05/06/30 09:08:16
死穢に通じるとして、血が穢れとされるようになったのは9世紀以降にはじまったもの。
それまで、日本では血穢は月経や出産の際の血を指し、普通の血は生命力とか豊穣をもたらすものとして扱われていた。
まぁ、そんなわけで、血にまつわる儀式が民間信仰に残っていても不思議じゃない。
というか、現在の神道の儀式は、多くの人がイメージしているほど歴史の古いものではないからなぁ。
不浄(死)なるものに対して豊穣(生)を象徴するものを用いて清めるというのは、清めの米などの例から見てもあながち的はずれでもない。
むしろ、寄せ木で組まれた箱が封印を意味する物でないことのほうが不自然かと。