03/11/21 05:47
広島育ち。工房のときHome visitでアメリカ、サウスカロライナ州の銀行の
お偉さん一家がうちにやって来た。当時は古い家だったので、日本の和式便所が見たーいといっておかんをびっくりさせる。
家族紹介のとき、
娘がよそにお呼ばれする時は、絶対ロングのスカートですと父ちゃんのたまう。
南部の保守的なエリートで、西海岸のアメリカ人とぜんぜんちがう。ヨーロッパの雰囲気。
で、四方山話。日本の教育制度と歴史が古いことに興味を持っていた。
話が進んだとき南部の父さん、恐る恐る、ためらいがちに、「広島の人は原爆を落としたことを怨んでいないか?」
「一族の半分が死んだけど恨んでないよ、戦争はどっちもどっちだし、
戦後アメリカは孤児の世話も援助もしてくれた。
むしろ、生き残ったもの同士の醜い財産に関する争いや、よそからやってくる政治的な反戦団体がきらいだ。」と答えた。父さん納得。
太平洋戦争の日本の立場や戦後の農地解放を、南北戦争で負けた自分たち南軍とオーバーラップして認識していた。
で、南北戦争の話や風と共に去りぬの話。ヤンキーを嫌う。
「95%が戦死しても組織が崩壊せず戦った日本人は味方にすればreliableだ
自分の国に忠誠心のある人間が信用できる」と
言ってたのが印象に残った。
リップサービスを差し引いても、本心に近いように感じられた。
共和党支持だろーな