世界@名無史さん
04/11/26 20:16:22
日本中の、文化、物資、習俗、言語が、かなり一様になるのが元禄の時代で、
この頃に、急に、庶民の暮らしぶりまで、上方のやりかたに収斂してくる。
屠蘇なんかも、その一つではないか?

88:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/26 21:06:02
確かに、流通が活発化して、複数の原料・加工技術を組み合わせた成果であ
る箪笥が発明されて広まるのも17世紀の後半の事ですが、明言するには少
々根拠が不足しているのではないかと。
永禄年間までに成立した狂言「餅酒」には、越前から年貢として鏡餅が、加賀
からは菊酒が都まで運ばれています。
浮世草子『新可笑記』によれば、菊酒は加賀の名物で、重陽の節句に飲まれた
もの。元は「道教や漢方薬の思想で宮中が採り入れたもの」で、発想は屠蘇と
同じです。
武士にせよ、百姓にせよ、課役などを通じてもう少し中央の文化に触れていた
としても、おかしくは無いと思います(これも厳密な決め手に欠けますが)。

89:世界@名無史さん
04/11/26 22:14:20
漏れは奈良市民だが、
屠蘇は近所の薬局が無料でくれる屠蘇散のパックを清酒に浸して作っている。
↓を見ると屠蘇散には地域差はないみたい。
URLリンク(www.home.tokyo-gas.co.jp)

90:世界@名無史さん
04/11/26 22:49:05
菊酒が都まで運ばれたとしても、それは、単に、地方の名産品くらいの認識だろう。
ところが、都なり上方なりは精神的にも経済的に影響力があり、その祭礼や暮らしぶり
というのは、地方からも規範とすべきものとして捉えられていた。
圧倒的な精神的求心性を持つ京と、京に付随する経済・産業の先進地域としての上方を
ありかたがって真似したのが、江戸時代を通じての常態だよ。

91:世界@名無史さん
04/11/27 01:25:11
菊酒、鏡餅くらい都で仕込めば新鮮でよかろうが。何でわざわざ時間かけて地方から運んだのか?

92:世界@名無史さん
04/11/27 01:51:06
都にはやんごとなき方々が大勢いらっしゃるので醸造なんて近くですんなボケという事では?

93:世界@名無史さん
04/11/27 02:13:30
鏡餅は越前からじゃかびるだろう。
琵琶湖航路があっても

94:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/27 05:12:51
>圧倒的な精神的求心性を持つ京と、京に付随する経済・産業の先進地域としての上方を
>ありかたがって真似したのが、江戸時代を通じての常態だよ。
表現が露骨過ぎますが(笑)、これに近いことは私も考えています。
ただ、もう少し遡れるような気がしているだけで。

>91
年貢ですから。地方の特産品を収めることは古代以来。『延喜式』になると山陰
から乳製品や海産物を届けた例もありますし、そう無茶でも無い。

95:世界@名無史さん
04/11/27 12:29:33
>乳製品や海産物を届けた例もありますし、そう無茶でも無い。
その保存法はどんなものだったんでしょう。
で、腐らせてしまったらその担当役人の失敗として、罰があった?


96:世界@名無史さん
04/11/27 12:42:47
腐るよ。
その過程で日本の発酵食品は花開いたんだよ。


97:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/27 13:51:28
乳製品→チーズ 海産物→主に乾物
・・・だった様ですが、生のまま届けた土地もあった様です。
罰については覚えがありませんが、探せば出て来る筈。

98:世界@名無史さん
04/11/27 20:35:09
>>84
>屠蘇なんか飲むようになったのは、元禄以降だろ。

と-そ【屠蘇】
年始に飲む漢薬の一。古代中国魏の名医華佗の処方という。
山椒・防風・白朮・桔梗・陳皮・肉桂などの生薬を調合したもの。
紅絹または白絹を三角形に縫って作った屠蘇袋に入れて、
酒・味醂に浸し、年少者から順に飲む。1年の邪気を払い、
齢を延ばすという。日本では嵯峨天皇の頃からから行われる。
屠蘇。おとそ。屠蘇酒。屠蘇延命散。

だとさ。まぁ、日本全国津々浦々で行われるようになったのは、
下手すると元禄はおろか、それこそ明治以降の事かもなぁ。

99:世界@名無史さん
04/11/27 20:48:31
当方東北南部だけど、お屠蘇って飲んだこと無いんだよなぁ。

薬局に行ったって売ってないし、普通。昔ながらの武家や商家
の流れを引く家では飲んだりすることもあるんだろうけど、農家
上がりや一般のサラリーマン家庭じゃ飲む風習はほとんど無い。
(だから、漢方薬も何も浸してない普通のお酒を、正月一番に
飲む時に限り、称して「お屠蘇」と言ったりする事すらある。)

何か当てずっぽうに思うに、西日本に特に濃い風習
なんじゃないのかなぁ。東京あたりではどうなんだろ。

100:山犬 ◆RDX1.dOCHY
04/11/27 21:16:13
>>95さん
海産物の保存方法ですと、乾物にする、塩蔵にする、発酵させる等がありますよ。

鰒を初めとする貝類や、ワカメやアラメなどの海藻類は主として乾物の形で納め
られました。
魚は色々と加工方法も多彩で、単純に乾した物の他、きたい(月昔・・・肉月に昔)
といって干物にしたもの、楚割(すわり)といって、細切りにして塩引きにしたもの、
なれ鮨(主に鮎や鮒)にしたものの他、鯛醤などのように、塩辛のようなものに加工
されたりもしました。

生魚に関しては、正直良くわかりません。運ぶとしたら、若狭からでしょうかね?

101:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/27 21:20:02
鯖・鱧が有名ですが、鰈なども都で売られていましたね。鮭や鯛の新巻も。

102:世界@名無史さん
04/11/27 21:26:08
魚の保存法・・・燻製を忘れるな!
日本ではマイナーだが。

103:山犬@鱧よりも鰻の方が好き ◆RDX1.dOCHY
04/11/27 21:46:54
>>101
どうも、お久しぶりです。

若狭と京都を結んだ道は、鯖街道などと呼ばれてますし、鯖を初めとした
生の海産物が運ばれていたのは存じていますが、それがいつ頃から始まった
ことなのかが、良くわかりません。もしご存知でしたら、ご教示ください。

鱧は瀬戸内海から運ばれたのでしょうね。

104:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/27 22:21:07
鱧は日本海産のイメージが強いのですが・・・瀬戸内ですかね。
鯖街道の話は、京都に来て真っ先に聞かされたので懐かしい(笑)。
何時から呼ばれていたのか、調べておきましょう。
鯖は『新猿楽記』(11世紀)には周防の名産とあり、受領の郎党である四郎
君の家に運ばれてくる名物の中に含まれています(腐敗対策は不明)。
食べ方としては、鯖の粉切(細切)があり、京都市民には当時から愛好され
ていました。鯖売りの翁が京都・奈良に存在しており、後三条院は鯖の頭
に胡桃の粉を塗り、炙って食べるのがお気に入りだったそうです。

105:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/11/27 22:24:41
鱧は大阪湾や淡路島近辺で取れたものようです。
鱧は生命力が強く、水から揚げても2~3日は生きています。
鯖は生もあったでしょうが、ほとんどが塩漬けか焼き鯖にしていたようで、今でも
京都から福井小浜へ抜ける街道筋では焼き鯖を売っています。
京都でも伏見辺りでは伊勢から生魚が来ています。

106:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/11/27 22:31:33
広島ではあまり食べないんですよ>鱧。魚といえば、鯛・鯵・鯖・鰯・鰈
・秋刀魚・黒鯛のイメージが強い。小骨も多いですし、わざわざ食べる必
要も無かったせいでしょうか。
塩鯖は山間部でもよく食べられたもので、所謂「牛飼いと山姥」という昔話
で山姥に食べられる魚は、ほとんどが鯖です(鮭などもあり)。
かつては峠の神に鯖を供えたもので、そうしないと祟りがあるという信仰
がありました。所謂「鯖大師」伝説は鯖売りが弘法大師に鯖を渡さなかった
ので牛が倒れてしまう話ですが、これも同一起源と考えられています。

107:山犬@風呂上り ◆RDX1.dOCHY
04/11/27 23:08:16
>>山野さん
平安末期には、生魚は供御人によって京に運ばれていたみたいですけれどね。
ただ、律令制下ではどうだったのかが、良くわかりません。

孫引きになりますが、宮内庁書陵部所有の「内蔵寮領等目六」(元弘三年)
という史料には、供御人が全て記載されていて、その中で生魚を扱っていたのは
「六角町生魚供御人」と「姉小路町生魚供御人」と「今宮供御人」です。

有名な粟津の供御人は、文永11年に六角町で琵琶湖産の魚の販売を開始してい
ます。おそらくは「生魚」といっても、川魚や湖魚の比率が高かったのでしょうね。

鱧は関東では殆ど見かけませんね。母親の田舎が四国なので、田舎に帰ったとき
などには食べる機会がありますが、個人的には鰻の方が好きです。

108:山犬@風呂上り ◆RDX1.dOCHY
04/11/27 23:11:10
補足

摂津今宮供御人は主として大阪湾でとれる海産物を扱っていましたので、
鱧なんかは彼らの手によって京に運ばれたんでしょうね

109:世界@名無史さん
04/11/28 02:55:45
古代ローマにおいても雲丹が食べられていたとは驚き

110:世界@名無史さん
04/11/28 02:57:41
あの頃はその辺の食えるもんはあらかた食ってみたんじゃない?


111:世界@名無史さん
04/11/28 09:15:59
>>109
フラミンゴの舌なんかも食っていたらしい

112:世界@名無史さん
04/11/28 20:30:35
古代ローマ人はどんなワインを飲んでいたんだ?
酸っぱかったので、水で割って飲んでいたというが。

113:世界@名無史さん
04/11/28 21:51:37
蜂蜜も混ぜたそうな。

114:世界@名無史さん
04/11/28 22:53:55
鉛の器に入れると味がまろやかになるというのは常識だな。

115:世界@名無史さん
04/11/29 01:16:52
一度どんな味か試してみたいがアヒャヒャヒャ・・は恐ろしいw

116:世界@名無史さん
04/11/29 01:21:12
鉛や水銀を使った白粉のせいで、江戸将軍家には障害児が生まれることが多かったという。
歌舞伎役者も、相当肌を痛めていたそうな。

117:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/11/29 01:36:04
>屠蘇
99氏同様、元旦の朝に飲む熱燗の異称だとばかり...
結構、地方差があるのかもしれませんね。

>葡萄酒(oinos, vinum)
ギリシア、コス島産のオイノスは発酵or醸造段階で、
海水を利用したので、独特な風味がしたでしょうね。

屹度、以前のスレで既出でしょうけど、
葡萄酒を生で(水で割らずに)飲むことは、
非文明的だとされていました。

恐らく、保存時に素焼きのドーリアやアンフォラを用いたため、
長期保存すると水分が飛んで、
アルコール度数が高くなったのでしょう。
だから、水やら何やらで割る習慣があったのかもしれません。
∴現在のワインとは似て非なる代物であったと思われます。

118:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/11/29 02:23:18
>>117後半の文の繋がりが可成り変ですね。
疲れてると文章力低下するのかな、私の場合。

最後の段落は、
葡萄酒を生で飲むことが、非文明的とされていた理由についてです。
当時の葡萄酒のアルコール度数が高かったので、
すぐ酩酊するために、そんな飲み方はカコワルイ=蛮族的、
という価値観があったのではないか、
と書きたかったのですが...

119:ビブリオフュラクス
04/11/30 01:08:45
>>109
たしか、なにかの本でイソギンチャクも食ってたとのってたような…。『アピキウスの料理書』ではなくて、何か古代食文化の訳書に。
確か食ってたのはウメボシイソギンチャク、だった気がする。

それと、現代のスペイン(日本もですが)では亀の手(岩場に生えてるヤツね)くってます。あれも多分ローマ時代からの伝統なんだろうなぁ。

120:世界@名無史さん
04/11/30 09:22:42
鹿児島や宮崎のヤツが焼酎を生で飲む、あれみたいなものか。

121:世界@名無史さん
04/11/30 14:34:54
有明海沿岸でもイソギンチャクを食べる。
この辺りの方言でイソギンチャクは「わけのしんのす」。
直訳すれば、「若い衆のケツの穴」

122:とてた ◆0Ot7ihccMU
04/11/30 21:15:54
カメノテやフジツボ、ヒザラガイは美味しいですよね。

磯に行くのにはカナヅチやマイナスドライバーが必須です。

123:世界@名無史さん
04/11/30 21:19:06
>>117
素朴な疑問なんだけど、水よりアルコールのほうが沸点が低いんだから
水分よりもアルコールが先に飛んでしまうような気がします。
実際、ウチにもアルコールが飛んじゃって気の抜けたようなウィスキーがあるし。
つか、捨てろ>俺

124:世界@名無史さん
04/11/30 21:19:49
>>121
ウホッ

125:世界@名無史さん
04/12/01 00:50:11
>>109
キケロの日記に「海栗と鮑を混ぜて煮込んだスープが美味いという」という記述がありますね。
(『シーザーの晩餐』の孫引きですみません)
味はこんな↓感じかな?
URLリンク(www.hi-net.ne.jp)

126:世界@名無史さん
04/12/01 01:05:31
全然話は変わるけど貴腐ワインって美味しいんですか? 太陽王曰く 「王のワインにしてワインの王なり」

127:世界@名無史さん
04/12/01 01:13:07
>>125

ああ、「苺煮」美味いよね。八戸駅そばの物産館で缶詰売られている。

128:世界@名無史さん
04/12/01 02:58:37
>>126
甘い。
味醂に近い。

129:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/12/01 05:05:11
>>120
そのように私はイメージしております。
ただ、南九州では「生で飲む」方が格好が良いと、
みなされていそうな/みなされていた気がしますけど。
後、「南九州人が文明的でない」とは私は思ってませんので、
それだけは申し述べておきますw

>>123
お答えさせていただきますと、
素焼きの壺に保存していたので、
(素焼きの焼き物は口は密封していても、気体は透過可能)
分子量の小さい水分だけが蒸散し、
分子量の大きいアルコールは残ると言う説明がなされています。

適切な譬えか、今一、自信はないですが、
長期間熟成の泡盛が円やかになることを想起して下されば有り難いです。
(泡盛は蒸留酒、葡萄酒は醸造酒なので、
 単純な比較は危険なのは承知していますけど)

ほぼ唯一伝わっている「当たり年」前121年に造られた葡萄酒が、
「澱のようになっていて飲めたものじゃない」といったようなことを、
キケロが『ブルトゥス』で述べている点が、この推測の一応の根拠です。

130:世界@名無史さん
04/12/01 09:07:59
げげっ そんなに甘いのか 味醂ですか… ありがとうございます128

131:世界@名無史さん
04/12/01 10:48:51
>126
太陽王の言っているのは、Tokaj Eszenciaのことですね。
128さんの言うようにとても甘く独特の風味があります。
日本で手頃に飲めるのはTokaj aszu 3~5 puttonyosで、
デパートで買っても3000円以内ですみます。
puttonyosというのは甘さの尺度で、伝統的な木製の葡萄の容器をputtonyと呼び、一かご25Kg。
これを1単位として、ベースになる辛口のワイン1たる(136l)に何単位を加えるかで
甘みの加減が決まります。それぞれの1lあたり糖分含有量は3=60g,4=90g,5=120g,6=150gで、
7puttonos以上に当たるAszu Eszenciaは180g以上の含有量を持たなければなりません。
この上の極上品,Eszenciaは糖分が1lあたり750gを超えることもあるほどの甘さですが
その洗練された甘みと芳香は 「王のワインにしてワインの王なり」と呼ぶにふさわしいものです。
(他のフランス人からは異論が出そうですがw)
昔は媚薬としても珍重されたというのも頷けます。
なお、このワインの葡萄品種はハンガリー独特のFurmint種で、他の貴腐・アイスワインの葡萄品種
Gewurztraminer,Muscadelle,Riesling,Semillon等と一線を画した独特の個性が魅力です。

132:世界@名無史さん
04/12/01 11:46:19
トカイワインって高いものだとばかり思ってましたよ デパートで買えるものもあるんですね 当方学生ですが赤よりは白が好きです 今度試してみます ありがとうございます

133:世界@名無史さん
04/12/01 12:30:39
ワインもいいが、おかげで日本酒の消費量が減っているらしい。
悲しいな。

皆もっと日本酒を飲もう。

134:世界@名無史さん
04/12/01 13:53:19
飲みたいんだけど、いわゆる「銘酒」の誉れ高い酒はみんな一升瓶なんだよねえ。
漏れは、量より質でいろんな酒が飲みたいほうなんで、
もっと小瓶で売ることを考えて欲しいなあ。

135:世界@名無史さん
04/12/01 16:17:17
>>134
新潟県在住だけど、地元の蔵元の酒なんかは5合瓶以下のやつも見かけたりしますよ
所謂「銘酒」といわれているやつでも5合瓶以下の大きさの物は存在してると思います
が、ほとんど地元で消費されちゃうと思う(w





136:世界@名無史さん
04/12/01 18:34:06
日本酒ってのは本来地元で殆ど消費してしまうもんだ。

137:世界@名無史さん
04/12/01 18:37:59
地震で、越後の蔵元も相当被害があったそうだな。

138:世界@名無史さん
04/12/02 02:57:20
>>129
一般的には、「薩摩人は酒の飲み方からして野蛮だ」という評価と思う。

139:世界@名無史さん
04/12/02 03:37:17
>>137
安芸灘地震の時にも地元の酒蔵が一つつぶれた。
醸造タンクが破損してしまったため、そのまま廃業したそうだ。
辛口で結構好きだったんだけどな。

江戸時代には名の知られた酒所だった三原も、今では見る影も無い。
スレ違いスマソ。

140:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/12/02 17:59:20
>江戸時代には名の知られた酒所だった三原も、今では見る影も無い。
かつては『和漢三才図会』にも出ていたのですが。同じく全国的に有名であ
った鋳物・鍛冶(刀)も今は碌に見られませんね。
今やメジャーな小京都尾道・竹原に挟まれた、面積だけのマイナーな町。
以前まちBBSを覗いてみたら、城跡を壊して箱モノを建てれば活性化に
繋がるという意見ぐらいしかありませんでしたし、お先真っ暗です。

141:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/02 22:47:20
>137,139
阪神大震災の時にも世界長、瀧鯉と言った酒蔵が壊滅した。灘五郷の1/4の酒蔵が震災
とその後の不況で廃業。
伊丹にあった日本最古の酒蔵、岡田家酒蔵も被害に遭い、解体修理されている。


142:世界@名無史さん
04/12/02 23:09:04
日本酒ってほんと勢いないな…。

143:世界@名無史さん
04/12/02 23:14:54
>>132
その「トカイワイン」だが、そこそこ良さげなお値段のモノを
知人のハンガリー土産として頂戴したことがある。

ラベルには仰々しく「ワインの王様・王様のワイン」とラテン語の文句が載っていた。
おおっ、これは!と小躍りしつつ封を開け、そりゃもう・・・ワクワクしながら味わったよ......。
果たして、お味は,

1口目 ・・・?
2口目 ・・・・・チョーヤ ?
3口目 ・・・・・・・チョーヤ ?

何度味わっても「チョーヤの梅酒」でした。(笑)
・・・中身すり替えられたんだろか?
って、まさか。(笑)(笑)

144:世界@名無史さん
04/12/03 00:06:31
梅酒もって逝け

145:アクィラ或いは秋爺 ◆0fUIPC892c
04/12/03 00:40:37
>>136
ワインも本来は同様でしたが...
最近は、旅しまくってますね>ワイン

>>138
薩摩人自身は、そう思ってないでしょうけど。

>日本酒
6合瓶(720ml)は、結構出回ってませんかねぇ。
ポンシュは辛口しか駄目な私は、外れを引くのが嫌で、
比較的、飲まないことが多いです。
(好きな類の日本酒はトコトン好きですが)

146:世界@名無史さん
04/12/03 00:48:03
ワインは紀元前から旅しまくってたじゃん。

147:アクィラ或いは秋爺 ◆0fUIPC892c
04/12/03 01:07:30
>>146
仰るとおりです。
vinum Falernusなどは良い例ですね。
(ブリタニアや帝国外からも発見されてます)

昔、イタリアに滞在していたことがあるので、
ついつい、地元で消費される安ワインが浮かんでしまいました。
箴言「ワインに旅をさせるな」にも引っ掛かてますね。

148:アクィラ或いは秋爺 ◆0fUIPC892c
04/12/03 01:09:01
>>147修正
vinum Falernumでした。

149:世界@名無史さん
04/12/03 19:09:36
日本のコメ料理は1種類?=世界コメ年の記念冊子

 【ジュネーブ2日時事】世界コメ年の今年を記念して約100カ国、
300種類のコメ料理の作り方を紹介する冊子が2日、国連から発表された。
40人の国連スタッフが編集したものだが、日本で取り上げられたのは
「トリメシ」と称する炊き込みご飯だけ。一方、インド、イラン、イタリア、
フィリピンは10種類以上が掲載されるなど、地域的なバランスに
やや疑問が残る内容となっている。
----
※引用元配信記事:URLリンク(www.jiji.com)
※時事通信社の時事ドットコム( URLリンク(www.jiji.com) )2004/12/03配信

150:世界@名無史さん
04/12/03 19:22:14
寿司や茶漬けは「コメ料理」じゃないのか?

しかし日本は米を「主食」、西洋では「調理素材」と見ているから、確かにコメ料理そのものの数は少ないかもしれない。

151:世界@名無史さん
04/12/05 02:16:20
現代日本人は魚でも肉でも生食を有難がる傾向がありますが、
これはいつ頃からのことなんでしょうか?
当時の保存技術や寄生虫のことを考えたら正気と沙汰とは思えませんが。
メリットとしたら燃料節約しか思いつきませんが。

152:世界@名無史さん
04/12/05 02:29:53
実際蟲飼いまくり
中途半端に知識が薄れた時代になると、川魚まで生で食って致命的なモノ飼っちゃう人が増えたそうな

153:世界@名無史さん
04/12/05 02:35:09
確か生食が控えめな西欧でも
塩蔵生ニシンでアニサキス多発しまくりだったような

アイヌの食文化にはルイベといって冷やして寄生虫殺してから程よく解凍してから食べる習慣があるが
山陽東北以外の本州で同じ事はできそうにないしなあ

154:世界@名無史さん
04/12/05 15:00:20
>151
 昔は握り寿司でも、必ず下調理してから握っていたといいますからね。
今のように、生の切り身をそのまま、というのは、冷蔵が一般に普及して
からだそうな。

 今でも、伝統的な江戸前寿司の老舗だと下味を必ずつけて握る(だか
ら、醤油皿がない)というところもあるとかいうけど、そういう高級な
寿司屋には全く縁がないな…。

155:世界@名無史さん
04/12/06 02:18:46
そういえば、糞尿を肥料にするところは野菜を生で食べる習慣があまり発達しなかった、
というのをどっかで読んだことがあるな。

156:世界@名無史さん
04/12/06 02:28:38
日本でも、戦前までは野菜の生食があまり流行らなかったね。

157:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/06 02:38:15
>151~
ショウガ、ワサビなどに含まれるアリル油は寄生虫を殺す働きがありますが、
長時間漬け込まないと効果はありません。
酢や醤油にしても殺菌効果は若干ありますが、これまた長時間漬け込むか、加熱
するかしないと有効ではありません。
江戸時代の寿司は生とはいえ、かなり下ごしらえをしたものが多く、今のように
生で食べると言うのとはかなり違います。
もともとの寿司自体が魚と米をあわせて乳酸醗酵させたものですから、保存食の
意味合いが強いです。

158:世界@名無史さん
04/12/06 10:42:18
>>145
この夏に祖母がなくなりまして、葬式に博多に行ってきたのですが、親戚が
九州中から集まってました。
どうやら、宮崎、熊本、鹿児島に関しては焼酎を水で割って飲むと言う飲み方は
一般ではないようです。
ただ、それも40歳以上の方に多く、若い人はロックか少し水割りで飲まれて
ました。
夕方頃から飲み始めて、日が変わるころには全員酩酊で煮え煮えでした・・・。

159:世界@名無史さん
04/12/06 21:54:49
んなことだから、東征においてれるんだよ。

160:世界@名無史さん
04/12/06 23:22:17
地方の県では、自身の県の発展が立ち行かない原因を歴史的な事例に求める傾向がある。
東北では、「散々飢饉には苦しめられた土地柄だし、戊辰戦争の賊軍だから・・・」
で、戊辰戦争に勝った薩摩長州では、「有能な人間は全て東京に行ってしまったから。」
薩摩では、「地元に残った有能な人間もみんな西南戦争で死んでしまった」というおまけがつく。
日向の国では、「有能な人間はみんな神武天皇と一緒に大和の国にいってしまった」というからすごい。

などという話を、十年以上前に某地方紙コラムで読んだ。

161:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/12/06 23:39:05
某大学教授が、「古代日本における日向の文化レベルの低さ」を説いた
ところ宮崎出身の学生が「今の宮崎の物価や名物」を持ち出して怒り出
した上、卒業論文の題目に日向中心史観の偽書を本物と信じて選択し
たので難儀した、という話がありましたね。

発展というなら、広島→関ヶ原・京都→明治維新でしょうが、県民性な
るものには気候はほとんど影響を与えておらず、歴史的経緯・環境が大
きいという指摘があります。
実際、気候は性質を味付けしても素材自体にはなりえない様で。
(と、無理矢理「味」の話でまとめてみました)

162:世界@名無史さん
04/12/06 23:48:40
広島だか長崎のピカドンのあと、最初に芽吹いた木は夾竹桃だった。
そのためこの植物は「復興のシンボル」とされている。
しかしある女性は言う。「あの花の毒々しい色は、ピカの火傷でズルムケになった肌から見える肉のようだ。怖い!」

さて、この夾竹桃は植物全体に毒を含んでいる。焚くと毒ガスを発する。
アレキサンダー大王の軍が野営でこの木を知らずに焼き串や薪に使ったため、多数の死者が出たという。


163:世界@名無史さん
04/12/07 00:42:34
>>161
地理的に近いだけあって、捏造史観に囚われた上に火病るのか。

164:世界@名無史さん
04/12/07 00:55:53
夏に咲く花夾竹桃、戦争終えたその日から…♪

広島の学生はみんな学校で歌わされるなw

165:世界@名無史さん
04/12/07 11:58:04
9千年前、中国に酒=つぼの破片に発酵かす-
中東と並び世界最古級・国際調査隊

 中国河南省にある約9000年前の新石器時代の遺跡で見つかった
つぼの破片から、コメやはちみつ、ブドウなどで造られた酒のような
発酵飲料のかすが6日までに検出された。米ペンシルベニア大や中国
科学技術大などの国際調査隊が化学分析を行った成果で、米科学アカ
デミー紀要の電子版に発表される。
 中国でこの時期に発酵飲料が造られていたことは、つぼの形状など
から推定されていたが、化学分析で証拠が明らかになったのは初めて。
中東で造られていた大麦のビールやブドウのワインと並び、世界最古級
の発酵飲料だという。 
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

166:世界@名無史さん
04/12/07 14:18:38
河南で9千年前の米、というところに興味と疑問がある。河姆渡より古い。

167:世界@名無史さん
04/12/07 19:00:01
蜜酒とワインとどぶろくの混合物か

168:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/12/07 23:19:28
>>158
鹿児島出身者と結婚した友人が、
相手の実家に挨拶に言った時に、
同様の光景に遭遇していたと言っておりました。

169:世界@名無史さん
04/12/08 00:36:54
薩摩では晩酌を「だれやめ」(だれる気分を止める)といいます。
琉球では晩酌を「どうぶにのうし」(胴の骨を直す)といいます。

170:世界@名無史さん
04/12/08 23:20:53
泡盛のおつまみには「スクガラス豆腐」が最高!

171:世界@名無史さん
04/12/08 23:40:51
>>168
当方、福岡市出身ですが、鹿児島大学に行くと大酒のみになって帰ってくる
ということになっています。
いとこの一人が鹿児島大学出身ですが、体質的に下戸のため苦労したそうです。

172:世界@名無史さん
04/12/08 23:42:25
やっぱり縄文系の子孫は酒に強いんだね。
アイヌも一般大和民族の三倍酒に強いというし。

173:世界@名無史さん
04/12/08 23:43:34
やっぱり縄文系の子孫は酒に強いんだね。

やっぱり縄文系の子孫は酒に強いんだね。

やっぱり縄文系の子孫は酒に強いんだね。



174:世界@名無史さん
04/12/09 02:30:23
鹿児島といえば、衆道。

175:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/12/09 05:05:54
>>171
成る程。
たしかに九州出身だから飲めるだろうと思っていると、
さして酒が強くない私より飲めない人はザラで、
全くの下戸も意外に多いです。

ただ、この経験則は男性には該当しても、
九州出身の女性で、酒が苦手という人には、
余りお目に掛かった記憶がない。
(飲み過ぎで、忘れてるだけかもしれませんけど)

176:世界@名無史さん
04/12/09 23:16:19
ふと思ったが、醤油なかったら、俺はとてもサシミ食えねえなあ。
醤油のなかった時代は塩付けて食ってたのだろうか。
それとも生のままかじったか。自分は到底無理な食い方。

いやまてまて、そもそも刺身文化自体か醤油類似調味料後に
発達したものと言うのも考えられるな…


177:世界@名無史さん
04/12/09 23:20:15
刺身自体あまり食べなかったよ。
寄生虫や食中毒の問題もあるしね。
伝統的な江戸前寿司は今でも下ごしらえをしてるし。
何でも生で食べる習慣は近代の習慣だよ。

178:世界@名無史さん
04/12/09 23:25:43
いや、醤油が一般化する前は酢で刺身を食べていたよ。
流通の問題で、漁村部だけだろうが。
魏志倭人伝の時代から、日本人は生の魚介類を楽しんでいた。
当時は酢も無いから、多分塩だろうな。

179:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/12/09 23:33:52
膾は記紀の時代からありましたね。酢などをあえて食べる場合と、単
に細かく切り刻んで食べる場合の二種類がありました。
『播磨国風土記』には、猪の膾も登場します。『大鏡』や『今昔物語集』に
登場するのは、新鮮な雉を捌いて生で頂いたもの。
今日の様な刺身が登場するのは室町時代になってからの事ですが、普
及するのは16・17世紀頃まで待たないと行けません。

『今昔物語集』に、猿神が生贄の人間を生け作りにしようとする場面が
あります。調味料つきなので、そのまま引いてみましょう。
「前に、俎に大なる刀置たり。酢塩・酒塩など皆居へたり。人の鹿など
を下して食んずる様也。」
酢塩・酒塩は、名前の通りのものを混ぜ合わせた調味料です。

青森県の三内丸山遺跡からは、生で食べたらしい鯛の骨が出土していま
すね。

180:世界@名無史さん
04/12/09 23:35:51
「煎酒」という酒を煮立てて梅干しや味噌を加えた調味料も、刺身を食べる際に使われたはず。

181:世界@名無史さん
04/12/09 23:49:12
万葉集には、鹿の肉や肝を膾にする、という歌があったな。

182:世界@名無史さん
04/12/10 01:13:21
タイには「ラープ」という、生肉の和え物があるんだよね。
熱帯で、衛生上問題はないのだろうか?

183:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/10 23:12:15
>182
一応、寄生虫の働きを抑えるアリル油を多く含むカーと呼ばれるショウガの一種や葱、ニラ
などを一緒に和えているからある程度は防げるかも知れない。
しかし、生の豚肉と言うにはサナダ虫や回虫の卵を含んでいることがあるので非常に危険だと
は思う。アチキは豚が食べられないので、一緒に行った人には失礼だが添え物の野菜とゆで卵
しか食べなかったので味については何も言及できない。

184:世界@名無史さん
04/12/11 00:16:11
>>178
弥生時代の遺跡から出てきたウナギには、酒もしくは酢に浸けて締めた痕跡が
あるそうな。
酒か酢かはそんなに問題ではない。酒があれば必ず酢もあるからだ。洋の東西を
問わず普遍的。酒から酢は容易に出来る。

猪の膾なら、現在でも宮崎県や熊本県の山間部で食べられている。肝を辛い大根
と和える。
雉ではないが、鶏の刺身は、西日本で広く食べられている。
中央高地では、ヨドミという、シカやカモシカの小腸を中の糞ごと酒粕に漬けて
食べるやりかたがある。冬場は木の休眠芽を食べているので香りが良いそうだ。

185:世界@名無史さん
04/12/11 01:09:06
ご存知のようにイスラム圏では酒がご法度。したがって酒の副産物である酢もご法度。
だからこの地方では、酸味は柑橘類を使って出す。

186:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/11 02:40:46
>185
トルコでは酸味を出すのに葡萄を使ってます。

187:世界@名無史さん
04/12/11 02:46:19
>185

> ご存知のようにイスラム圏では酒がご法度。したがって酒の副産物である酢もご法度。

うわ、戒律に類推解釈があるのか。厳しいな。

188:世界@名無史さん
04/12/11 03:22:41
サウジアラビアの一番厳しい解釈だね。
アルコールを含むもの、アルコールに接触したもの、が一切飲食禁止。

コーランの文面には狭義には「葡萄酒」に相当する字面なので、「ビールや焼酎なら可」
とか、「葡萄酒はダメでも、酢やブランデーは構わない」とか、国・宗門で解釈は
バラバラ。
イスラム教徒だから一様に酢も禁止なんてことはないよ。

189:世界@名無史さん
04/12/11 09:38:50
中央アジアのムスリムは大酒飲み
酒飲まなきゃつき合ってくれない。

190:世界@名無史さん
04/12/11 23:27:55
回教で酒が禁じられている理由だが、これはマホメットが酒が原因の一家惨殺事件を目撃したからという。

さて、イスラム圏では酒の代わりに他の嗜好品、コーヒー、大麻、水煙草など発達しているが、
アラビア半島南部のイエメン国では「カート」という独特の嗜好品がある。
カートはアカザ科の植物で、この葉を生のまま一枚一枚噛む。噛みカスは飲み込んだり吐き捨てたりせずにそのまま口の中に溜め、
頬が「こぶ取り爺さん」のようになるまで噛み続ける。午後、村人が三々五々有力者などの家にカートを持ち寄り、
皆で会話を楽しみながら噛む。噛んで陶酔感と共に、一同になんともいえない一体感が生まれる。
このときの感情を「ソロモンの時」という。

しかしカートの産地はイエメンコーヒーと競合するために国際収支に影響を与え、
さらにカートを噛んでゴルフボール大、果てはソフトボール大に膨れた頬はどうしても滑稽に見えるため、
次第次第に若年層、インテリ層にカート離れが始まっている。

191:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/12 01:53:02
>190
コーヒーについては"ザムザムの黒い水"として珍重する一方で、ムハンマドの時代には
コーヒーはまだアラブには入っておらず『コーラン』にも記述が無いとして禁止している
派もあります。
カートについては、イエメン人の友人が「あれは何をする気も無くならせるのでやらない
方がいい。」と言っていましたが、どこでも生えている樹らしく首都以外ではまだまだ社交
手段として根強い人気だそうです。

192:世界@名無史さん
04/12/12 01:56:48
じゃあ煙草は?あれもムハンマドの時代には旧大陸に存在しない。

193:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/12 02:21:51
>192
タバコも厳格な派ではファトワで禁止されています。

194:世界@名無史さん
04/12/12 08:10:23
回教で豚が禁じられている理由だが、これはマホメットが生焼けの豚肉を食って大当たりしたから

195:世界@名無史さん
04/12/12 13:31:05
もともとコーヒーはイスラム圏で愛飲されていた飲み物である。
このために伝来当所ヨーロッパでは「異教徒の飲み物」として嫌われ、さらに色が度どす黒くて興奮性があるため
「悪魔の飲み物」とまで言われていた。
しかし試しに飲んでみた時のローマ教皇クレメンス六世はその味と香りに惚れこみ、
「こんな美味いもの、悪魔だけに飲ませておくわけにはいかない」と
コーヒーに「洗礼」を授け、コーヒーを公認したという。

196:世界@名無史さん
04/12/12 18:52:45
>>191
コーランに無いから禁止、なんて宗派は無いよ。
コーランで植物での摂食禁止は有毒なものだけ。
加工方法については、コーヒーに該当しそうなものといえば「炭を口にしてはならない」
ではないかな?
結構後の時代、オスマン帝国のアラビア領有の頃になっても、まだ、黒くなるまで炒った
コーヒー豆が炭か否か、煮出し汁を飲むことが「炭を口にしてはならない」に抵触するか
しないかでモメてた形跡がある。



197:世界@名無史さん
04/12/12 19:00:50
>>176
今でも、鱶とか鯉とかは酢味噌で食べる。
共和えと言って、生の魚を同じ魚の塩辛で和える食べ方もある。

万葉集に酢醤醢と出てくるから、少なくと、奈良時代には酢味噌に近いものは
あっただろうし、魚醤と塩辛は厳密には区分しがたいものだから、酢、味噌、
魚醤醢で食べていたんではないかい?



198:世界@名無史さん
04/12/12 20:26:18
自転車さんとやら、頼むから
コテハン付けて来るの堪忍してくれないか。
あなたのカキコ何よりも、
そのあとのみんなの反応が、・・・スレの雰囲気悪くなるのが・・・。


199:世界@名無史さん
04/12/12 20:55:09
>>191
コーヒーは古くはイスラム教の高僧が徹夜の祈りに耐えるために
眠気覚ましとして密かに飲んでいた。
当初はイスラム寺院に独占され貴重なものとして扱われ、
一般人は全く飲んでいなかったようだが。


200:世界@名無史さん
04/12/12 22:57:54
バルカン半島には、オスマントルコ支配の影響でコーヒーが伝わったが、
このコーヒー飲用の風習を現地民は半ば自嘲気味に語る。

トルココーヒーもギリシャコーヒーも粉末を煮出す方式のモノだが、
ギリシャ人に「製法が同じ」というと怒られる。

201:2ちゃんねる・糞カキ人夫放談
04/12/12 23:05:53
>>191 >無くならせる ・・・この馬鹿が。それを言うなら「失くさせる」だ。
妙チキリンで可笑しな日本語使うな。ヴォケ。それともオマエが育ったB民・賎民部落の方言か?w
そんな馬鹿げた言語感覚で、できもしない外国語の下手な糞ウンチクなんか垂らすな。馬鹿。
しかも人様のなんの誤りもない文章を指して、日本語を頑張れという低脳さ丸出しの低能小僧が。
なにより人様の日本語を云々する前に、まずオマエの糞っカスな「糞カキ人夫語」から正せ。この糞カキ人夫!

>コーランとコーランと引用を気取るわりには
激しい誤爆が際立つよな。この馬鹿。てか、馬鹿以下の屑。屑以下の糞。糞以下の糞カキ人夫。w
さてその後、亜細亜板のこのスレはどうなった?

URLリンク(www.soutokuhu.com)
てか、いつまでその馬鹿丸出しの大ウソつき続けりゃ気が済むンだ?この糞カキ人夫!
おまえがムスリムだって?聞いて呆れるな。この糞カキ人夫! 誰もそんな話信じやしないんだよ。この糞カキ人夫!
普段、人の目の前で、酢豚も豚の角煮もやきとんも、手当たり次第バカスカ喰らい付くし、酒もビールもカッ喰らって、
そのウンコ面の南方土民顔を真っ赤にさせてる香具師はどこのどいつだ?????

イヤ、アチキの宗派は豚も飲酒も許される戒律緩いハナーフィー派とかなんとか云い出すんだろな。この糞カキ人夫は。
いつまでそんな馬鹿げたホラ話続けるつもりだ?この糞カキ人夫!
だったら会社にはチャンと届けてあるんだよな?w
まあ、そんな大ボラも自分の不幸な生い立ち・境遇と訣別するための、心安らぐ手段というわけか。哀れだな。

一昔はあからさまにツイていたウソも、正体晒された最近では、より巧妙にさりげなく出して来るから、尚更要注意。
2chのみなさん、こんな詐欺師の騙りにくれぐれもだまされないように。


202:世界@名無史さん
04/12/12 23:19:10
ほら、やっぱり湧いて出た。

203:世界@名無史さん
04/12/12 23:26:43
自演乙。

204:世界@名無史さん
04/12/12 23:44:38
タイとラオスは隣国同士だが、タイでコーヒーを注文すると砂糖とミルクをたっぷり入れたインスタントコーヒーが出てくる。
ラオスでは、フランス植民地時代仕込みの上手く淹れたコーヒーに、練乳をいれたのが出てくる。


205:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/12 23:54:48
>204
ベトナムのコーヒーもうまいね。最近喫茶店でよく頼んでしまう。

206:世界@名無史さん
04/12/12 23:59:22
いい加減名無しになれ!
さもないと貴様も荒らしと見なすぞ!

207:世界@名無史さん
04/12/13 00:48:03
>>197

「共和え」というのはすり潰した肝で身を和えたものではなかったか?

208:世界@名無史さん
04/12/13 07:58:42
夜通し祈りをささげるイスラム教の僧侶にとって、コーヒーは大変魅力的なものでした。
そのため回教徒寺院内に秘蔵し、門外不出の妙薬として独占しました。
コーヒーは、600年間もの長い間、厳重なイスラム教徒の下に置かれ、
一般の人に飲まれることはありませんでした。そしてその間は夜通し行う
宗教儀式の前に眠気を払う霊薬とされたのです。


209:世界@名無史さん
04/12/13 08:43:50
( ´∀`)σ)∀`) ホントカナー

210:世界@名無史さん
04/12/13 09:39:05
>コーヒーの発祥は?

> コーヒーの発祥には、いくつかの伝説と記録が残っていますが、それらを総合する
>と、9世紀前後にエチオピアで飲み始められ、アラビアに伝わったと考えられていま
>す。もっともこの頃のコーヒーは、僧侶たちの夜の勤行のときに眠気を覚ます秘薬と
>して、イスラム教寺院で独占的に用いられていました。飲み方も、生豆を乾燥して煎
>じたものを薬として飲むものでした。






211:世界@名無史さん
04/12/13 19:47:18
エチオピア南部では、コーヒー豆のみならず「コーヒーの葉」をも食用にする。

朝にコーヒーの葉を摘みとって擦り潰し、それに葱、大蒜、さらにカルダモン、唐辛子、塩を加えて煮出したスープと、
エンセーテ(バナナに似た植物の地下茎)を蒸したものがこの地方の定番朝飯メニューである。
コーヒーの葉には豆以上にカフェインが含まれるので、眠気覚ましには良い。

昼下がり、今度はコーヒー豆を煎ってから挽いて煮出し、豆菓子をつまみつつ皆で飲む。
このときのコーヒーは必ず三杯飲まなければならない。一杯目、二杯目、三杯目、それぞれ特別な名がある。
空間の演出にも気を配り、香をもうもうと焚いた中で儀式のようにいただく。

夕食。このときは代表的なエチオピア料理、インジェラとワットである。
インジェラはエチオピア特産のテフという穀物の粉末を水に溶いて乳酸醗酵させ、薄焼きにした酸っぱいパン。
これに、「ワット」という香辛料をたっぷり効かせた肉の煮込みをかけて食う。
エチオピア正教の断食時には、精進もののワットを食う。

212:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/14 00:39:39
>211
コーヒーセレモニーですな。
大阪のエチオピア料理屋でコーヒーセレモニーができると聞いていたんですが、炭火
を使いものすごい煙が出るために消防署に止めるよう注意が来たとかで体験できません
でした。一度、エチオピアの本格的コーヒーセレモニーを体験したいですな。

213:世界@名無史さん
04/12/14 08:58:05
粘着はNGワード登録してスルーが一番

214:世界@名無史さん
04/12/14 15:47:31
日本で喫茶店といえばコーヒーにはこだわるが、茶の類は紅茶専門店を除けば実に手抜きしている。
コーヒー嫌いな俺は、それが実に不満である。日本茶、紅茶の専門店をもっと増やして欲しい。

215:世界@名無史さん
04/12/14 15:52:48
>>213 それなら「自転車小僧」をNGワード登録してしまうのがbest! w


216:糞カキ人夫のB民小僧 ◇IBmI/K76EY
04/12/14 16:09:42
>>204-206 ベトナムの肥溜めも臭いでふ。最近入った喫茶店に
ベトナムの風景写真が飾ってあり、その中の天秤棒担いで行き交う人々に
思わず、肥え桶担いだ糞カキ人夫(アチキ(自転車小僧)の本来あるべき)の姿を
ダブらせちまいまひた。w

>>211
コーヒーセレモニーでふな。
大阪のエチオピア料理屋でコーヒーセレモニーができると聞いていたんでふが、炭火
を使いものすごい煙が出るために消防署に止めるよう注意が来たとかで体験できまへん
でひた。一度、エチオピアの本格的コーヒーセレモニーを体験したいでふな。
もちろん、手ぶらで参加はしまへん。
アチキ(自転車小僧)特製の臭~い糞茶と、馬糞の糞玉持参で押しかけるつもりだふ。

火と煙といえば、アチキ(自転車小僧)の大好きな猫料理をひとつ紹介しときまふ。
URLリンク(dolby.dyndns.org)

ついでながら、「何でも食える」 頑丈な胃袋自慢の糞カキ人夫として、
食い物のスレなら板を問わず、ゴキブリのようにアッチャコッチャと顔を出す
ゴキBのアチキ(自転車小僧)にちなみ、ココも紹介しときまふ。
URLリンク(www.consumptionjunction.com)


217:世界@名無史さん
04/12/14 16:46:44
!?

218:世界@名無史さん
04/12/14 16:51:39
>216のリンクは当然グロだから、見ないように。

219:213
04/12/14 20:25:42
>215
あなたが自転車小僧氏の書き込みが嫌いならそれで結構。
人それぞれだし。
わたくしはそうではないので粘着のみNGワード登録するけどね。
粘着にマジレススマン>粘着以外の全員

220:世界@名無史さん
04/12/14 22:40:19
以前何かの本で「エチオピア人の平均寿命が短いのは、辛いワットとコーヒーの多飲のせいだ」という説を読んだが
本当かね?

221:世界@名無史さん
04/12/15 03:06:29
それ以前に、政情不安で治安が悪い上に、マラリアの慢性的発生地域、ついでに長らく飢餓地帯だから、
長生きするのが難しい。

222:世界@名無史さん
04/12/15 12:11:11
日本料理は栄養のバランスがいいという。しかし実際には、韓国料理のほうがもっと栄養バランスがいい。
なのに日本人のほうが平均寿命が長い。何故か?

これは、韓国料理が香辛料使いすぎで、さらに彼らが腹八分目を守ることない大食いだからだ、という。


223:世界@名無史さん
04/12/15 20:00:54
もしも半島がロシアに併合されていたら、真露入りのロシアティーやら
キムチ入りのピロシキやらが出来たのかね?

224:世界@名無史さん
04/12/15 20:03:56
それよりも半島全域にアル中が増える可能性がずいぶん高い

225:世界@名無史さん
04/12/15 20:24:45
韓国料理から香辛料をとったら
それはもう韓国料理と呼べなくなる料理になる気がするんだけど

226:世界@名無史さん
04/12/15 20:32:33
日本料理にニンニクと肉足したようなものになるのかな?

227:世界@名無史さん
04/12/15 20:35:54
香辛料取った分中国から色々流れてきて、50年もありゃ中華化完了するだろう

228:世界@名無史さん
04/12/15 20:41:21
半島ネタ出したとたんに一気に盛り上がるねw

229:世界@名無史さん
04/12/15 22:34:27
韓国料理には揚げ物と炒め物が少ない気がするが、
食用油が貴重だったせい? ごま油はよく登場するのにね。

230:世界@名無史さん
04/12/15 22:37:18
朝鮮の調理器具は「釜」が中心だったからじゃないか?
これは煮込みにはいいが、炒め物には向いていない。

231:世界@名無史さん
04/12/15 22:37:40
などと自演してみようかな

232:世界@名無史さん
04/12/16 00:09:57
朝鮮語で揚げ物をティギム、炒め物をポックムというから無いことは無いと思うが。

233:カルトフュラクス
04/12/16 02:53:01
すくなくとも、揚げ菓子はある。

ヤックァ、ジュアク、メジャックァ、マンドゥクァ、カンジョン。
でも、作るの面倒そうだから、まだ食べたことはないなあ。
食べた人報告希望!

234:世界@名無史さん
04/12/16 02:57:37
>>233

それらの漢字表記は?

235:世界@名無史さん
04/12/16 03:14:53
名前があっても大半の人が実物に接したことがないなんてことはよくあることで……

236:世界@名無史さん
04/12/16 03:47:00
名古屋人の70%がういろうを食ったことも無いなんてことはよくあることで・・・

237:世界@名無史さん
04/12/16 11:13:02
しかし、ミソカツはほぼ100%食しているということはよくあることで……

238:カルトフュラクス
04/12/16 15:01:22
≫234
薬菓、助岳(チョアク、昔はこう書いたらしい)、梅雀菓、饅頭菓、剛釘(糠精・強情とも。何でも強壮作用があるから、とか。単に昔は甘い=高カロリーものが貴重だったからでは?と突っ込みを入れたい気もする)。

なんか、蜂蜜結構大量に使うんよね。蜂蜜いいもん使わないと、くどそう。そして上等の蜂蜜は高い(泣)。

239:世界@名無史さん
04/12/16 15:25:43
朝鮮の通信使は日本料理について「淡白で物足りない」という感想を述べているが、
菓子については絶賛している。

日本の菓子は砂糖をふんだんに使っているのに対し、砂糖が手に入らない朝鮮の菓子は
蜂蜜や水飴で甘みを出すしかなかったからである。

240:松月院 ◆Pzcfj55Piw
04/12/16 21:02:38
たしかに「和菓子」って印象は地味だけど、おいしいと思う。
和三盆とかいう超高級なお砂糖を使ったものなら、生菓子でも干菓子でもね。
自分が好きなのは、特に京風の高級生菓子。
見た目も綺麗でパステルっぽい色でかわゆいのが良い。
こんな日本の「高級和菓子」には、食通で味にうるさいフランス人も飛びついたという。
ちょっと前にたしか雑誌の特集だったと思うけど、パリで静かなブームなんだってさ。
・・・他にも、高級どら焼きか、見た目に地味な利休饅頭とか好き。


241:世界@名無史さん
04/12/16 23:24:58
飛びつくというか
あの見た目がいかにも甘くておいしそうだしなあ

242:世界@名無史さん
04/12/16 23:25:17
まあ、和菓子には脂肪がほとんど含まれないから、「ヘルシー」という意味でブームになるかもしれん。

243:カルトフュラクス
04/12/17 01:20:10
≫239

確かに、『日東壮遊歌』の金仁謙は、飴買い食いして、「うちらのカンジョンより、ウマー」やってるし、
『海游録』の申維翰さんは、カステラ食ってウマー、やってるな。

帰り道、申維翰のおっさんは、蜜柑食いまくって、挙句の果てに、
「私の腹の中の蜜柑が化して、良い詩が出来る」みたいな事言っちゃってるし(笑)。

全般にかなり、甘味類はお気に召したらしい。

ところで、マンドゥクァと日本の唐菓子のブトって、そっくりなんですけど。
誰か、ブト食べたヒトっていませんかね?
あれって、どんな味つけなの?



244:世界@名無史さん
04/12/17 03:44:43
朝鮮の食い物のことは、中華料理スレへ逝けよ

245:世界@名無史さん
04/12/17 08:04:25
支那と朝鮮の区別がつかない馬鹿ですか?

246:世界@名無史さん
04/12/17 11:44:46
ゴキブリのようにわいてくるな嫌韓厨
そんなに嫌いならパチンコ屋のひとつでも爆(略

247:世界@名無史さん
04/12/17 18:09:33
朝鮮は長らく支那の属藩で、朝鮮史は即ち中国史の一地方史だからだ。

248:カルトフュラクス
04/12/17 23:48:55
まあ、朝鮮が中国の一部なら、ベトナムもそうなるぞ、と反論を試みてみる。

で、多少離れて・・

日本のブトと韓国のマンドゥクァは餃子みたいな形と、揚げる点で共通項がある。
多分、どちらも古代中国の製法が名残を留めているんだと思う。

さて、韓国の揚げ菓子は概ね揚げて蜂蜜に漬込むんですよね。
んで、インドやイスラーム文化圏にも、同様に揚げてからシロップに漬ける菓子がある。
にもかかわらず、今の中国でそうゆう菓子があるとは聞かない。

なんでやろなぁ?

249:世界@名無史さん
04/12/17 23:59:06
そういう議論は朝鮮史の専門スレでやってくれない?ここは食い物スレだ。

さて、今日日の「冬ソナ」に狂った奥様達が韓国旅行行きまくったり専用BVDや大型テレビ買い捲るために
エンゲル係数ならぬ「ヨンゲル係数」が上がった家庭の悲劇が以前雑誌に載っていた。

さて、今日近所のスーパーで、キムチ鍋のもととソーセージを抱き合わせて「ブテチゲセット」と名付けて販売していた。
もうバカかとアホかと・・・これも便乗商品か。
このブテチゲ、直訳すれば「部隊鍋」。日本敗戦後や朝鮮戦争で駐留した米軍の放出したソーセージやスパムを
煮込んで鍋にしたのが始まりという。
そういえば沖縄にもスパムの缶詰はしっかり根を下ろしている。やはり肉食の伝統ゆえか。
日本本土には加工肉の食文化はほとんど広まっていないのに。

250:世界@名無史さん
04/12/18 00:01:50
>249は>247へのレスね。
支那の菓子は月餅しか知らない。
繊細な見た目に気を配った菓子は、世界中に和菓子しか無い気がする。

251:世界@名無史さん
04/12/18 00:15:38
>>250
極東の田舎猿らしい発言です

252:世界@名無史さん
04/12/18 00:26:36
じゃあ他国の繊細な菓子の例は?

253:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/12/18 01:55:11
>>252
イタリアで食べた、ベリーが沢山乗ったパスタ(タルトの一種)は、
めっさ美味しかったです。

ちなみにパスタと言うのは、我々が良く知ってるパスタ共々、
粉を練ったペースト状のものを指しているので、
イタリア人にしてみたら、
関西のコナモンは、パスタになるのかもしれませんw

254:世界@名無史さん
04/12/18 01:57:05
じゃあスパゲティを気取った振りして「パスタ」と言うのは間違いなのかねえ?

255:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/12/18 02:06:36
>>254
それも粉ものですから、問題有りません。

256:世界@名無史さん
04/12/18 02:44:12
いや、麺だろて

257:世界@名無史さん
04/12/18 13:12:45
ってことは、なにか? 
ギョーザも肉マンも、はたまたラーメンまで「パスタ」ってわけか。


258:世界@名無史さん
04/12/18 13:15:01
中華では「点心」で総称されるアルヨ

259:世界@名無史さん
04/12/18 13:25:43
ていうか、支那では小麦粉製品はすべて「麺」だよ。
日本で言うところの「麺」は、麺条という。

260:世界@名無史さん
04/12/18 14:34:39
タコヤキは麺でありパスタだったのか!

261:カルトフュラクス
04/12/18 14:43:18
小麦粉以外で作られたヤツも、麺条に含めても平気かな?
蕎麦とか、ベトナムのフォーみたいな米粉製のヤツ。
それとも、別の言い回しがあるのかな。

262:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/18 15:03:51
>261
米の麺は米粉、ベトナムのフォーみたいなものは河粉とか粿条と言います。
豆で作った春雨麺は粉絲と言います。
そば粉で作った麺状のものは(悠-心)麺と麺を使いますね。
後、日本料理として伝わった麺類は蕎麦麺「そば」烏冬麺/烏龍麺「うどん」
と呼ばれています。
たこ焼きは章魚丸と呼ばれていますが、中国で言う点心とみなされているが
どうかはビミョー。

263:世界@名無史さん
04/12/18 18:27:42
そういやマカロニは「通心麺」だったなあ。

264:カルトフュラクス
04/12/18 19:05:53
≫262
≫263
そうか、外国から入ったものもどんどん漢訳してるのね。
うどんは、最早こんとん(IMEパットででないけど、わかりますよね?)ではないのか。

悠-心、とは上が悠で下が心の漢字、と言う事でしょうか?

265:世界@名無史さん
04/12/18 21:34:11
麩も麺麭も麺なん?

266:世界@名無史さん
04/12/18 22:49:23
コン飩(コン、は食篇に昆の字)は現代中国ではワンタンのことだね。
以前台湾で屋台街を巡っていたら麺料理の店があり、看板に「烏龍麺」、日本うどんの文字があったので注文したが
発音が悪かったのかワンタン麺出された。
ちなみにワンタン麺は30元、烏龍麺は60元。どうしてうどんの方が高いのか、はわからない。

267:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/19 01:45:30
>264
>悠-心、とは上が悠で下が心の漢字、と言う事でしょうか?
悠から心を抜いた字です。

>265
麩は日本と同じ物が見当たらないけれど、麺筋と言うものがあります。

268:当方理系
04/12/19 03:28:49
>>95
実家は広島の薬局です

屠蘇の元は普通に売ってました
正月前には結構売れてました、夕食時に父親が腹を立てながら
「他にも何か買ってけ」みたいなことを言ってたのを覚えています
その後、長野、宮城ではあんまり話し賀でなかった記憶があります
やっぱり西日本特有なんですかねぇ・・・

各地域の方の話も聴いてみたいです

269:世界@名無史さん
04/12/19 06:46:02
長野県あたりがしっかり日本の領土になったのは聖徳太子のいた頃、宮城県のあたりは
平安時代に入ってから。
だから、まだ、日本になりきってない部分が残っているんだろう。 


270:世界@名無史さん
04/12/19 15:06:01
聖徳太子の頃からしっかり統治されてないと日本になりきってない
部分があるってのは、色々と問題と誤解を招きそうだね。

271:世界@名無史さん
04/12/19 16:44:23
全くの私見なんだが、歴史というものは在る程度、順を追って積み重ねて発展するもの、
途中の段階を飛ばして一跳足飛びには発展しないものだと思っている。
聖徳太子の居た頃とか、そのすぐあとの大化改新とかは、西洋史でいうところの
同盟市戦争とかアントニヌス勅令とかに相当する重要な局面だよ。つまり、古代の部族制
国家からの脱却だな。
これが無いから、将門の乱、木曾義仲の狼藉、鎌倉幕府の御家人制と、部族国家的な習俗が
随分と後にまで残ってしまう。結局のところ、東日本の部族制的な習慣は、明治の廃藩置県
まで続いてしまう。

272:世界@名無史さん
04/12/19 17:15:22
わらえるね

273:アクィラ ◆0fUIPC892c
04/12/19 22:15:09
普通のパスタの種類については、
URLリンク(www.pasta.or.jp)
をご参照下され。

ただ、イタリア語のpastaには、
「~ di pane(パン生地)」等のように、
ペースト、練り粉の意味があるので、
タルトのような練り粉菓子も含まれるのです。

関西のコナモン云々は、ネタです。念のため。

274:世界@名無史さん
04/12/19 23:08:25
生麩のことを「麺筋」というんじゃなかった?
焼き麩も多分あるはず。

ていうか、麩は小麦のタンパク質だから、精進料理の重要な素材だよ。
中国の精進料理は、肉や魚を全く使わず、それでいて肉や魚の味を出すというから凄い!

275:カルトフュラクス
04/12/19 23:25:31
所謂、麩(ふすまじゃないよ)は、東アジア特有のものなんやろか?

パン作れるような小麦がある所は、グルテン含有率高いんだし、
食っててもよさそうな気が。

四旬節とか、肉食えない時期もあるんだし。

276:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/19 23:35:44
>274
自分が無錫で食べたのはボール状の麩を油で揚げたものでスープや炒め物に
使うものでした。それは"麺筋"として売られていました。
上海の下町で日本の車麩に似たものを醤油で煮込んだものを食べましたが、
生麩を成型したようなもので焼き麩とは少し違う感じでした。
西安で焼き麩といえるのかどうか分かりませんが、小麦粉をひも状に伸ばして
棒に巻きつけ直火であぶったものを食べましたが麩のようでもあり、パンのよ
うでもあり、日本の焼き麩とは違う感じでした。

精進料理は麩も使いますが、中国の大豆製品の多様さには驚かされます。
豆角だとか豆絞、素鶏、素鴨、素腸、豆腐干・・・。
卵のような味がするもの、干し肉のような味のするもの、ソーセージのような
大豆製品と多彩です。
1980年代末のまだ肉の配給制が残っていた頃、肉が無いのでよく素鶏や豆絞を
食べました。

277:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/12/19 23:42:41
上の方で「伏兎(ぶと)」の話題が出ていましたが、兎の伏せた形をした餅を、
油で揚げたものです。平安時代から食されていました。特に甘みなし。
10世紀の辞書『倭名類聚抄』では、蜜とは別項目に記されています。

278:世界@名無史さん
04/12/20 00:05:53
ぼんち揚げのようなものか?


279:世界@名無史さん
04/12/20 00:16:20
自転車小僧はかなり歳がいっていると見た。

280:カルトフュラクス
04/12/20 00:19:46
≫278
いや、あれはかなり乾燥させてから揚げるけど、ぶとはそんなに乾燥させないで、
形を作ったらとっとと揚げている。

つまりぱりぱりはしてないと思う。

281:世界@名無史さん
04/12/20 00:21:50
>>280

ところであなたのコテハン名、ロシア語で馬鈴薯のことだったっけ?

282:カルトフュラクス
04/12/20 01:47:34
≫281
んにゃ、ロシア語はまったく知らん。
ギリシア語やで。響きと意味を結構気に入ってるんでね。

283:世界@名無史さん
04/12/20 01:48:53
なるほど、寒いですね。>カルトフュラクス

284:世界@名無史さん
04/12/20 13:26:16
今調べたら、ドイツ語で馬鈴薯はカルタッファル、ロシア語でカルトーシカだった。

ギリシャ語で何と言うかは知らん。

285:世界@名無史さん
04/12/20 21:17:57
>>284 馬鈴薯は
ドイツ語でカルトッフェル、
ロシア語でカルトーシカ、
ギリシャ語ではパタータ。


286:こんな詐欺師に騙されるな!(コピペ推奨)
04/12/20 21:52:52
*** 自転車小僧(=自演者小僧・B民小僧・糞カキ人夫)の特徴 ***

●自己顕示欲だけは異常なまでに強く、自尊心の強さは結局劣等感の裏返しでしかない穢多。
 妙に気位が高く、自分が馬鹿にされると激昂するくせに、平気で他者を馬鹿にしようとする穢多。

●スレの住民に自分のトンチキ学説を押し付け、それに少しでも異論を挟む者に対しては異様なほど
 好戦的で、かなりキモイ(偏狭・自己中心・硬直的でデリカシーがない)穢多。
(しかも相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際には
 ほとんど内面的・実質的・本質的に負けている穢多w)結局「糞カキ人夫!」とハヤされて終わる穢多。

●自分のストレスを発散しようとする行為自体が、ストレスになっていることに気付きもしない
 愚か者の穢多。
 それを指摘してやると、すぐに激しく科学反応起こす馬鹿丸出しの穢多。

●とくに「糞カキ人夫!」とハヤしてやると、すぐに火がついたように馬鹿ァ!馬鹿ァ!馬鹿ァ!と泣き叫ぶ
 馬鹿な穢多。= 感情を抑えられない朝鮮賎民同然の馬鹿穢多。
 そんな馬鹿穢多根性モロ出しにして、
 ブチ切れては無関係の人間まで巻き添えにして暴れる(小心者のくせに短気な)穢多。

●学術書・専門書を丸写し、ものの本やネットなどからパクったネタを、エロエロ脚色して
 さも自論であるかのように装い2chに貼り付けるのが大好きな穢多。

●ウソもちりばめ自分で話を作り、自分で面白がり、自分に酔う、そんな行為がますます楽しい穢多。
 他から見れば、精神的厨房でしかない馬鹿な穢多。
 つまりは;どんなもんじゃ。アチキは凄かろう。と威張っていたいだけの、只の馬鹿穢多。

●他人の忠告はまったく受け入れない、(自分の筋を無理にでも通そうとするため)反省できない、
 学習能力がない穢多。 実は他人など信用などしていない、「他人は所詮、自分の踏み台」が本音の穢多。


287:こんな詐欺師に騙されるな!(コピペ推奨)
04/12/20 21:53:32
*** 自転車小僧(=自演者小僧・B民小僧・糞カキ人夫)の特徴 ***

●実は頭が硬く、融通が利かないため、すぐにストレスを溜め、
 また短気で、すぐに爆発させる(不合理な超馬鹿の)穢多。

●後で自分の誤りに気づいた場合でも、素直に謝れず強引に筋を通そうとし、
 つまらないこじつけの言い訳ばかりする(社会悪の根源。もう逝くしかない!)穢多。

●そのくせ、他人からどう見られているか、体裁は気にするくせに、
 自己を誇張・誇示することが、既にお笑い種になっていることに、一向に納得できない穢多。
 間違っているのは「アチキを笑う世間だ」と勘違いしている大馬鹿者の穢多。

●自分の出身身分を忘れ、ついつい自分を見失い、今自分は偉くなったと独りで錯覚・勘違いしている
 大馬鹿者の穢多。
「強い者に対してはへり下り、弱いものに対しては威張り散らす」ことこそが処世術の、汚い穢多。
 自己保身と出世のために、「社会的強者には平身低頭だが、社会的弱者に対しては冷酷」。
 そのくせ
 いまだに平社員の穢多。そもそもかつての上司~現在の役員の多くからその俗物ぶりを見抜かれ
 愛想尽かされてしまった穢多。
 それで出世が閉ざされた穢多。もちろん素性自体、会社にバレてしまった穢多。
 現在は地方勤務に飛ばされ、閑職にやられ干されっぱなしで、悶々とした日常を送る穢多。
           
●自分に甘く他者に厳しい(自分のことは棚に上げ、まず他人を意識する・冷情性精神病質の)穢多。

●友人関係は、表面的な浅い付き合いでしかなく、魂を共有するような心の友はおらず、実は真の孤独。
(他人の痛みがわからず、包容力がなく、冷酷かつ真性DQN)。 
 というか、むしろ自分の恥ずかしい出自・境遇~「穢多・糞カキ人夫」だけで、心の内が手一杯の穢多。

●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う)穢多。
 この社会に対し、実は恨みを抱く危険な穢多。 反社会的集団の予備軍。・・・いつか見返してやりたい穢多。
 この社会に復讐してやりたいとの思いを抱き続けの人生を送って来た糞カキ人夫。
 当然、人は信じるものではなく「騙し・騙りの対象でしかない」が心情の糞カキ人夫。

288:世界@名無史さん
04/12/21 01:06:32
>>285
ちなみに中国語だと「土豆」。

289:世界@名無史さん
04/12/21 01:23:55
台湾では日本の影響でそのまま「馬鈴薯」

290:世界@名無史さん
04/12/21 14:15:49
沖縄の言葉で言う「地豆」は南京豆だ

291:世界@名無史さん
04/12/21 14:23:55
落花生で作った胡麻豆腐ならぬ「じーまみ豆腐」があるよね。

292:世界@名無史さん
04/12/21 15:40:37
ひょっとして、ヨーロッパではジャガイモ渡来以前には
イモ類を食す習慣が無かったとか? 思い当たりませんよね。

293:世界@名無史さん
04/12/21 17:57:59
玉葱や蕪はエジプトのクフ王の時代にはあったから、埋まってるものを掘って食べる
ということ無いだろう。
それに、中世から豚や猟犬まで使って掘る、埋まってるキノコは、馬鈴薯と形だけは
そっくりではないか。

294:世界@名無史さん
04/12/21 18:45:58
動物を使って収穫するというのも興味深いな
俺は他にココナツぐらいしか知らんが

295:世界@名無史さん
04/12/21 20:35:58
・・・トリュフか。そのものはここ何年も食べてない。
前菜や肉料理のソースとかに使ってあるものぐらいか。
それも単にトリュフ風味だったりしてな。w


296:世界@名無史さん
04/12/22 01:00:11
馬鈴薯→ポテト→Pot8O'S

297:世界@名無史さん
04/12/22 01:58:19
ジャガイモ飢饉前のアイルランド人は一日に平均五キロもの芋を食い、人口は800万人もあった。
それがジャガイモ大飢饉で80万人が死に、150万人が国外に逃れた。
その後も移民の列は収まらず、六十年間で移民は550万人に及び、現在のアイルランド人工は350万人。

現在でも、アイルランドの田舎では芋が主食である。

298:世界@名無史さん
04/12/22 22:40:04
ウオッカにはジャガイモが使われているが、アイリッシュウイスキーにジャガイモが使われているようなことはないのかね?

299:世界@名無史さん
04/12/23 00:24:20
>>297
アイルランドってジャガイモ伝来以前て何食ってたのかふしぎだよね。

>現在でも、アイルランドの田舎では芋が主食である。
肉のつけあわせも芋、魚のつけあわせもいも、パブの(ry

300:世界@名無史さん
04/12/23 01:03:56
>>299
燕麦の粥と、羊肉


301:カルトフュラクス
04/12/23 01:33:03
≫299
そゆもの食ってたのか。初めて知った。
寒くて、小麦育たないとか。

じゃがいも普及以前のアイルランド料理の本とか読んでみたいな(クロムウェルが来る前とか)。
でも、あの国ってゲール語?だっけ?

粥以外の料理キボン。プディングとかなにか嗜好品らしいものはあるのか?
ついでに、関西から北海道に越してきて、無駄にジャガイモあるんで、お勧めジャガイモ料理もキボン。

302:世界@名無史さん
04/12/23 01:50:10
ほれ、英国、アイルランド料理のレシピ

URLリンク(desally.kdn.gr.jp)

あと、アイリッシュウイスキーとホットコーヒー、砂糖を混ぜて生クリームを浮かせたカクテル
「アイリッシュコーヒー」が有名だよね。

303:カルトフュラクス
04/12/23 01:57:58
≫302
おおーー、結構旨そう!早速のレス感謝!

なんか、ギネス・シチューにプルーン入れる辺りが、中世の名残りっぽいね。
クリスマスにでも作ってみます。

304:世界@名無史さん
04/12/23 12:30:12
どれもこれも脂っこそうなものばっかりだな、英国料理は。

これでは紅茶がぶ飲みしたくなるのも道理。

305:世界@名無史さん
04/12/23 13:53:14
>>299
何も食ってなかったんと違う?
アジア圏の人口が多いのはコメのせいが大きいといわれているけど、
ヨーロッパなんて今でも人口が少ない。
南アメリカからジャガイモやらなんやらが入ってくるまでは、
何も食べるものがなくて、ほそぼそと暮らしていただけって気がする。

306:世界@名無史さん
04/12/23 23:46:47
しかしローマ人はあのように贅沢三昧やっていたではないか。

まあ、南欧は温暖で、恵みも豊かなんだろうが。

307:世界@名無史さん
04/12/24 15:53:05
十八世紀の農業技術では、日本の稲は種籾一粒が三十倍の収穫になったのに対し、
英国の小麦は五倍の収穫しか得られない。
さらに水田では毎年続けて作付けができるが、麦畑では連作障害が出るので土地を交換しなくてはならない。
あまり効率のよい作物ではないのである。

308:世界@名無史さん
04/12/24 19:02:26
>>294
インドネシアの、カピ・ルアン。
「カピ」はコーヒー、「ルアン」は猫やイタチの総称。
マングースをコーヒー畑に放ち、そのマングースが帰ってきてひった糞の中に
入っているコーヒー豆を選り分けたもの。
もともと肉食の傾向の強いマングースが食べるコーヒーの実は完熟のものだけ、
強い消化液で果肉が完全に除かれ、体温で微妙に発酵し、更に、麝香臭のついた
高級品なそうな。

動物を使って収穫というには語弊があるかもしれないが、牧畜そのものが、草から、
蛋白質を濃縮し、セルロースを脂肪に変換して、収穫する手段だよ。

309:世界@名無史さん
04/12/24 22:30:36
蜂蜜も動物を使って収穫する食物ですよね

310:世界@名無史さん
04/12/24 23:32:34
東南アジアでは高所の果実はサルに取ってこさせますよね。

311:世界@名無史さん
04/12/25 00:34:31
植物性のものではなく、動物性の素材なら動物に捕らせるのは幾らでもある。

猟犬、鷹狩り、鵜飼・・・

312:世界@名無史さん
04/12/25 00:34:37
鵜飼なんてのも動物を使うよな

それからどこでやってるのか忘れたけど、
コバンザメに縄つけて放して、何かに引っ付いたところで
縄を引っ張って獲物を取る漁があったな

313:世界@名無史さん
04/12/25 02:22:16
>>312
ドリフのコントみたいだな

314:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/25 02:26:44
>312
インドネシアやポリネシアあたりで海亀を捕獲する方法ですね。

変わったところではアフリカのミツオシエと言う鳥を使って蜂蜜を採ると言うもの。
ミツオシエ自体は野鳥なのですが、人間を見つけると蜂蜜のある場所に案内し、人間
が蜂蜜を採り終えた後の蜂の巣や幼虫を食べると言うもの。
人間がミツオシエに利用されていると言えなくもないですが・・・。

315:世界@名無史さん
04/12/25 03:08:22
最近じゃ砂糖が十分にあるので人間はハチミツを取りにいかないのでミツオシエにとってみれば役立たず
んで、今度はアライグマを利用して、人間は猛獣のいる場所に案内する・・・とか言うヨタ話があるな

316:世界@名無史さん
04/12/25 03:13:03
アナグマだな
現地の伝承には良く出てくる鳥らしい

317:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/12/25 09:25:04
ラーカル(ミツアナグマ)ですか。
共同と言えば、アナグマとコヨーテが共同で獲物を仕留める事もありますね。
獲った後は、あまり仲が良く無さそうでしたが・・・。
日本の鵜飼は記紀にも登場していますが、元々は江南起源の様です。
古代には川の神などと交信出来る職業とされていましたが、中世になると仏
家により、「罪業深い生業」という認識が広まり、遊興と疎外の二側面を備え
る様になりました。
鎌倉時代の目撃例に、「鵜飼を見た宇治の猿が、烏の首に縄をつけて魚をと
らせようとしていた」というのがありましたが・・・まさかねえ。

318:自転車小僧 ◆IBmI/K76EY
04/12/25 10:41:23
>317
湖南や雲南ではカワウソを使ったカワウソ漁があります。
バングラデシュでもカワウソ漁をしているらしいです。

319:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
04/12/25 15:43:22
バングラデシュの獺漁は聞いた事がありましたが・・・。
もしかして、獺漁も伝わっていれば、ニホンカワウソの絶滅は無かったかも。
他に思い出せるのは、猟犬代りのチーター猟(イラン)や、ブタオザルに椰子
の実をとらせること(タイ)ぐらいでしょうか。

320:世界@名無史さん
04/12/25 16:00:36
は?
江南の鵜飼漁は日本から伝来したものというのが有力ですが…。
最近の発掘成果をご存知ないようで…。

321:世界@名無史さん
04/12/25 20:39:41
>>319
うおっ!イランではチーターを飼い馴らすのですか。
気分次第では飼い主が狩られそうw

322:世界@名無史さん
04/12/25 21:35:18
>>319
たった今「世界・ふしぎ発見!」の中で
ブタオザルの椰子集めの仕事ぶりが紹介されていましたよ!
高い枝から実を落すだけでなく、拾い集めた椰子の実を
天秤棒で小屋まで歩いて運び入れる姿は萌えましたw


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch