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『原爆を投下するまで日本を降伏させるな―トルーマンとバーンズの陰謀』
鳥居 民 (著) 草思社
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>本書も原爆投下決定の裏に働くトルーマンの劣等意識に鋭い目を向けている。ルーズベルトの急死で、
はからずも大統領になった「小物」が、権力と原子爆弾という史上最も恐ろしい遺産を手にしてしまった。
ルーズベルトが「日本派」のジョセフ・グルー元駐日大使とともに進めようとしていた対日政策は、
トルーマンと彼の唯ひとりの相談相手ジェームズ・バーンズに忘れ去られる。日本が和平の仲介を期待
するソ連は、米英との密約に基づき対日参戦の準備を進め、トルーマンはソ連の参戦を原爆投下の後
に誘導することにのみ腐心していた。
>そのうえで、原爆実験の日、投下準備完了の日、ポツダム会談開催日、ソ連参戦の日という原爆投下
にいたる4つの重要な日付を手がかりに、ルーズベルトの急逝後、新大統領となったトルーマンとその
最側近であったバーンズが、それぞれの日付をめぐって、どのように動き、いかなる発言をしたかをとり
あげて精緻に分析していく。結局のところ、二人は日本の降伏を早めたいという考えなど持っておらず、
それとはまったく逆の発送のもと、すなわち日本が降伏する前に、またソ連が参戦してしまう前に原爆
を世界に公開したいがために、政府・軍の高官に悟られぬよう極秘のうちに巧妙な計画を立てていたと
著者は説く。その計画のなかには、日本が「ポツダム宣言」を最後通牒と受け取らぬような仕掛けも含
まれていたのである。
注目!
中国「反日」を予見した“謎の学者”
鳥居民の正体
中国での反日感情の噴出をいち早く予見した在野の中国研究家が注目されている。
その人の名は、鳥居民氏。現在、終戦ドキュメント大作「昭和二十年」を執筆中だが、
その履歴となると‥‥。論壇をにぎわす“謎の学者”に迫る。
ヨミウリ ウイークリー 2005年 7月3日号
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