04/06/04 15:33
みなさん、今アメリカでは、国際結婚した一方の配偶者(たいてい、男性は米国人、女性は外国人
という組み合わせ)が、その夫婦間で生まれた子供を勝手に母国に連れ去ってしまうという問題が
激化していることをご存知ですか?
つまり、米国人男性と結婚した女性は、「米国市民権を持った子供」が欲しかったわけです。これが
あると、後日、本人が米国での永住権を得やすくなります。
いったん子連れで強行帰国したあとは、相手の男性があきらめて、離婚に話が進んでいくことをじっ
と自分の国で待ちます。国外なので、米国連邦警察の捜索の手は及びません。
離婚したからといって、子供が米国市民でなくなるわけではもちろんありません。これを手がかりに、
自分が今度は独身者として、米国に永住再入国を計るのです。
ところが、こうしたケースの増大に業を煮やした米国の移民局は、その防止のため、15歳以下の米国
市民の 子供が米国パスポートを申請するとき、父母双方の署名を求め始めました。これだと、米国人夫の
知ら ないうちに子供を国外に連れ去られる危険が大幅に減少します(偽造旅券の使用など、可能性が全くなく
なったわけではありませんが)。
このテクは、結構国際結婚を目指す外国人女性には知られていたようです。ところが米国で規制が厳しく
なったので、日本が狙われている感があります。