04/01/20 16:52
★薬害エイズ 中国でも 製薬会社禁止通達後も販売
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
・中国でも「薬害エイズ事件」が起きていた。国内の製薬会社が売血を基に
生産した非加熱製剤で、血友病患者らがエイズウイルス(HIV)やC型肝炎
ウイルスに感染した疑いが濃厚だ。政府が一九九五年にこの薬の使用を
禁じた後も投与され続け、患者の一部が感染を知ったのはつい最近のこと。
情報は公開されず、感染の事実すら知らない人が多い。実態調査も行われて
おらず、現在も二次、三次感染の危険性は非常に高い。
中国発展の象徴として未来的なデザインの高層ビルが立ち並ぶ上海・浦東新区。
商店街の一角にある安ホテルの一室に王さん(46)が横たわっていた。顔色が
悪くほおがこけ、一見して重い病気と分かる。浙江省の農村地帯から電車を
乗り継ぎ上海にやって来た。
王さんは血友病の患者。かつては輸血で対処してきたが、九四年から医師の
勧めで血液の凝固因子の第八因子を補う上海生物制品研究所(以下、上生研)
の薬を使い始めた。昨年十一月、この薬でHIVに感染した人がいるとのうわさを聞き、
検査を受けた。HIVとC型肝炎に感染していた。「薬が危ないなんて全く知らなかった」