05/07/16 19:47:30
北九州地域の異なる2つのタイプの渡来系弥生人 / 中国東北部起源と長江流域起源
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最近では、北部九州の渡来系弥生人と、中国大陸の同時代人骨との比較研究も進んでいる。
ミトコンドリアのDNA分析などから、
山東半島や江南地域の出土人骨とは高い親縁性のある事が指摘されて始めている。
渡来系弥生人は同じ北部九州でも長身で顔が細く華奢な「北九州」タイプと、
やや横幅が張った彫りの深い「西北九州」タイプに分かれる。
前者は山東、朝鮮半島から中国東北部起源、
後者は山東、朝鮮半島から長江流域起源
の可能性か高いという。
和佐野喜久生氏(佐賀大学農学部)は、
日中韓の炭化米を調査した結果、同じ短粒米でも、
玄界灘沿岸地域のものが丸く小さいのに対して、
有明海沿岸地域のそれは、やや長めで大きい事を突き止めた。
前者は同時代の半島のモノに近く、
後者は中国の長江や淮河流域のモノに近いという。
この結果は期せずして、人骨の二つのタイプと一致している。
日本の歴史02 王権の誕生 寺沢 薫著 講談社より
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日本人のルーツ
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