ショーペンハウエルについてなんか言ってくださいat PHILO
ショーペンハウエルについてなんか言ってください - 暇つぶし2ch264:あぼーん
あぼーん
あぼーん

265:考える名無しさん
02/11/20 04:00
ショーペンハウエルを呼んでみようと思ってますが、その前に
やっぱりカントを読んでないとダメでしょうか??

266:考える名無しさん
02/11/20 04:11
カント先生は基本でし。
ショーぺに限らず、プラトン・デカルト・カントくらいは知っておきたいモナ。

267:考える名無しさん
02/11/20 04:17
なるほど、どうもありがとうございます。
厨房なもんで、くだらない質問だったかもしれませんです。
また出直してきます。

268:考える名無しさん
02/11/20 04:30
軽い人生論として読むなら、いつでも読めるモナ。
岩波文庫の「・・・について」シリーズならすぐに読めるモナ。
けれど、ショーぺのエッセンスについて何分の一も味わえないモナ。


269:考える名無しさん
02/11/20 05:40
ちなみに>岩波文庫の「・・・について」シリーズ
 =パレルガ・ウント・パラリポーメナ(余録と補遺)からの抜粋

270:考える名無しさん
02/11/21 05:47
さて今日も先生を捜すか。どこの書棚に隠れているのやら。

271:考える名無しさん
02/11/22 06:20
紹介されてましたので転記

ショーペンハウアー
URLリンク(www.google.co.jp)


272:考える名無しさん
02/11/22 10:28
>>271
[ショーペンハウアーとウスペンスキー]がおもろかった。

273:考える名無しさん
02/11/22 11:06
哀しげに頭を振って、「すべてがうまくいくことが、心配でたまらない」と言う
悲観的楽観主義者もいる。
私はショーペンハウエルこそが、最も代表的な悲観的楽観主義者だと思う。
彼は、誇らしげにうなずきながら、「ほら、見てごらん。すべてがうまくいかないだろう」と言う。
その一方で、彼は、物事が悪くなり続けるだろうという彼の予言については、実に楽観的である。
                     
                        レイモンド・スマリヤン

274:考える名無しさん
02/11/22 11:09
ショーペンハウエルは、世界に吠える機会を失うくらいなら、
現在より十倍ひどい世界に住んで吠え続けたいと願う犬を思い出させる。
            
               ウィリアム・ジェームズ

275:考える名無しさん
02/11/22 11:16
遺志と表象の第~版への前書きみたいなのがえんえん続いてて
なんかのパロディみたいと思った。つまらんジョークの後に
「失礼ながらおどけてみますた」とか言っちゃって、変な人だねぇ

276:考える名無しさん
02/11/22 11:34
ショ-ぺ先生って看板倒れだよね。
ヘーゲルの方が上。

277:考える名無しさん
02/11/22 20:47
>>273/274/275/276
 毎度の連続煽りお疲れさん。わざわざコピペまで必死に調べたんだね。
 コピペ以外は相変わらず意味不明なのでパレルガでも読んでよく反省してね。
 ちなみにきみにはマーヤーの面紗が厚くかかっているようです。

278:ショーぺ厨
02/11/23 08:22
私は真理を語ると同時に真理そのものであるなどと吹いていたヘーゲルよりも、
 人は二三の忘れられない言葉を学んだだろうというショーぺのほうがよほどまともだ。
コレラでころりと逝ったヘーゲルを尻目に、苦難や偏見をかわしながら生き抜き、
 最後に賞賛を勝ち得たショーぺの生涯はまさに劇的な楽観主義そのものであろう。
彼のユーモアと機智に富んだ明朗な作品は、その人生と共に、まさに超一級の芸術である。

279:考える名無しさん
02/11/24 08:32
あぁ、働いても働いても苦しいなぁ。ほっと一息、先生の助言。

苦悩を追い払おうとして人は絶えず骨を折るが、せいぜい苦悩の形をかえるぐらいしか出来ない。
苦悩の姿はもともとは欠乏・困窮・生活維持の為の心労である。もしうまくいって(とはいえそれ
は大変難しいが)この姿のうちとある苦痛を退けたとしても、たちまち幾千の別の姿になって現れ
るだけであるし、年齢や境遇に応じて千変万化・・すなわち性衝動・情動的な愛・嫉妬・羨望・憎
悪・不安・名誉欲・金銭欲・疾患・等々、あらゆる姿となって現れるだろう。挙句の果て苦痛の入
り込める余地が他にもうないということにでもなれば、苦痛は今度は倦怠や退屈といった湿っぽい
灰色の衣装を纏って出てくるだろう。倦怠や退屈を防ごうとしてあらゆる手が尽くされ、最終的に
この倦怠と退屈をうまく追い払うことに成功したなら、それはただ次のような場合、すなわち苦痛
がまたもや以前の姿のどれかを纏ってもう一度姿を現すこととなり、苦の舞踏会が今一度最初から
やり直しになる場合にかろうじて成功するのだといえよう。というのは、如何なる人間の生活も、
苦痛と退屈の間を逝ったり来たりするよう、当てもなく投げ出されているものだからである。

      A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第四巻五十七章より抜粋 

280:考える名無しさん
02/11/24 14:04
ショーペンハウアーって大富豪で働かなくて良い環境だったらしいね。
それで厭世主義者なんて馬鹿げてるね。


281:考える名無しさん
02/11/24 14:35
>>280
また君か・・・。何のコンプレックスがあるのかは知らないけど、
誹謗中傷を繰り返してないで、前向きに生きることを薦めるよ。

113 :ショーペンハウエル :02/10/28 18:58
君たちを支配しているもの、それは生存を欲する盲目的な意思に過ぎない。
君たちがその表象で如何に尽力しようとも、すべては道化の芝居に過ぎない。
それを克服しようとする試みはひとり聖人のみが実践できるのであって
君たちがごとき肉を貪る愚劣なる者が語りうる内容ではない。
ところで小生も言語を通じてそれを吹聴するだけの愚物に過ぎぬから
せいぜい優雅な食事をし芸術に心を委ねよう。
まあ、君も肩肘を張らず、人生を謳歌したまえ。
                 って過去ログにもかいてあるよ。

282:考える名無しさん
02/11/24 15:03
ショーぺが家族と遺産を分け合って生計を立てていたのは周知の事実であるが、
それは哲学探求者の生計を維持するに十分な程度であって、大富豪の筈もない。
銀行が倒産したことで家族に遺産をさらに分配し、執筆していた著作も不評の
ために原稿なしで契約せざるをえなかった。死ぬまで細かい出納帳をつけたの
も彼の気質によるところもあるが、現実的な必然もあってのことだろう。
ショーぺは常に厭世主義家と疎まれるが、それは後世の人間がいっているだけ
で彼がそれを気取っていたわけではない。事実、晩年に名声を勝ちえ天寿をま
っとうするまで生き抜いた彼の人生からして、単なる厭世と片付けるのは浅薄
というものだろう。

283:考える名無しさん
02/11/24 15:36
中傷の類は古今後を絶たないが、それは論外としても、学会を蹴って孤独な執筆を
続けていたショーぺの哲学は当然洗練されていないし、素人哲学者扱いは妥当な評
価だろう。だが、それでもなお、これらの書には時代を超えて存続しうる魅力があ
ふれている。
突っ込もうと思えば幾らでも突っ込めるし、引き出そうとすれば得るものも多々あ
る-ショーペンハウアーはそんなところだろう。これほど忌憚なく赤裸々に綴られ
た文章も、これほどわかり易く表現された哲学書も珍しく、その意味でもよくある
哲学史本や評論本に載っている悪評に囚われず、実際に意志と表象としての世界を
手にとって自分の目で読んでから判断していただきたい。


284:考える名無しさん
02/11/24 15:41
ショーぺ先生の最期ってどんな感じ?

285:考える名無しさん
02/11/24 16:16
うだつの上がらない孤独な人生から晩年に著したパレルガから一発逆転
ホームラン。とんと評価されなかった主著も増刷され、無視されてきた
学会からも表彰されるに至る。(しかし意地をみせて断った。)おかげ
で先細りの一途だった遺産も最後には倍にまで膨らんだそうです。
死に際しては遺産を親族、かつての愛人、人生を供にした愛犬、戦没者
基金への寄付へと分配し、万事無事に永眠されました。
時代背景の変化が幸運を運んだこともありましょうが、ドラマのような
痛快な結末に思わず笑ってしまいます。


286:考える名無しさん
02/11/24 16:42
>>282 誤 原稿なしで
    正  原稿料なしで

287:考える名無しさん
02/11/24 16:57
正直狂ったおっさんだなあと思いますよ。
自殺のことと、活字が小さくて読みづらいといったようなことを、
まったく同じテンションで批判したりするとこが。


288:考える名無しさん
02/11/24 17:07
ふむふむ

289:考える名無しさん
02/11/24 21:44
パターン化した展開が笑える。議論は全く行われていない模様。

290:考える名無しさん
02/11/25 02:17
「わざわいは避けるな、雄雄しく立ち向かえ。を我々のモットーにしたいものだ一片の紺碧が空に
ある限り、天候を絶望視してはならないと同様に、危険な出来事の結末がまだ疑わしく、好転の可能性がまだあるかぎり
怯め臆くしようなどとは思わずひたすら抵抗を思え。」


結構ポジティブシンキング? 
「幸福について」より

291:考える名無しさん
02/11/26 06:55
あのショーペがその晩年に名声を勝ち得たように、
個々の人生にはなにが待っているか分からないものですね。
哲学に身を蝕まれた皆タンも楽観的な希望を胸に、生き抜いてくらさいね。

292:考える名無しさん
02/11/26 14:22
この人の考え方って禅に近いような気もするが

293:考える名無しさん
02/11/26 15:12
読書についてくらいはオモロイから読んどこね

294:考える名無しさん
02/11/26 15:50
>>293
岩波文庫でいいんでしたっけ?
(近場の本屋で探したけど無かった・・・)

295:考える名無しさん
02/11/26 15:53
YES

296:考える名無しさん
02/11/26 16:19
今日ウパニシャッドの訳本購入しました。じっくり味わうつもりです。

297:ひかる
02/11/26 19:24
ショーペンハウアーの間違い。無意識に、身体からくるものは、命を使ってなされる何事かを指す本能だ。
表象は身体から来て身体で感じる、身体から来て言葉で知る、身体から来て脳で知る。実はそれは表象でなく「実体」なのだ。

298:ひかる
02/11/26 19:28
ショーペンハウアーは意志としての世界、生を求める世界を認めるので、独我論ではない。
しかし知ることのできるものは言葉によってであり、認識できないものは存在しないというニーチェの独我論に近い。

299:考える名無しさん
02/11/27 17:45
うぁっ!ここにも最臭電波降臨!やむなく放置する。(消えろひかる!)

300:考える名無しさん
02/11/29 08:36
この時期の夜勤はつらいなー。ほっと一息、先生の助言。

 苦しみを与える者と苦しみを受ける者は同一である。前者は自分は苦しみを受けずに済むと
思い込み、後者は自分は罪を犯さないで済むと思い込み、それぞれ迷妄に囚われている。これ
ら二人の迷いの眼が豁然と開かれるなら、それぞれが次のように認識することだろう。まず苦
しみを与える側の人は、この広い世界の中で苦悶に悩みつつある一切衆生の中に自分は生きて
おり、自分に理性が具わっていれば、如何なる落ち度のせいかも分からないこれほどの苦悩を
人々が背負わされて、一体なぜこの世に生を享けたのか、これはいくら深く考えても空しいこ
となのだ、そう認識するだろう。さらに一方苦しみを受けた側の人は、この世で行われるすべ
ての悪、あるいはかつて行われたすべての悪は、自分の本質をも形づくっているあの意志から
流れ出たことであり、これらすべての悪は自分の中にも現象しているのであって、そこで自分
はこの現象ならびに現象の肯定を通じて、あの一つの意志から生じたあらゆる苦悩を一身に引
き受けこれを忍耐していくのは、自分もまたこの意志である以上は至極当然なのだ、そう悟る
であろう。

    A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第四巻六十三章より抜粋

301:考える名無しさん
02/11/29 11:52
読書に関する彼の記述には賛成しますか?

302:考える名無しさん
02/11/29 18:51
書物を主体的に活用することについて述べていることは異論はない。
彼一流の皮肉に触発されて読者自身の書物対する認識が改めて確認できたら
意義は達成されたと思う。正解はない。
個人的には概ね共感できたように思う。
(相変わらずのFやHへの個人攻撃にはゲンナリだが。)

303:考える名無しさん
02/11/29 19:35
居酒屋のおやじ顔にはワラタ

304:考える名無しさん
02/11/29 22:53
『読書について』がなければ、
この人が今の日本で読まれているかどうか・・・。

305:考える名無しさん
02/11/30 18:30
万人向けに著したパレルガがなければ、
恐らく世界中の誰も彼を発見できなかった可能性大。

306:考える名無しさん
02/12/01 16:43
Hの目の前で強烈なひとこと「無知が知れますよ(w
凄いぜ!ショーぺ

307:考える名無しさん
02/12/01 18:04

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URLリンク(ultimateshop.jpn.ch)
URLリンク(urlto.net)
(上記3つの内繋がり易いものからいらしてください)

308:考える名無しさん
02/12/01 23:50
ショーペンハウアーの人間論はパスカルのパクリだろ

309:考える名無しさん
02/12/04 14:01
>>308
粘着キモッ(藁

310:考える名無しさん
02/12/04 17:35
>>309
はぁ?

311:考える名無しさん
02/12/06 04:13
全集が高い。全部で6万以上…まあこれは納得できなくもないけど…。
中公バックスのも販売停止?勘弁してくれ。
自分の物にするには原本(ドイツ語)を訳すしかないのか…。
めんどくさい…。

312:考える名無しさん
02/12/08 17:16
URLリンク(www.schopenhauer.org)

313:考える名無しさん
02/12/12 15:34
URLリンク(www.ksc.kwansei.ac.jp)

314:考える名無しさん
02/12/12 15:47
URLリンク(www.google.co.jp)

315:考える名無しさん
02/12/24 22:53
ときにはショーペンハウエルのように
(うた・黒沢年男)

316:考える名無しさん
02/12/25 02:58
ショーペが好きな人はイタリー映画「ライフ イズ ビューティフル」を見てください。


317:考える名無しさん
02/12/28 01:42
URLリンク(kuroneko22.cool.ne.jp)

宗教とは蛍のようなものだ。光るためには暗闇を必要とする。
―「パレルカ-ウント-パラリポメナ」―

318:考える名無しさん
03/01/02 18:59
岩波文庫の「読書について」はすごくいい。
簡潔でわかりやすい言葉で読書論を展開している。
ニーチェが「この人を見よ」で語っている読書論は、
この本が基調だろうね。

319:考える名無しさん
03/01/05 00:59
螺旋蒼月@ってウザイ。

320:考える名無しさん
03/01/05 01:01
むかしはショーペンすきだったけど、今読むとなんだこいつ、と思う。
プロレタリアのきもちがわからんやつだ。
貴族の文体だ、とおもう。

自殺についての最後の章に感動したじぶんがはずかしい

321:考える名無しさん
03/01/08 04:05
>>320
う~ん。
どこまで本気かしらないがどちらかと言えばプロレタリアにこそ
役に立たないかショーペンって。
確かに生まれて物心ついてから一時も衣食住に満足出来ない人生を
送ってきた人にはたまらなく嫌な哲学だろうけどさw

自分は今は生活安定してるけどこれがひっくり返った時にこそ
先生の哲学の出番だとおもっとるよ俺は。今までもそうだったし。


322:考える名無しさん
03/01/08 04:10
みんな読書についてと自殺についてしか読まないの

323:考える名無しさん
03/01/08 21:28
だって売ってないんだもん。

この手の本を借りる気もしねーし

文庫版で全集みたいなのでねーかなぁ~  はぁ。

324:触石 ◆/Yna5bJz.Q
03/01/12 00:17
age

325:考える名無しさん
03/01/12 00:26
存在と苦悩、孤独と人生、随想禄が白水社から。でてるじゃん

326:考える名無しさん
03/01/14 05:56
要するに意志ってのは生命エネルギーのことやな。

327:考える名無しさん
03/01/14 06:18
MXなどで集めた動画をみんなでココにUPしよう!
URLリンク(www6.ocn.ne.jp)

328:考える名無しさん
03/01/14 07:46
>>327
1秒で転送

329:真夏の放火魔
03/01/17 22:39
新潮文庫の「幸福について」はいいですよ。

330:山崎渉
03/01/18 09:33
(^^)

331:考える名無しさん
03/01/19 04:53
カミュがバカにしてますた。

332:考える名無しさん
03/01/20 08:06
ショペハウをバカにするのは日本人ではその厭世観。ショペハウの価値はそんな感情的な所にあるのではない。アカデミックな正当な哲学なのだ。例えば人間の主観とはその形式であるとする極めて重要な説これはカントの純理の影響なのだがカントを大きく超えている。

333:考える名無しさん
03/01/20 15:18
ショペハウをバカにするのは西洋人ではその深層心理まで巣くっているキ教の影響。ショペハウはキ教を否定した訳ではないが西洋哲学へのキ教の影響を徹底的に排斥した。

334:mmm
03/01/20 15:25
URLリンク(www6.ocn.ne.jp)
      ★こんなサイト見つけました★

335:考える名無しさん
03/01/20 21:02
宗教的聖者はショペハウの理想的な人間なのだが、よく言われることだが彼自身は宗教的聖者ではない。じゃあ彼の説は無責任じゃないのともよく言われるのだが、彼は宗教家ではなく哲学者なのだ。もっとも彼がまったく聖者たろうとしなかったとも言えないのではあるのだが。

336:考える名無しさん
03/01/20 22:14
ショペハウは西洋哲学からキ教の影響を徹底的に拭い去ろうとした。彼の先駆者はカントなのだが純理は当時の国王からの批判を受けた。要するに哲学においてもキ教に不利な事はは言うなと言う訳だ。そこで彼が書いたのがかの出鱈目な実践理性批判

337:考える名無しさん
03/01/20 22:22
しかしカントによって西洋哲学いおける神の無意味は決定的な事になった。それを出鱈目な言論で救おうとしたのがヘーゲル。キリスト教によって理性的に弁証法で人間は最高の精神的高みにたどり着く。それが彼の最高概念たる絶対精神。

338:考える名無しさん
03/01/20 22:25
ショーペンハウアーは、インド思想の影響を受けて自分の哲学を作ったわけではない。インド思想に出会わなくても彼の哲学には何の変化もなかったろう。

339:考える名無しさん
03/01/22 02:02
ショー先生の狂気に関する考察は現代精神医学の立場からも
ほぼ完璧な出来だそうな

340:ぱこ
03/01/22 02:13
URLリンク(www.hamq.jp)

d

341:考える名無しさん
03/01/23 07:55
よい入門書おしえて

342:考える名無しさん
03/01/23 22:08
今新刊書店にあるやつはだいたい優れてるよ

343:考える名無しさん
03/01/23 22:15
わたしはショーペンハウアーの最大の特徴をペシミズムだとは思わないのですが。
ライプニッツは言った「この世は存在し得る限りで最良のせかいである」
これに対するショーペンハウアーの反論

344:考える名無しさん
03/01/23 22:20
ライプニッツへの反論「この世が存在し得る限りで最良の世界であるならば、世界がもう少し悪ければこの世はそんざいしないだろう。だからこの世は存在し得る限りで最悪の世界なのだ」

345:考える名無しさん
03/01/25 07:24
ショーペンハウアーの哲学の一番の特徴は彼の哲学の結論の一部であるペシミズムなんかじゃ
ないとおもふ。こうゆうこと言ってる。主観とは認識されないものである。認識されるものは
全て客観である。それは主観とは認識の形式だからである。というのは例えば砂糖が甘いのは
それは認識の形式であるから正確にいうと主観とは、主観とは人間の感性的直感のア・プリオ
リな形式であるということ。

346:考える名無しさん
03/01/25 08:32
>>341
入門書などという駄書は
購入してはならんとショーペンハウアー自身が言明しています。
カントに触れるならカントに、
ショーペンハウアーに触れるならショーペンハウアーに。

347:考える名無しさん
03/01/25 16:37
>>55
これは「哲学は教える事ができるが、哲学することを教えることはできない」
という意味ですね。

348:考える名無しさん
03/01/25 16:43
「因果律が感性的直感の形式」という論証が「根拠率の4根」を読んでも
なかなか理解できないんですが。


349:考える名無しさん
03/01/25 22:19
結局、東洋哲学を先に学ぶと西洋に浅さを感じるわけで・・・

350:考える名無しさん
03/01/26 08:31
「認識主観は認識するものであって絶対認識されない」と説は極めて重要な説だと思う
んですが、ショーペンハウアー以外にこんな事を言った人っているのでしょうか?

351:酢毘野座
03/01/26 08:36
高校時代にニーチェ夢中で読んだが、今、何一つそのかけらさえ心に残っていない。
ただ、ニーチェの著書で知ったショーペンハウエルは、それなりの影響を受けた。
多分、それは厭世的な世の中の見方であったが今も自分のうちにその痕跡らしきものを感じる。
幸福について、などはもう一度読んでみたいもの。


352:考える名無しさん
03/01/26 12:12
科学ほどではないにしても、現代哲学ってゴタゴタゴタゴタしたのが多いと思う。哲学の科学化
なのでしょうか?ショーペンハウアーは哲学で重要な点をしっかりつかんでいたというのは凄い
と思う。形而上学の哲学者だよね。形而上批判とその影響を受けた思想が多い昨今、私は形而上
学が哲学の中の哲学だと思っています。何が重要と考えるか人によって違うとも思いますが。

353:考える名無しさん
03/01/26 12:15
科学がゴタゴタしたものだという意味ではありません。

354:考える名無しさん
03/01/26 20:00
ドイツ語はわかりませんが、ショーペンハウアーというのは文章がうまいと思います。というよりダイナミックな名文でをものごとの核についてばかり書くという感じ。


355:考える名無しさん
03/01/29 19:05
まぁ、正しいと思うわ。彼は。


URLリンク(antipasgroup.hp.infoseek.co.jp)

356:考える名無しさん
03/01/31 21:06
先日、ショーペンハウアーを思い出して迷い込んできた自殺志願者が居たようですので、
コピペしておきます。

>自殺は意志の否定であるどころか、むしろ意志の強烈な肯定のひとつの現象である。
なぜなら意志を否定するということの本質は、苦悩の嫌悪のうちにあるのではなしに、
人生の享楽を嫌悪することのうちにあるのだからである。もともと自殺者は生を欲しているのだ。
自殺するのはただ、現在の自分の置かれている諸条件に満足できないというだけの話なのである。
だから自殺者は決して生きんとする意志を放棄するのではなく、ただ単に生を放棄して個別の現象を破壊するに留まっている。

>ところで彼がそれから懸命になって逃れようとしていたその苦悩こそ、意志を禁圧して
彼を彼自身の否定ならびに解脱へと導いてくれる筈のものであったから、この点から言えば
自殺する人というのは、ある苦しい手術を受けている人病人が、手術で根本的に治療されうる
筈だったのに、手術が始まってから途中でそれを中止して、好んで病気のままでいるようなことだと
言えるだろう。苦悩が近づいてきて、せっかくこの苦悩によって意志の否定の可能性が開かれてきている
というのに、彼は苦悩を退けてしまうのである。そうしておいて、意志が打ち挫かれないですむようにと、
意志の現象である自分の身体の方を破壊するというわけである。

>自殺は全く無駄で愚かしい行為といえるだろう。

A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第四巻第六十九節より

357:考える名無しさん
03/02/01 11:40
一昨日,生まれて初めて哲学の本買いますた。
それが,ショーペンハウエルの「知性について」(岩波文庫)
とりあえず,頑張って読んでみまつ。

358:考える名無しさん
03/02/01 22:44
「知性について」「読書について」「自殺について」(岩波文庫)
「幸福について」(新潮文庫)

 いずれも手軽に読めますので是非ご一読ください。

359:ハウエル
03/02/02 04:52
中公バックスから
『意志と表象としての世界』が出てるだろ?
しかも西尾幹二先生の翻訳で…
それ読んでから文句言えよ

凡俗どもが…

360:考える名無しさん
03/02/02 04:57
自慰でもしてろ

361:357
03/02/02 11:56
>>358
どうもありがとうございます。
今読んでいるものを終えたら,
読書についてにもトライしてみようと思います。

362:読書について
03/02/02 22:49
ショーペ
「読書とは他人にものを考えてもらうことである。
一日を多読に費やす勤勉な人間は次第に自分で
ものを考える力を失っていく」

論語
「学びて思はざれば即ち暗く,思いて学ばざれば即ち危うし」

読書について、勉強について、
この二つの見解は似ている。

363:読書について
03/02/02 22:57
この問題は情報を扱う立場にある人すべてが
向き合うべき命題である。

論語の言葉を分かりやすい例に置き換えよう。
地図をいくら読んだところで
実際にどこへ行くかを決めなければ
その情報は暗いままである。
逆に、地図を読まないで旅に出れば
道に迷うこと必然である。

情報と向き合うことなしには
私たちは生きていけない。
しかし、情報を過信し、
情報収集だけに終始しては
物事の本質を見失う。

おそらくショーペ先生はそういうことを
言っている。誰よりも書籍を愛したであろう
ショーペ先生が言うんだから間違いない。

364:考える名無しさん
03/02/02 23:07
マクロとミクロ

365:読書について
03/02/02 23:17
じっさい、

書籍を手に取る動機は
「誰が書いたか」ということと、
「何について書いたか」という2つしかない。

「誰が書いたか」を書籍評価の基準にする人は
その評価した著者が何を語ろうとどこまでも著者について
いくことになる。ショーペだったら、
はじめは『読書について』から
『意志と表象としての世界』へと導かれていく訳だ。
さらに興味を持てばショーペが影響を受けた
カントの書籍にも興味を持つかもしれない。
その時、読者はただついていくだけ。

かたや、「何を書いたか」を基準にする人は
真に思索しようとしている人と言える。
多くの哲学徒に欠けているのはこういう態度。

自分は何を思索の命題にするのか、
きちんと自己分析できている人とできてない人との
格差は大きい。それが単なる物知りと他人に
影響を与える著作家との違いと言える。

しかし、ショーペが言おうとしていたのは、
同じ事柄について思索していても、
誰も考えもつかなかった真理を発見する人がいる。
そういう人が真に偉大であるということであろう。

366:読書について
03/02/02 23:32
「知識は力である・・・・とんでもない!
知識が豊富でもそれほど権力を振るわない人もあれば
逆になけなしの知識しかなくとも絶大な権力を振るう人もある」

--- ショーペンハウエル

367:考える名無しさん
03/02/03 05:52
情報社会の今日においては
情報を収集することよりも
集めた情報の取捨選択のほうが大事である

そんなことをあなたは言いたいのですね?
同感です

368:考える名無しさん
03/02/03 07:52
>>読書について

>おそらくショーペ先生はそういうことを
>言っている。誰よりも書籍を愛したであろう
>ショーペ先生が言うんだから間違いない。

アハハ



369:考える名無しさん
03/02/03 17:06
>>359
ソースは?

370:考える名無しさん
03/02/04 11:10
>>369
世界の名著シリーズです。
中公クラシックスに移行中なので現在は在庫切れかも。
でも私は西尾幹二が嫌いなので買いません。

371:匿名希望
03/02/10 04:05
さ~てショーペンハウアーをドイツ語で読もうっと
ショーペンハウアーも言ってたけど
所詮訳書はダメ
句読点一つ違えどニュアンスが変わるからな
ショーペンハウアー読みたいならドイツ語ならえと
プラトン読みたいなら旧ギリシャ語ならえとラテン語も習えとフランス語も英語も
学問とはそういうものだ(だそうだ。すこし厳しいってw)


372:考える名無しさん
03/02/10 07:21
んで哲学は?

373:考える名無しさん
03/02/15 07:38
「充足理由率の四つの根=因果律、概念、時間と空間、意志」って現代的見地からいってどうなんですかね。

374:考える名無しさん
03/02/15 08:35
ショーペンハウアーってそんじゃそこらの哲学者じゃないから、思いつ
くままに著作したのではなく、きちんと書くべきことを計画的に自分の
一生をかけて書いて後世に残そうとした。「意志と表象としての世界」
の正編には解りやすいカントの解説である「カント哲学批判」が含まれて
いるしその序曲である「根拠率の四根」も含めると「意志と表象としての
世界」は、全著作の半分に及ぶ。

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376:考える名無しさん
03/02/15 10:12
ショーペンハウエルって20代から生涯言ってることが変わらないよね。
ショーペンハウエルへの批判って感情的なものが多いからつまんない。
中身がないんだよね。
誰かショーペンハウエルのどこが間違ってるか教えてくれないかな。


377:考える名無しさん
03/02/15 11:05
これってどう思いますか?
「すべてを認識するが、なにびとからも認識されないもの、これが主観である」
(世界の名著45、114P、意志と表象としての世界正編2章2節)


378:考える名無しさん
03/02/15 12:59
>>374
全著作が「意志と表象としての世界」だとも言える。


379:考える名無しさん
03/02/15 21:09
ショーペンハウウアーがゴミだと思う理由も書けないないで、哲学ボードでゴミをまきちらすのには
かなり勇気がいることだろう。


380:考える名無しさん
03/02/15 22:25
>>376
>ショーペンハウエルって20代から生涯言ってることが変わらないよね。
文章の流れからすると上の点も批判的な意味で言ってるのかな?

ショーペンが感情的な表現を使うのは間違いないけど
感情に任せたままに文章を書くとああはならないよ。
良く考えりゃヘーゲルの文章の方がよほど
「気の向くままの感情的な文章」とも言えるわけだしw

ショーペンハウエルの間違い(「隙」ならあるけど)は俺には解らないけど
「ショーペンハウエルの哲学を許容出来ない人」が極めて感情的だって事には
最近気がついた。
なんでだろう?

381:考える名無しさん
03/02/15 23:24
>>380
コメントありがとうございます。
批判的な意味じゃないですよ。
ショーペンハウエルが感情的なのじゃなく、ショーペンハウエルへの
批判が感情的なものが多いということです。ショーペンハウエルを
許容できない人が極めて感情的ともおっしゃってる訳ですが。

382:考える名無しさん
03/02/16 00:25
普通の奴がくどくど論理展開して説明しようとしても
説明できないようなことを
ショーペは一言でズバリと説明してしまう。

いや、天才としかいいようがないね。

383:考える名無しさん
03/02/16 06:14
まあ翻訳されたものを読んでなんですが、なかなか両立できない、正確さと
解かりやすさの二つを兼ね備えていると思います。

384:考える名無しさん
03/02/17 03:21
コピペ揚げ

我々は憎悪と悪心とはエゴイズムによってもたらされるものであること、そのエゴイズムは認識が「個体化の原理」
に捕らわれていることに基づいているものであることを見てきたが、更にまた我々は正義の起源と本質とは、この
「個体化の原理」を突き破ってその奥を見届けることであることを知ったのである。そしてこれに次いで、更に
進んで行けば、愛並びに高潔心の起源と本質とは「個体化の原理」を看破することの程度が最高度にまで達した
場合であることも知った。ひとえに「個体化の原理」を看破することのみが、自分の個体と他人の個体との区別を無くし、
他人の個体に対する無私無欲な愛、高邁宏量な献身にまで至る心の持ち方の完全な善を可能にするものであり、
またこれらを説明するものである。
 ところでしかし「個体化の原理」を見破ってその奥を見ること-あらゆる現象は多様でも意志はただひとつである
というこの直接的な認識-が高度な明瞭さで存在するならば、この認識はまた一歩進んだ影響をただちに意志の上に
及ぼすであろう。すなわち面前に掛かっていたマーヤーのヴェール「個体化の原理」が取り払われてしまったような
人は、もはや自分の一身と他の人格との間を利己的に区別することはなく、他の個体の苦しみに彼自身の苦しみと同様の
関心を持ち、かくてただ最高度に慈悲深いばかりでなしに、もし自分を犠牲にして他の幾人かが救われるものならば、
自分自身の生命を何時でもすすんで犠牲にする心構えさえある。その結果は自ずと、万物の内に自分を認識し、万物の内に
自分の最内奥の真実の自我を認識しているそのような人であれば、生きとし生けるもの皆すべての無限の苦悩をも我が物と
化すに違いあるまい。エゴイズムに捕らわれている者は、我が身一身の禍福の変転を眼中に置いているが、もはや今述べた
ような人はそういうものを眼中には置かず、「個体化の原理」を見破っている以上、ありとあらゆるものが彼には平等に
身近に感じられている。彼は全体を認識し、全体を把握している。

       A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第四巻第六十八節より

385:考える名無しさん
03/02/17 07:19
>>384
いいですね、ショウペンハウアー。しびれる~。ショウペンハウアー全集別冊抜きで15000円でかった!

386:ぴかぁ~
03/02/17 07:46
っきゃああああーーーーあいなのだあ!!!!逝っていいいーーー???

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388:考える名無しさん
03/02/17 12:40
ショーペンハウアーでも間違ったを言ったことはあるだろう。しかしショー
ペンハウアーによってギリシャ哲学以来の形而上学はすでに完成されている
のかもしれない。少なくとも形而上学の真理とは、ショーペンハウアーの説
にかなり近いところにあるのは間違いないはずだと私は思っている。


389:380
03/02/18 17:56
>>381
うん。批判の「動機」は極めて感情的だと言えますよ。
ただ実際に批判のする際には極めて論理的であると。
本気で感情的であるより「ここで俺は怒ってるんだ。怒らないはずがないだろう!!」
って覚悟みたいのがちゃんとあるからさ。

390:哲学初心者 最近読んだ本「哲学の謎」
03/02/19 19:37

表面上、その著作及び文体のとっつきやすさ、平易さ故、自己啓発本若しくは実用書
感覚(本人はそれに無自覚)で容易に理解できてしまう。
カントで挫折、ニーチェで挫折等々した人間にとって、唯一理解できる(哲学であろうと思われる)文章である
が故、ショーぺ御大を好きになってしまう。
西洋哲学数百・数千年の歴史を勘案した場合、やはりショーペンハウエルは素人哲学者
の烙印は免れ得ないであろう。
100年以上にわたって読み継がれてきた以上、そこには何か存在するであろうという
反論もあるだろう。しかし、それは、上述した(カントに挫折・・略 のくだり)人間たちに
よって読み継がれてきたに過ぎない。


391:考える名無しさん
03/02/19 21:38
>>390
『意思と表象としての世界』読んだことある?

392:考える名無しさん
03/02/19 22:02
>>390
「充足理由率の四つの根について」と「カント哲学批判」読んだ事ある?

393:考える名無しさん
03/02/19 22:12
>>390
 その文が君の考えなのか読んだ本のコピペなのかは判断できないが、内容そのものがDQN。
カントを知らなければショーぺを理解することは出来ないし、ニーチェを嗜好する者が、理解
出来ないからといって掌を返してショーぺに追随するだろうか。
 厨房について言及したいのだろうが、それはショーぺに限らずむしろニーチェの周辺に多く
たかり、或いは哲学という響きだけに吸い寄せられた者が、あらゆる場面でそのDQNぶりを
発揮している、ただそれだけのことであろう。君がうpした文もやはり根拠もなく内容にも言
及していない故に、それらと変わらぬDQNと冒頭で書いたわけ。
 ところで>表面上、その著作及び文体のとっつきやすさ、平易さという側面は大切。理解
不能な自慰文章で何を語ろうとも、それは学者の食い扶持を保障するだけでしかない。逆にい
えば、>西洋哲学数百・数千年の歴史を経ても独りよがりの保身で精一杯なところが、ますま
すDQNぶりに拍車をかけているようにみえる。(現代科学と物質至上社会に急き立てられ、
ぶざまに右往左往)明瞭な著作により民度が向上しDQN学者が消えるなら、それは素晴らし
いことなのだ。

394:考える名無しさん
03/02/19 22:14
>>390
「超越論的感性論」読んだことある?


395:380
03/02/21 00:45
日を改めて見なおしたらなんだか解り難い書き方しちゃったな。

まずショーペンの批判は往々として感情的な表現でなされてるって点は確かにそうかなと。
んでそれが「つまらない」理由になるのかが解らないんだけど。
哲学そのものに理解も共感もできなくても
「感情をこれでもかと滲み出しつつ論理性を失わずに徹底的に対象を叩く」
って文章だけでも十分面白いと思うんだけどw

自分も最初に読んだ頃は「何をそんなに怒ってるんだアンタは?」って感じたけど
彼と彼の哲学が当時どういう扱いを受けてたか知ってからは納得出来るたけどね。

396:考える名無しさん
03/02/21 01:37
みんな勿論原文で読んでるよね?
え?日本語で読んでるの?

397:難波
03/02/21 07:48
 「考える名無し」さんへ貴方の意見はすべて、哲学用語を誇示したいが為に提示されているようにしか思えません。そういう無作為な形而は控えて自らの研究があるなら
そちらに専念されたら同でしょうか?(もしあればですが)このような不特定多数の、掲示板に書き込む人間が
私同様、識者であるわけがありませんと思いますが。

398:考える名無しさん
03/02/21 07:57
>>397
初心者ハケーン

399:考える名無しさん
03/02/24 12:03
タダでヌケルよ。
URLリンク(homepage3.nifty.com)

400:『考える名無しさん』
03/02/27 04:35
>このような不特定多数の、掲示板に書き込む人間が
>私同様、識者であるわけがありませんと思いますが。

でその具体的な根拠は?大変興味のある意見ですね。

まあその根拠を書いてしまうとその不特定多数の似非識者に自分が
何故識者足り得ないかを告白することになりますがね。

401:信一
03/03/04 18:38
一応ショーペンハーウアーの形而上学は理解した。しかし果たしてショーペ
ンハウアーの形而上学が本当に正しいのかどうかは解らなかった。その後不
十分とはいえ色々なことを学んだ。これからはショーペンハウアーの形而上
学が本当に正しいのかどうか、ショーペンハウアー全集を力を入れて読んで
いこうと思う(ほんとはそれが最高に楽しいのハハハ(^v^)



402:信一
03/03/04 19:45
やはり「充足根拠率の4つの根」からですよね。これは哲学一般の
勉強にもとても焼くにたつ。しかし悩む真偽のほどがわからない。

403:信一
03/03/04 21:18
単純に言うと、人間の安心立命には二つあって、宗教的な安心立命(こ
れが本当にできれば申し分ない)と人間の実体のその形而上学な知的
真理を理解し確信すること。ほかの哲学はくそ。

404:信一
03/03/04 21:37
わたしは形而上学が真理であればそれは万人の救いになると思っている。
釈尊は確かに形而上学については沈黙したのだが、これは沈黙という形
でその形而上学的質問に*答*え*た*の*だ*。

ちまたで常識になっている、「釈尊は形而上学を無意味なものとした」
という理解は全く出鱈目。

どいつもこいつも現代の形而上学批判の影響を盲目的に受け継いでいる。
あほども。

405:信一
03/03/04 23:38
白水社の「意志と表象としての世界」正編より、中央公論社の「意志と表象
としての世界」正編が読みやすいのはなぜ?


406:信一
03/03/06 06:54
いまヘーゲルの解説書読んでます。キャハハ(^v^)

407:考える名無しさん
03/03/08 09:53
test

 因果の法則とそれに従う自然の観察や研究を進めていくならば、必然的に我々は次のような
確かな仮定に導かれていく。時間の中ではより高度に有機質を持つ物質の状態よりも常に先に
原材のままの物質の状態が発生しているということ、つまり動物は人間より先に、魚は陸上動物
より先に、無機質はあらゆる有機質より先に存在していたということ。従って根源的な物質の塊が
一連の長い変化の時期を経てきた後にはじめて、最初の眼が見開かれるに至ったのだということ
である。それでも見開かれたこの最初の眼に、例えそれが昆虫の眼であっても、世界全体の存在が
依存しているのであって、この最初の眼は認識の必然的な媒介者であり、世界は認識に対してのみ
そしてこの認識の中にのみ存在し、認識を欠いては世界を考えることすらできない。何故なら
世界は端的に言って表象であり、世界は表象であるからして、自らの存在を担う者として認識する
主観を必要とするからである。いや、決してそればかりではない。あの数え切れない程の変化に
満たされ、物質が形態から形態へと昇っていき、そして遂に最初の認識する動物が生まれるに至る
長い時間系列そのもの、この全時間そのものが、意識の同一性の中でのみ考えられるものなのである。
時間とは諸表象についての意識の継続のことであり、認識するための意識の形式のことである。
認識するためのこの形式ということを離れては、時間は完全にあらゆる意味を失い、全く無に成り果てる。
 こうして我々は一方では、全世界の存在は最初の認識する生物、これが例えどんなに不完全な生物
であろうと、ともかくそれに依存していることを見てきたが、他方では、この最初の認識する動物の方も
彼に先立つ原因と結果の長い連鎖に依存しているのであって、最初の動物自身は小さい一環として
長い鎖の中に繋がれているということをも、我々は同じくらい必然的と見ているのである。この二つの
見解は明らかに矛盾しているが、その何れにも我々は同じ必然性をもって導かれるのである。
言うまでもなくこの二つの矛盾した見解を、またしても我々の認識能力における二律背反と呼ぶ
こともできよう。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第一巻第七節より

408:考える名無しさん
03/03/08 10:28
test

 しかしながら右に述べてきた論述で遂に明らかになったこの矛盾、これが解決を見出すのは
次の点に於いてである。カントの言葉を使えば、時間・空間・因果性は物自体に属しているのでは
なしに、その現象に属しているに過ぎず、時間・空間・因果性は現象の形式であること、これを
私の言葉で言い換えれば、客観世界、つまり表象としての世界は、世界の唯一の側面でなしに、
世界の単に一つの、言わば外的な側面に他ならず、世界は尚もう一つの完全に別の側面を持ち、
その内奥の本質、その核心、物自体であるところのもう一つ別の側面を備えているということ、
ここにおいて右の矛盾は解決されるのである。世界のもう一つの側面、この物自体を我々は
第二巻で考察することになろうが、それを物自体の客観化の中での最も直接的な客観化のひそみ
にならって、意志と名づけよう。
 しかし、いま我々がここで専ら考察しているのは表象としての世界のほうであって、これは
勿論最初の眼が見開かれた時をもってようやくに始まるのである。認識というこの最初の眼を
媒介することなくして、世界は存在し得ないし、またそれ以前にも世界は存在しなかった。いや、
この最初の眼が無ければ、即ち認識を離れた場所では以前ということも無かったし、時間も
無かったのだ。が、だからといって時間は始まりを持っているわけではない。全ての始まりは
時間の中にある。時間とは認識することが可能になる為の最も普遍的な形式であり、一切の現象は
因果性の絆を手段として時間というこの形式に当てはまるのであるから、最初の認識と共に時間も
またあり、同時に両側(過去・未来)に向かう時間は全く無限となるであろう。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第一巻第七節より

409:考える名無しさん
03/03/08 10:48
test

 このような最初の現在を満たしている現象は、無限に過去へ伸びていく一系列の現象に因果的に
結び付けられ依存していると見なければならないし、それでいて過去そのものが最初の現在に制約
されているのであって、それは逆に、最初の現在が過去に制約されているのと同じことである。
その結果として、最初の現在も、またそれが由ってきたところの過去も、共に認識する主観に依存
しており、認識する主観がなければ無である。しかしまた、次のようなことも必然性のもたらす事実
である。この最初の現在は、最初の現在として立ち現れることはない。即ち、過去を母胎と持たずに
時間の始源として立ち現れるということはない。そうではなく、この最初の現在は、時間の中に於ける
存在の根拠に従った過去の継続として立ち現れるのだといっていい。だからまた、最初の現在を満たす
現象もやはり、以前の、過去を満たしてきた諸状態の引き起こす結果として、因果の法則に従って立ち現れる。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第一巻第七節より

410:考える名無しさん
03/03/08 11:27
test

 我々が生き且つ存在しているこの世界は、その全本質の上から見てどこまでも意志であり、そして同時に
どこまでも表象である。この表象は、表象である以上は既に何らかの形式を、つまり客観と主観を前提とし、
従って相対的である。客観と主観というこの形式と根拠の原理が表現しているこの形式に従属した全ての形式
とを取り除いてしまった暁に更に何が残るかを我々は問うてみるなら、これは表象とは全く種類を異にした
ものであって、意志以外の何物でも有り得ず、それ故これこそ本来の物自体である。各人は己自身がこの
意志であることを知り、世界の内奥の本質もまたこの意志に存することを知るのである。が、同時にまた各人は
己自身が認識する主観であることを知り、全世界は主観の表象である以上、その範囲と言えば全世界はその
必然的な担い手である主観の意識に関連してのみ、現実的な存在を有しているのだと知るのである。
 だからこのような二重の観点に於いて、各人は全世界そのものであるし、小宇宙である。各人は世界の二つの
側面を余す所なく完全に自己自身の内に発見する。このように各人が自分に固有の本質を認めているものが、
同時に全世界の、即ち大宇宙の本質をも尽くしている。だから全世界もまた彼自身と同じようにどこまでも
意志であり、そしてどこまでも表象なのである。その他には何も残らない。こうしてここに我々は、大宇宙を
考察したタレスの哲学と小宇宙を考察したソクラテスの哲学とが一致することがわかる。両哲学の対象は同じ
であることが示されるからである。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第二巻第二十九節より

411:考える名無しさん
03/03/08 11:57
test

 さて、認識する個体(これはそれ自身としては物自体である意志の現象に過ぎないが)の各々の個別的な
意志の働きは、自然界の変化が何らかの原因を備えているのと同様に必然的に何らかの動機を備えている
のであって、動機が無ければ意志の働きは生じては来ない。しかし自然界に於ける物質的な原因とは、この時
この場所この物質にはかくかくしかじかの自然力の発動が行われるに違いない、という規定をただ単に
含んでいるに過ぎないものなのだが、動機もまたそれと同じことで、認識する存在者の意志の働きが、この時
この場所この状況下で完全に個別的なものであることを単に規定しているに過ぎないのである。動機は
認識する存在者がそもそも何かを意欲すること、しかもこれこれの仕方で意欲すること、およそこのような
ことを決して規定してはいないのである。存在者が何かを意欲すること、これは存在者の叡知的性格の発動
だからである。叡知的性格とは意志そのものであり物自体であって、根拠を欠いており、根拠の原理の
領域の外にある。
 そういう訳で、どの人間も常に目的と動機を備え、それに従って自分の行動を導き、自分の個々の行動に
ついて常時弁明することを心得ているのに、しかし一旦彼にそもそも何故何かを意志しているのか、或いは
そもそも何故存在しようと欲しているのかと問うたなら、彼は何の答えも持たないであろう。むしろ質問自体
が彼には馬鹿げたものに思われるだろう。そして他でもない、正にこの点で、彼自身が意志に他ならないのだ
という意識が本当に現れることだろう。意志がそもそも何かを意志するのは当たり前のことだからである。
意志はただその個々の働きに於いてのみ、その各時点に対し、動機による細かな規定を必要としているだけである。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第二巻第二十九節より

412:考える名無しさん
03/03/08 12:23
test

 実際、一切の目標がないということ、一切の限界がないということは、意志そのものの本質に属している。
意志は終わるところを知らぬ努力である。この件は以前に遠心力について言及した時に既に触れておいた。
この件はまた、意志の客体性の一番低位の段階、重力に於いて最も単純な姿をとって露わになっている。
重力は究極の目標というものを持たないのに、休むことなく努力していることは一目瞭然である。仮に重力
の意志に従って存在する物質の全てが寄り集まって一塊になったとしても、その塊の内部で重力は中心点に
向かって努力し続け、相変わらず剛性ないし弾性であるところの不可入性と闘争を続けることになるだろう。
だから物質の努力をただ阻止することは可能かもしれないが、物質の努力を叶えてやったり満足させたり
することは決して可能ではないのだ。
 しかしあらゆる意志の現象のあらゆる努力に関しても、事情は丁度これと同じである。一目標が達成
されればそれがまたもや新しい進路の始まりになるからである。努力はこうして無限に向かっていく。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第二巻第二十九節より

413:考える名無しさん
03/03/08 12:38
test

意志は認識の光に照らされている時には、自分が今何を此処で何を欲しているかを常に
知っている。しかし意志は、自分がそもそも何を欲しているかということを決して知らない。
意志の個々の働きは目的を持っている。総体としての意欲は目的を持っていない。それは丁度、
個々の各自然現象が、この時この場所に発現することに対しては、十分な原因によって規定
されているのに、自然現象の中に自己表明を行っている力一般は何らの原因をも持たないのと
同じことである。このような力一般は物自体の、根拠の無い意志の、現象の段階だと言える
からである。
 しかし意志のただ一つの自己認識を全体として見れば、これは全体として見た表象であり、
直観的世界の総体ということになる。この直観的世界は、意志の客体性であり、意志の表面化
であり、意志の鏡である。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第二巻第二十九節より

414:信一
03/03/09 17:35
この世は表象と物自体とからなる。認識できない物自体の中で、物自体である
意志は、どのような場合に認識されるのか?これを理解することは、ショーペ
ンハウアー哲学を理解するうえで極めて重要である。

415:信一
03/03/09 22:43
>>414
これをはっきり理解するには「(充足)根拠率の四つの根について」を読ま
なければならない。充足理由率(充足根拠率)の四つの根とは、人間の存在
のア・プリオリなものの基本となるものに四つあるとしたものだ。それは、
1)因果律、(この世の諸行無常性)2)概念(知性、人間に特徴的な精神
性)3)時間と空間(数学の真実性、ア・プリオリ性)4)意志(認識され
る意志と認識されない意志)である。

>>414を理解するためには、根拠率の四根の4)意志を読まなければならない


「意志と表象としての世界」を理解するためには、「根拠率の四つの根につ
いて」と「カント哲学批判」を理解せずしては不可能である。

しかしそれだけある程度理解できれば、一つの存在論の体系が自分のものと
なるのである。

そしてここまで来て、ショーペンハウアーはおおばかだと感じる者もあるだ
ろう。しかしそんな人でももう自分で哲学する力はついたのである。



416:考える名無しさん
03/03/10 12:20
ZETAに哲学・思想板が出来ました
URLリンク(zeta.ns.tc)


Zeta BBS
URLリンク(zeta.ns.tc)

417:信一
03/03/10 17:35
ニーチェがショーペンハウアーを偉大で非凡な教師だと言ったのは確かに正しい

418:考える名無しさん
03/03/10 17:57
ショーペンハウエル哲学に従って21世紀を生きてる人。いる?

419:考える名無しさん
03/03/10 18:05
従うってのが意味不明。厨のこと?

420:考える名無しさん
03/03/10 18:10
>419彼のような考え方で21世紀の世界をみてる人、ってことじゃねえの。

421:信一
03/03/10 20:08
>>418
「従っている」というのが幼稚なんだな。私の存在論にショーペンハウアー
が非常に似ているということ。

422:信一
03/03/10 21:15
21世紀の哲学に従って生きている人に問うけど、あなたはどんな
存在論に従って生きてるの?まさか*懐疑主義*じゃないよね。そ
んなのありえないもんね。

423:信一
03/03/10 23:36
極めて単純に誤解を恐れず言うと、ショーペンハウエルの存在論って、人間
の生の実体と死の実体は同じであり、人間の実体と宇宙の実体は同じである
ということ。実体というのは物自体と同一。しかしこの世界の多様性はいか
に説明されるのか?カントによれば物自体は認識できない。しかしショーペ
ンハウエルは物自体は認識できると考えた。それが意志。ここで彼の重要な
言葉
「すべてを認識するが、なにびとにも認識できないもの、それが主観である」

424:「物理学」的者
03/03/10 23:44
>>423
虚数「i」は数学や初歩的な物理学に不可欠な「複素数」の概念の最重要要素ですが、
「i」は「認識できないから「存在しない」ということですか?

皮肉ではなくて、素朴な疑問として?
それとも「虚数は主観の中にある」ということですか?

425:信一
03/03/11 00:00
>>424
「主観は認識できない」というのは、おそらくショーペンハウアー独自
の思想であり、彼の形而上学の基礎です。

「この世は主観と客観からなり、主観を認識することはなく、認識され
るのは客観ばかりである」

ということは、例えば貴方が自分というものを認識した場合、それは
客観ということになります。主観は認識できないのですから。つまり
自分というのは、自我、自己意識を含め体、その感覚、なども一切合
財客観であるということになります。


426:「物理学」的者
03/03/11 00:06
>>425
ということは「主観」とは「認識できない何ものか」ということになり、
「認識できない何ものか」は「認識できない何ものか」『である』
というトートロジーは避けられるのですか?

427:考える名無しさん
03/03/11 01:01
主体と客体の相対的な関係が認識で、それが表象としての世界なんじゃねーの?

428:信一
03/03/11 01:11
主観とは認識できない「何ものか」ではありません。「すべてを認識
するが認識できないもの」なのです。感性、概念による認識両方とも
です。


429:「哲学的」者
03/03/11 01:15
>>428
『超越的自我から発せられる「指向性」が「認識」を「構成」する』
と言い換えられますか?

430:信一
03/03/11 01:23
>>429
「言い換えられません。」超越的自我というのはア・プリオリな自我
という意味ではなく、自我を超えたものという意味でしょう。

431:「哲学的」者
03/03/11 01:31
>>430
「自我を越えたもの」とは「集合的無意識」とか「リゾーム」とか
を意味すると言うことですか?

432:信一
03/03/11 01:54
>>431
「自我を超えたもの」と「認識されない主観」とはまったく無関係
です。つまり集合的無意識は認識されるものであり、認識されない
ものではありません。集合的無意識、無意識、アラーヤ、マナ識な
どという概念も皆そうです。


433:「哲学的」者
03/03/11 02:39
「集合的無意識」が『認識される』とおっしゃるならば、
「認識」と言う言葉に少なくとも「既成の固定ニュアンス」を
脱構築する再定義が必要ではないか?と考えますが?

434:考える名無しさん
03/03/11 03:11
河童、ザシキワラシ、等の妖怪は、集合的無意識が認識されたもの。


435:信一
03/03/11 18:10
>>433
こういうと分かるでしょうか?「集合的無意識はアプリオリではない」が
「集合的無意識を集合的無意識たらしめる形式があり、それはア・プリオ
リである」と。その形式は認識不可能であると。

436:信一
03/03/11 19:01
>>434
まったくそのとうりですね。:砂糖をなめると甘いと認識してしまう。なぜ
甘いのかはそういう形式なのであって、認識することは不可能である。

437:信一
03/03/12 07:07
「意志と表象としての世界」は正編より続編のほうがはるかに読みやすい。
続編から読み始めるというのも一つの方法だ。

438:信一
03/03/12 20:26
コピペ(意志と表象としての世界、正編、一巻2節)

すべてを認識するが、なにびとからも認識されないもの、これが主観である。
それゆえ主観は世界の担い手であり、主観は現象しているすべてのものを、す
なわちすべての客観をなりたたせている普遍的な前提条件である。なにしろ存
在するものは、主観に対して存在するにすぎないからである。

**************しかしながら自分の身体にしてからがすでに客観である。だ
からわれわれは自分の身体をすらもこの見地からは表象と名づけるのである

(注)ショーペンハウエルの主観と客観という概念は彼独特のものであり、
   一般常識的な理解で見過ごすべきものではない。


439:考える名無しさん
03/03/15 02:55
ショーペンハウエルなの?ショーペンハウアーなの?

440:信一
03/03/15 18:05
ショーペンハウアーは「純粋理性批判」の一版しか認めませんでした。岩波
純理は二版ですが理想社のカント全集の純理は一版と二版が併記されています。
>>439
昔はショーペンハウエルと言ったが、最近ショーペンハウアーと言うように
なったんじゃない。現代の書物では皆ショーペンハウアーだよね。

441:考える名無しさん
03/03/31 05:47
保守age

442:考える名無しさん
03/03/31 17:59
保守乙かれさまです。
先日、面白い本を読みましたので紹介しておきます。

「天才と才人 ウィトゲンシュタインへのショーペンハウアーの影響」
 D.A.ワイナー著 寺中平治・米澤克夫訳 三和書籍

 ショーぺに心酔したウィトがやがて批判的に克服していく様を検証しているのですが、
 かえってショーぺ哲学の懐の深さを感じますた。

443:超真剣です!!!聞いてください!!!
03/04/02 04:33
日本最大超残忍事件!!!!!mmm
(「絶対」忘れてはならない事件です!!!)

女の子が40日間渡って監禁され、計100人ぐらいに強姦、朝から晩まで超暴力と超陵辱された。
膣を灰皿代わりにされ、自慰(オナニー)を強制され、
真冬に裸で外(ベランダ)に出され、裸で踊らされ、膣やお尻の穴に鉄の棒を突っ込まれ、20キロの鉄アレイで殴られ、瞼にろうそくをたらされ、
膣にマッチ棒を入れられ、膣の中のや裸体をライターで火あぶり、精液を大量に飲まされ、500ccの尿を飲まされ、基礎の他むちゃくちゃ。(生きてるか死んでるかわからないが)ゴキブリも食わされたそうだ。
殺された彼女の親友が言うには、監禁され殺される一日前、幽霊となって「助けて!」と親友に助けを求めたが、親友はどうすることもできず、泣きじゃくった。
「狂宴犯罪」は 一ヶ月以上 続いた 。
そして殺された。

死体の顔は目の位置がわからないほど、変形し、親でも誰かわからず、原型をとどめてないほどで、性器のほうは顔よりもっとひどく完全に破壊されていた。

死体の膣(マンコ)にはオロナミンC2本、入っていた。

「裁判記録」は死ぬほどエグイ内容であった。「コンクリート詰め事件」で検索すればわかる。
(俺は涙が止まらず、夜も眠れなかった。たとえ99.9%の人が幸せでも残る0.01%の人が(超)不幸なら、そんな世の中、絶対承認しない!!!!!そんな世界いらない!!!!!絶対いらない!!!!!(私の心の底からの叫びでした。)
jtggjgjg



444:信一
03/04/02 18:51
ヴィトゲンシュタインは何故ショーペンハウアーを克服しなければならなかった
のでしょうか?現代哲学を見ても克服、克服っていったい何を克服しなければな
らないのでしょうか?要するに手前勝手なことをゴタゴタ述べているだけではな
いのか?くだらん。

445:442
03/04/02 23:11
 ウィトゲンシュタインはショーペンハウアー哲学が若干の修正と明晰化が施されれば
基本的に正しいと考えたそうですが、検証する過程で、表象としての世界は認められましたが、
意志としての世界には同意できなくなったのだそうです。
 端的にいえば、根拠律の限界、論理の限界である表象としての世界を超え出ている形而上学的な
問いを明晰に解いたり述べたりすることがどうしてできるのか。人間の意志作用がどうして普遍的な
意志作用へ拡大できるのか。故に第一巻から二巻への移行は妥当しえないと結論づけたのだそうです。
また第四巻のショーペンハウアー倫理についても、禁欲的な聖人が自分の隣人を愛するとすれば、彼は
必然的にある種の意志をすることに関わる事になる(隣人が苦しんでいる場合不幸を共有する)が、他方、
もし聖人が何も意志しないのであれば、彼は幸福であることはできるが道徳的模範ではありえなくなる
(何故なら彼は隣人を愛していないように見えるから)として同意していないそうです。
 しかしそうしたウィトに残った世界は独我論でしかなく、謎は存在しない・・・問いを立てることができるなら
それに答えることもできるのだとし、生の問題を解決するには問題を消してしまうというようなやり方で生きる
という方法があると後退し、語り得ないものについては人は沈黙しなければならないと結論づけてしまう。
 本書ではウィトはショーペを貧弱化しているに過ぎないといい私もかえってショーぺ哲学の懐の深さを感じるのですが、
しかし上記のような疑問も確かで、それは形而上学全般の欠陥だなあと思いますた。

446:信一
03/04/03 19:08
>>445
コメントどうもありがとうございました。非常に興味深い話でした。私もショ
ーペンハウアーの存在論はおおむね間違っていないとは思うのですが、そこに
は確かに語りえない飛躍というものがあると思います。この点についてショー
ペンハウアーは諸科学によって証明できると考えたようで、形而上学が科学に
よって証明できるとする非常に面白い考えを打ち出しています。


447:考える名無しさん
03/04/04 01:48
科学といえば量子力学が観測問題にぶつかった際、
各々の物理学者の解釈はそれぞれの哲学的背景が色濃く出てますね。

「シュレーディンガーの猫」がきっかけでアインシュタインの次位に一般的に
知られているであろう、波動力学のエルヴィン卿は哲学への関心も深く、
その主柱はショーペンハウアーとインド哲学だそうで。

448:信一
03/04/04 07:10
>>447
科学者と素人が持ち出すインド哲学というのは、どこかうさんくさいものが
あるように思います。

449:考える名無しさん
03/04/04 09:58
信一さんがそれほどすすめるなら、
今度、ショーペンハウアー読んでみますわ。


450:考える名無しさん
03/04/05 01:26
C・G・ユングも若き日にショーペンハウアーに傾倒したと自伝に書いてあった。

「オレにチンコがついてるんやなしに、チンコにオレがついてる。」とのたまわったのは松本人志。
ひょっとして彼はショーペンハウエリアン?

451:信一
03/04/05 11:03
>>449
こんにちは。ショーペンハウアーを読んでくださるようで有難うございます。
ショーペンハウアーの著書は哲学書としてはそんなに難しくはないと思います
がそれでもいきなり「意志と表象としての世界」を読んでもあまりよく分から
ないと思います。「意志と表象としての世界」がよく分かるためには、「根拠
率の四つの根について」と「カント哲学批判」を知らなければならないからで
す。分かりやすいところだけ拾い読みするとか、また「意志と表象としての世
界」の続編、パレルガ・ウント・パラリポメナから入ると分かりやすいかと思
います。

452:信一
03/04/05 17:11
ショーペンハウアーは、カントの12の純粋悟性概念を否定し、時間、空間と
概念と因果律をひっぱりだして、充足根拠率としたわけですが、動物でも時間
、空間と因果律を認識しているのをみれば、それは正しいのではないかと思わ
れます。


453:信一
03/04/05 18:39
時間や空間は、物質ではないのに、物質と同じもののように語る者がいる。
きちんと区別してほしい。

454:考える名無しさん
03/04/05 20:32
「パレルガ・・・」は「意志と表象・・・」の続編なんですか。哲学的エッセイ集みたいな印象だったんですが。

455:信一
03/04/05 21:30
>>454
「意志と表象としての世界」続編と「パレルガ」は別です。「意志と表象と
しての世界」は、正編と続編がありますが、続編の方がやさしいように思い
ます。


456:447
03/04/06 05:18
>>448
「哲学者」としての「科学者」と考えた場合、
近代物理の内でシュレーディンガーはかなり優秀な「哲学者」と言って問題無いと思います。

「シュレーディンガーの猫」は世間でかなり誤解を受けている思考実験でありまして
結果その考案者も誤解されているように思えてならないんですが彼がこれを例に挙げて
何を言いたかったかは常に語られていません。
っていうかSF小説をはじめとして、彼の意見と全く正反対の場合に引用されてばかりです。
まあ興味があれば調べてやってください。

あと彼とアインシュタイン等他の物理学者との手紙のやりとりを読むと
いかにショーペンハウアーな野郎かなかなか面白いです。

457:信一
03/04/07 05:41
ショーペンハウアーの「視覚と色彩」について、わたしはあまり読んでいない
のですが、ショーペンハウアーは、「根拠率の四つの根について」、「カント
哲学批判」とともに必ず読むように進めている。これはゲーテの勧めで書いた
ものだが、ゲーテはあまり気にいらなかったらしい。これはニュートンの「光
学」に対抗して書かれたものだが、ショーペンハウアー、ゲーテの方が間違っ
ている。しかしショーペンハウアーの眼目は色彩というもの及び因果律のア・
プリオリ性というものを主張しているものであり、読む価値はあると思う。

458:信一
03/04/07 08:07
ここで神について。全宇宙は時間と空間と物質からできている。神は時間でも
空間でも物質でもないのだから、どういう存在なのだか全く訳がわからない。
つまり神などいないということを主張したい訳だ。存在するとすれば、ユダヤ
教徒、イスラム教徒、キリスト教徒の頭の中だけに存在するのであろう。

459:信一
03/04/08 06:10
全世界は時間と空間と物質からできている。時間と空間は物質ではないのだから
本当のところいったい何者なのだろうか?やはりカントの先験的感性論(超越論
的感性論)で論じているところの感性的直感のア・プリオリな形式(感性の形式
と理解するのが一番納得がいくのではなかろうか?


460:考える名無しさん
03/04/08 11:25
彼の思想体系は、生来持っていた父親譲りの謹厳実直な性格が、
根性悪の母親の仕打ちによって作られた…っていう見方はできませんかね?

461:信一
03/04/08 21:19
>>460
そんなことで彼が一生をかけ命をかけて勉強し思索し発見した「未来の人類のため
の思想」といわれるものができるものでしょうか?

ショーペンハウアーは、本人の性格もその著書も嫌われることが多いと思いま
すが、それは日本ではいわゆる「ペシミズム(こんなものほんとの特徴かいな)
とでる釘は打たれる」というやつ。西洋では「西洋哲学とキリスト教は何の関
係もないんだよ」としたこと。

わたしはショーペンハウアーは大好きですね。彼が悪人だった(西洋では神に
従わない人間は悪人)という説も悪口として言われることが多い。ただ一つシ
ョーペンハウアーが老婆を階段から突き落として裁判沙汰になり、その老婆に
一生金を払わなければならないと判決がでてその老婆が死んだときショーペン
ハウアーは喜んだという話がありますが、これも本当かどうか?

父の遺産を母親と妹と三等分してその後母親と妹のお金を預けていた銀行が潰
れてしまった。ショーペンハウアーは自分の財産を三等分にして母親と妹にあ
げたという話もあります。

462:考える名無しさん
03/04/09 02:40
ショーペンハウアーが銀行とトラブルを起こして裁判沙汰になった時、「哲学者だからと言って馬鹿だとは限らないということを、いずれ君らは思い知るだろう。」とタンカを切ったという話を読んだ事があるな。

463:信一
03/04/09 06:08
>>462
>>462
レスありがとうございます。
なかなか面白い話ではないでしょうか?ただこうゆう話ってほんとの
話かどうかわからないとわたしは思うんですよ。また聞きのまた聞き
のまた聞きの話なんでしょうから。そんなことはあったのでしょうが
実際におこったことが文字どおりのことだとは思わないほうがいいの
ではないでしょうか?

464:ぴかぁ~
03/04/09 06:20
こいつの書くものは、最後にひねりを加えた終結をおく
くせがある。
パレルガしかり意思と表象のーしかり。
自殺について のさいごの英雄が何たらというのを見て
意思と表象の さいごの無が何たらというのを見てあほだとわかった。
三文文学者だとはおもうが、哲学者じゃない。
第三階層にとどまっており論理性の美意識がない。

465:考える名無しさん
03/04/09 12:47
ショーペンハウアーがヘーゲルをかなり愚痴ってるのが、なんか気持ちいいのは僕
だけ?

466:信一
03/04/09 20:17
>>465
独創的な哲学者ではないが、独創的な数学者であり哲学評論家であるバートラ
ンドラッセルは、ヘーゲルの哲学は最初から最後まででたらめだと言っており
ます。

467:考える名無しさん
03/04/09 21:20
ショーぺは時代の大勢を押さえていたへーゲリアンにもアカデミーにも安易に迎合せず
ただ一人で立ち向かった孤高の探求者。そして偏見を恐れずに、世界の姿をありのまま描写してみせた。

例えば
「精神」という概念を取り上げ、それを「考え、意志を持ち、非物質的で、単純で、破壊できない存在で、
如何なる場所も占めないもの」という属性を分析してみよう。この場合、なんら明瞭なものは示されない。
何故ならこれらの概念要素は、直観によって検証され得ないからである。というのは、脳を持たないで考える
存在は、胃を持たないで消化するようなものだからである。(意志と表象としての世界 続編)

ショーぺは絶対精神であるとか非物質的な実体であるとかいう欺瞞概念と似非哲学者に対して
それを激しく糾弾し、わかり易く示した。その姿勢と表現力には脱帽する。

468:考える名無しさん
03/04/10 10:54
私は今まで人々に接するのに、沢山の間違いをおかして接してきました。
ショーペンハウアーの処世術を読むと、自分の間違いが
次々と明らかにされていくので、非常に耳が痛い。
しかしこれでともかくもこれから先に役立つ教訓を
得たと考えれば、けして無駄な事ではなかったのでしょう。
駄文スマソ。

469:考える名無しさん
03/04/10 11:23
ところで、ショーペと仏陀って、かなり近いですか?

470:考える名無しさん
03/04/10 11:26
ところで、ショーペと仏陀ってかなり近いんですか?


471:考える名無しさん
03/04/10 11:29
あれ?何これ・・・?
変な連続スマソ。リロードしても新着が表示されなかった・・・
吊ってきます。

472:考える名無しさん
03/04/10 13:02
>>468

いやいや、それでいいんじゃないの?

ショーペンハウエルってのは、人生論として読んだときにもっとも
価値があると思うよ。最近は、こういうレベル高い人生論が
書かれないし。(つーか、ショーぺとラッセルで書かれ尽くした感が
あるけど)。


473:信一
03/04/10 21:52
人間が幸福を求めるのは不幸だからでしょ。だから幸福を求めている内は不幸
なのよ。もうきっぱり幸福を求めるのは諦めなさい。幸福なんてないんだから
・・・・・・え~うっそ~わたしなんか幸せな気分になっちゃった。

これって禅ですよ。

474:考える名無しさん
03/04/10 21:57
日曜の夕方。
ショーペンの音楽が聞こえてくると、憂鬱になった。
チャンチャかスカリャかペッペッポッ
ショーペンが終わりサザエさんが始まると、明日は月曜かあ。
もう日曜は終わりか、、、と欝が重くなるンガググ

475:考える名無しさん
03/04/10 23:14
「幸福を他者のうちに求めることは不可能であり、
 自己のうちに求めるのは至難である」
でしたっけ?一口に幸福といっても、様々なものがあるわけだしなあ…
一般に幸福といえば、贅沢の限りを尽くすこととか、
暖かい家族を持つこととかいわれるけど、
それは満たされれば消え、手に入れれば幻滅させられる消極的なものだ
と教えられた。
幸福なんてないとおっしゃるけど、知識や思想を深め精神的活動に没頭する…
思索して、創作する環境が与えられるというのは、幸福とは呼べないの?
>472
私は哲学を専門にやっているわけではないので、どうしても
多少、実用書的に扱ってしまう傾向があります…
そういうの抜きにしても、ショーぺは面白いですけど。

どっかに売ってないかなあ…文庫でしか読んだことない。

476:考える名無しさん
03/04/11 19:31
お願いだよ~全集重版してくれ~

URLリンク(shopping.yahoo.co.jp)

477:考える名無しさん
03/04/11 20:14
白水社から復刊されてる罠

478:考える名無しさん
03/04/11 20:24
♪デ・カン・ショー デ・カン・ショーで 半年暮ーらーすー
  ヨイヨイ
 後ーのー半ー年ゃ 寝てー暮ーらすー
  ヨーイヨーイ デ・カン・ショー

479:考える名無しさん
03/04/11 20:24
カタログに載ってないよ~どこに売ってるの?

URLリンク(www.hakusuisha.co.jp)

480:考える名無しさん
03/04/11 20:49


481:考える名無しさん
03/04/11 21:49
>>479

わりい。
全集じゃなかった。
アマゾンで調べてみそ

482:考える名無しさん
03/04/11 22:04
無いっス、、、

URLリンク(www.amazon.co.jp)

483:考える名無しさん
03/04/12 20:22
仏教哲学は観念論が大前提、ショーペは観念論の大立者。コーラン、インド思想
中国思想も読んでいる。ギリシャ語、ラテン語、英語、フランス語に堪能。コー
ラン、旧約聖書、が嫌いで新約聖書は大好き。中国思想では老荘思想が好き。勿
論インド思想大好き。仏陀とイエスと東西の宗教的聖者を尊敬するも自分は哲学
者に専念。芸術、文学、音楽が好き。当時の自然科学の展開に興味を持っていた。
ちなみに多分ラッセルは実在論者だと思うが、東洋思想には無関心、好きな中国
思想家は孔子。ただし西洋哲学史では、西洋哲学は東洋哲学の影響を受けつつあ
ると描写している。ショーペにも小さな西洋哲学史の著書がある。

484:考える名無しさん
03/04/13 18:20
>472
>ショーペンハウエルってのは、人生論として読んだときにもっとも
>価値があると思うよ。

全くそのとおりだと思うなあ。
厭世観の極みにあり、今にも自殺を考えている人、人生を全く無意味と
考えて得る人、引きこもりの人は必ず、彼の幸福論と自殺について、を
読む事を薦める。それを読めば、君の厭世観が正気なのであって、
世間がいかに基地がいで満ち溢れているかを、繰り返し君に語りかけてくれる。
そして、無意味に生きてもよい、ことが納得できるであろう。
但し、別の面で、人間社会がくだらなく見え、世間嫌いになり、社会復帰に
手間取る事もある。

>最近は、こういうレベル高い人生論が
>書かれないし。
人生の意味を問う若者の悩みは、今も昔も
同じなのに、なぜにショウペンや、キルケゴール
やニーチェが出ないのか。哲学界の連中は恥ずかしくないか。
中島義道も少し違うようだし。


485:考える名無しさん
03/04/13 18:21
URLリンク(ip.tosp.co.jp)

486:考える名無しさん
03/04/13 18:31
それより、びかあ、君がここであげた本は多くのひとが関心を持っている
から、これから、これらの本をびかあなりに要約して紹介してみてよ。
それこそ世のため人のためになる行為だぜ? とても大変だろうが、ぜひ
おねがいします。


487:考える名無しさん
03/04/13 18:34
しまった。「読んでない本が溜まってきたよ」に書き込むはずだった。。。


488:考える名無しさん
03/04/13 23:17
>482に同意
たぶん能天気に社会に適応して生きている人々よりも、
社会に溶け込めずに色々悩んで生きている人間のほうが
優秀なんだろうね?
ていうかこういうこともどっかに書いてあった気がするな・・・
是非そういう人々にはショーぺのような優れた人生論を学んで、
余計な悩みをなくし、時間を有意義に使えるようになってもらいたいものだ。

489:考える名無しさん
03/04/14 01:22
>ショーペンハウエルってのは、人生論として読んだときにもっとも
>価値があると思うよ。

というのは全く同意なんだが

>厭世観の極みにあり、今にも自殺を考えている人、人生を全く無意味と
>考えて得る人、引きこもりの人は必ず、彼の幸福論と自殺について、を
>読む事を薦める。それを読めば、君の厭世観が正気なのであって、
>世間がいかに基地がいで満ち溢れているかを、繰り返し君に語りかけてくれる。

ってのは全く逆に思えるが。
つまり彼らにとって自らの現状は我慢の出来る程度ではなく、
「自ら死んでまで」または「人生の価値を放棄してまで」または
「他人との相互干渉を断絶してまで」打開せざるを得ないと判断してるわけで。

これって明らかに過剰なまでの「幸福状態への欲求」の現れでしかないじゃない。
こういった方々はニーチェに賛同はしてもショーペの哲学を受け入れないんじゃないの?

490:489
03/04/14 01:52
彼の哲学は「少なくともかつては幸福だった」と実感できる人にしか
受け入れられないと常々思う。

だからむしろ自らの社会的立場や実生活が世間一般の水準として悪くはない
と理解できても、幸福を実感出来ない人とか。
逆に喰うには困らない程度で生活水準は決して高いとは思わないが
生活に関わる当面のこれといった問題も特にない人とかに
ショーペンの哲学を薦めたい。

そう遠くいないつか、必ずやってくるだろう苦痛や苦悩の直中で
苦笑いを浮かべながら「こういう事なのんだよね。」と納得出来るようにするためにね。

491:あぼーん
03/04/14 01:54
   ,.´ / Vヽヽ
    ! i iノノリ)) 〉
    i l l.´ヮ`ノリ <先生!こんなのがありました!
    l く/_只ヽ    
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
URLリンク(saitama.gasuki.com)

492:考える名無しさん
03/04/14 02:02
不肖の弟子であるマインレンデルについては、芥川以降、本気で取り組んだ日本人はいるのでしょうか。イロモノなんでしょうかねえ。

493:考える名無しさん
03/04/15 10:39
>つまり彼らにとって自らの現状は我慢の出来る程度ではなく、
「自ら死んでまで」または「人生の価値を放棄してまで」または
「他人との相互干渉を断絶してまで」打開せざるを得ないと判断してるわけで。

>これって明らかに過剰なまでの「幸福状態への欲求」の現れでしかないじゃない。

ショーペの哲学は、その「幸福状態への欲求」を削いでくれるんだよ。
人間が人生や社会や未来に抱く、希望や幸福、それがいかに「消極的」で
つまらないものなのか、教えてくれる。
人生が、幻想の滅却であることを繰り返し説いている。

この世で生きるコツは、思っていたより良くない贈り物を、
喜べる、あるいは我慢できる気持ちだ。

494:考える名無しさん
03/04/16 02:58
ショーペンハウエル著

「ゴージャス松野について」

495:山崎渉
03/04/17 09:32
(^^)

496:考える名無しさん
03/04/18 18:53
意志とはなんですか?
それは証明されているんですか?

497:考える名無しさん
03/04/18 19:00
ここおすすめ
URLリンク(zoetakami.fc2web.com)

498:考える名無しさん
03/04/18 23:17
全国書房版っての、持ってる。

499:考える名無しさん
03/04/18 23:21
わりい。前に読むって約束したけど、まだ読んでない。
・・・いつか、読むね。。。


500:考える名無しさん
03/04/18 23:57
500ゲト

501:山崎渉
03/04/20 04:36
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

502:考える名無しさん
03/04/24 22:22

 彼の形而上学体系において、
 どうしてあのペシミズムが帰結されるのかは理解できませんが、
 ともかくも、認識論とかについての意見は、明快ではっきりしているように思われ、
 僕には読みやすかったです。

 尤もペシミズム単独で見た場合には、うがっている面もあるとも思います。
 また、「読書について」などは、読んでいて耳が痛くなる箇所が多かったです。

503:考える名無しさん
03/04/25 01:01
ショーペンがペシミズムと言う世界に対する一つの「立場」を確立したってのは
それで良いとしてだ、彼こそがペシミストの最もたる者とするならば
少なくともその後のどのペシミストと言われる方々は誰一人として
ショーペンハウアーの足下にも及ばないじゃあないか。ペシミストとして。

あまりにも違うからね彼だけ。他はみんな♀って感じなのに一人だけ♂だしw

まあそれは無いとするとつまり、当時の一般の方々だけでは無く
哲学に関わる方々にもペシミズムってのを誤解してた事になるんだけど
この方が納得できるわな。
んで未だに誤解していると。

504:考える名無しさん
03/04/25 01:02
マドンナの元夫ですか

505:考える名無しさん
03/04/26 18:36
どうも「意志」というのが問題みたいですね。

アインシュタインも「物質に意志がなければ生物が発生するはずがない」と言
っていまが私もそう思います。

「物自体を意志として認識できる」というのは、嘘のような気もするし、ほん
とのような気もする。

さらに読むべし。


506:考える名無しさん
03/04/26 20:10
以下はこれだけでは何のことか分からないでしょうが引用しておきます。
白水社、ショーペンハウアー全集 1 根拠率の四つの根について 191p

第一類 因果律、第二類 概念、第三類 時間と空間、第四類 意志

わたしの哲学一般に関する別の角度からの認識のためにここでつけ加えておき
たいことは、動機づけの法則が前の第二十節で述べられた因果律に対応してい
るように、主観に対するこの第四類の客観、すなわちわれわれ自身において
知覚される意志が第一類の客観に対応しているということである。この洞察は
わたしの全形而上学の礎石なのである。


507:考える名無しさん
03/04/27 09:44
ショーペンハウアーのカント批判でまず上げられるのは、カントの感性、悟性
理性の区別についてである。

ショウペンハウアーは、悟性と理性の区別は何の根拠もないとし、カントの悟性
と理性をひっくるめて理性とし、理性と知性は同じだとしている。これは充足
根拠率の第二類、概念のことであり人間にのみの特徴である。

かわって、カントの感性はショーペンハウアーでは悟性である。ショウペンハウ
アーはこれは勝手な区別ではなく、ギリシャ以来の伝統であるとしている。これ
はその能力に違いはあっても動物も持っているとされる。たとえば犬と人間の悟性
はその能力にほとんど違いはないとされる。


508::
03/04/27 16:04

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509:考える名無しさん
03/04/28 07:08
ショーペンハウアーの「意志の哲学」はそれまでの理性の哲学からの飛翔を
果たすきっかけを作った哲学であると言える。(生の哲学)この点でショー
ペンハウアーは雑多で文学的ではちゃめちゃな現代哲学の先駆者であるとい
える。わたし自身は哲学とは「理性(知性)による人間と世界の(実体の)
解釈」であると思うのであるが。

ショーペンハウアー全集 1 根拠率の四つの根について 189p

意欲の主体は自己意識に直接あたえられるものであるがゆえに、意欲とはな
んであるかをそれ以上定義したり記述したりすることはできない。むしろ、
意欲とはわれわれのあらゆる認識のうち最も直接的なものであり、しかも、
その直接性が究極においてそのほかのあらゆる間接的な認識に光を投じるの
でなければならない。


510:考える名無しさん
03/04/29 14:58
ショーペンハウアーの「意志」とか「意志の否定」へと至る論証というのは、
そんじゃそこらの解説書や単純な批判を読んだだけでは、分かるものではない。
なぜなら、文学ではなく哲学なのだから。

ただ「意志の否定」というのは、本物の仏教徒やインド教徒やキリスト教徒の
自己否定を経て救われる、本来の自己へ至るという宗教体験を説明したものに
は他ならない。

通して本来の自己へ至るという

511:考える名無しさん
03/04/30 07:33
パレルガの中にショーペンハウアーの哲学史の著書がある。これは彼の観念論
の立場から書かれているものだが、非常に分かりやすく必読であると思う。
「観念と実在に関する学説史の素描」と「哲学史のための断章」がそれである。

512:考える名無しさん
03/04/30 13:06
哲学は古いものより新しいものの方が正しいとはくれぐれも考えないように。古い物でも新しいものでもその哲学が正しいと証明されているものなんか何もないんだから。

513:考える名無しさん
03/04/30 19:20
ウィトゲンシュタインの「語りえないことは沈黙しなければならない」と言う
有名な言葉は、釈尊の「形而上学的問題への沈黙(つまり涅槃を得ることにお
いて形而上学的問題の解決は必要ない、あるいは涅槃を得ればおのずと形而上
学的な疑問は解決がつく)」から来ているのでしょうが、

これは本来「科学的に解決がつく命題以外は無意味である」ということでしょ
う。だからあらゆる哲学は無意味となるわけでしょう。多分。

しかしウィトゲンシュタインなんて、東洋人からみたら極めて陳腐。



514:bloom
03/04/30 19:21
URLリンク(homepage.mac.com)

515:考える名無しさん
03/05/01 00:29
ショーペンハウアーは哲学、哲学史の勉強のための書物はいかにあるべきか
について、「哲学史のための断章」の中の1でこのように言っている。

ショーペンハウアー全集 10 パレルガ 哲学史のための断章 54p 

これに反して、誠実で洞察力のある学者らが協力して、すべての主要な哲学
者の中から重要な箇所と基本的諸章を良心的に集められたならば、選集は大
いに哲学学習の目的にかなうであろう。それは時代順、問題別にまとめられ
るべきで、たとえば古くはゲディッケが収録しており、のちには古代哲学に
ついてリッターとプレラーが、ただし彼より詳細に集めているのなどが好例
である。つまり入念克明に編纂された大部の全般的選集である。

さて以下において私が述べる断章は少なくとも、伝統的なものつまり丸写し
ではなく、原点をみずから研究した上で生まれた思想である。


516:考える名無しさん
03/05/01 00:35
>>513
西洋東洋言ってる時点で終わってるわけだが

517:考える名無しさん
03/05/01 00:45
>>516
ウィトゲンシュタインの「語りえないことは沈黙しなければならない」
という有名な言葉は、東洋人にとっては陳腐なのだというべきでした。


518:考える名無しさん
03/05/01 00:47
>>517
どういう理由で東洋人には陳腐だと?

519:考える名無しさん
03/05/01 00:59
>>518
まあ答えとはなりませんが、「哲学において語りえない」などというこ
とは、あり得ないということです。

ショウペンハウアーの言葉から

「言葉は思惟をあまねく表現できる」


520:考える名無しさん
03/05/01 01:07
>>519
つまりショウペンハウアーの言を盲信するわけですね。

521:考える名無しさん
03/05/01 01:20
>>520
勿論そうではありません。私自身の考えです。当然間違っているかもしれません。


522:動画直リン
03/05/01 01:21
URLリンク(homepage.mac.com)

523:考える名無しさん
03/05/01 01:22
>>521
ではあなたがそう考える根拠を示してください。具体的に。

524:考える名無しさん
03/05/01 01:22
>517
だったら沈黙してればいいじゃん。
「沈黙」だの「無」だのやかましくおしゃべりしないでさ。
高級な沈黙なんだろw
こんなことじゃ、西洋人に東洋の猿はずっと沈黙していろと言われそうだな。

525:適当にレスするオッサン
03/05/01 01:32
>>524
語れそうな事はしゃべらせてくれよ。
沈黙ばっかじゃつまらんだろ。

526:考える名無しさん
03/05/01 01:34
>>524
すみませんが、レベルが低いとおもいますが。
>>523
言葉というものの本質にかかわることです。「わたしは議論したくない」
という言明は、議論していることになるわけですね。

527:がんばってねムヒ
03/05/01 01:38
>>526
人間には「量」の概念と「数」の概念があって、二つは別物という認識が必要でしょう。
「量」を表すには「大きい、小さい、多い、少ない」等、「数」を使わない方法もあります。


528:考える名無しさん
03/05/01 01:39
中村元ですら、ウィトゲンシュタインの「沈黙」に達するまでの論理的な徹底さは
仏教にはないと言って、ウィトゲンシュタインを高く評価しているのに。
いやはや…

529:考える名無しさん
03/05/01 01:47
>>526
>「わたしは議論したくない」
>という言明は、議論していることになるわけですね。

自分の肯定的なことをしゃべってる分にはそれでかまわないが、
難癖つけておいてそれはないだろ、このタコ介

530:考える名無しさん
03/05/01 01:50
訂正
>>526
>「わたしは議論したくない」
>という言明は、議論していることになるわけですね。

自分の肯定的なことをしゃべってる分にはそれでかまわないが、
難癖つけておいてそれはないだろ、このタコ助




531:考える名無しさん
03/05/01 01:53
>>528
中村元は、わたしも尊敬しているのですが、ウィトゲンシュタインの
沈黙せよ」という意味は「人間の経験による総合命題の真偽の判断」
以外の判断はは不確かなものであるから、確実でははない。という
ことからきているのではないですか。そうであれば中村元は、ウィト
ゲンシュタインの「沈黙せよ」という意味を拡大解釈していることに
なります。もっともわたしもその拡大解釈について意見しているわけ
ですが。そして言葉の不思議について語ってもいるわけですが。




532:適当にレスするオッサン
03/05/01 01:56
まあ、ウィトゲンシュタインは「この書物は乗り越えられなければならない」とも言ってるから。
「沈黙」を盲信してもだめなんじゃないの?

533:考える名無しさん
03/05/01 01:58
>>529
>>530
わたしの言ってる意味が分かってないようですね。


534:考える名無しさん
03/05/01 02:03
>>532
ウィトゲンシュタインの「自分の書物の否定」「自分の書物を乗り越
えろ」という言明自体が陳腐なのですよ。


535:考える名無しさん
03/05/01 02:07
>>531
ウィトゲンシュタインが言語の使用という展開を考えるとき、一体なにが陳腐
なの?


536:考える名無しさん
03/05/01 02:10
>わたしの言ってる意味が分かってないようですね

そういうなら分かるように書いたら

537:適当にレスするオッサン
03/05/01 02:14
>>534
陳腐といえば陳腐かもしれんが、特定のフレーズだけが思想じゃないからなー。
前期と後期でも違うし。

538:考える名無しさん
03/05/01 02:14
ウィトゲンシュタインは正当的形而上学者であって、
言語批判を反復した。陳腐さはその価値を損なうものではない。

539:適当にレスするオッサン
03/05/01 02:19
ショーペンハウアー消えちゃったな。
ウィトゲンシュタインおそるべし。

540:考える名無しさん
03/05/01 02:24
「わたしは議論したくない」という言明は、議論していることになるわけですね。
 ↑屁理屈、揚げ足取り



541:考える名無しさん
03/05/01 02:25
>>535
言語というのは人間にとって極めて大切なもので、とても不可思議なものでもあお
のでもあると思います。言語がなければ自分が存在しているということ
は、分からも知ることはないでしょう。つまり言語がなければ人間は
「無」です。それを簡単に「分からんことは沈黙せよなどと決め付ける
ことは軽率きわまりないということです。まあ思惟にとって分からない
などいうことはないということが、わたしの考えです。この世で言葉で
説明できないなどということはないということです。


542:考える名無しさん
03/05/01 02:27
後期ウィトゲンシュタインは、言語の本質とか言語の非本質性とか、ありきたり
の図式を完全に振切り、超越論的条件も置かない理論をつくったわけで、そうい
う展開も、単なる方向転換ではないこともわかっている。
まあ、瞑想家には関係ないといえばそうなんだろ。

543:適当にレスするオッサン
03/05/01 02:33
>>541
なかなか大胆だが、「説明できない世界」は世界じゃないだろ。
「説明できるという限界にある世界」だからこそ説明できる。

544:考える名無しさん
03/05/01 02:51
>>542
言語ゲームというのはモデルなき理論だよね。

545:考える名無しさん
03/05/01 14:46
厳密には、明晰に示すことができる命題だけが純粋に学問に足るわけで、
その線引きとしてのウィトゲンシュタインの試みは正当であると思う。
しかしそれは明晰に説明できる限界を提示しただけで、
世界の全てではないし、そのことだけでは極めて皮相な世界像しか提示できない。
我々は形而上的な要求をも持つ存在であり、その欲求こそが我々の存在を生気溢れる創造的躍動へといざなう。
形而上学が純粋に学問たるか、科学に比肩することができるか、
厳密には否であるが、しかしそれは扱う領域の異なるものであり、人が人である以上、
形而上学は不滅であるどころか、科学の発展と共に世界が囲い込まれるほどに時代の要請は
増し、形而上学の不毛とも見える試みも継続される。
神話に貶めるか神秘主義に明渡してしまうかは哲学の腕の見せ所。
ショーペンハウアーの意志説は非常に興味深い。

546:考える名無しさん
03/05/01 15:01
白装束集団の形而上学を教えて下さい。

547:考える名無しさん
03/05/01 15:03
>>545
知の欺瞞はやめてください。
板が腐ります。

548:考える名無しさん
03/05/01 15:04
ところで、ショーペンハウアーも根拠律を提示することで、
線引きはしてるんですよ。

549:考える名無しさん
03/05/01 15:09
>>545
547のいう通り!
知の欺瞞は止めなさい。
科学への反動はそれ自体で知の欺瞞だぞ。
知の欺瞞というか痴の欺瞞といった方がいいかな?

550:考える名無しさん
03/05/01 15:15
知の欺瞞は出て行け!
痴の欺瞞は便所に流してしまえ!

551:考える名無しさん
03/05/01 15:21

                 ソフィア短いくよ!
                  ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         mドピュッ
        C|.| /⌒⌒⌒ヽ/~ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
      /⌒ヽ⌒ヽ___   |  ∴ヽ  3  )
     ./  _  ゝ___)(9     (` ´) )
    /  丿ヽ___,.──|彡ヽ ―◎-◎-|
    _/ )          (   Y ̄ ̄ ̄ ̄)
   (__/           \____/
         URLリンク(bakushomondai.netfirms.com)



552:考える名無しさん
03/05/01 20:43
そりから、ヘーゲリアンの欺瞞を暴露するとこまでは
哲学の軌道修正に確実に貢献してるんですよ。
意志説についてはよくできた仮説の域をでてないというのが自分の感触だがね。
ところであんたらショーペ読んだの?

553:考える名無しさん
03/05/01 20:43
ショーペンハウアーのインド理解は当時文献が非常に少なかったため、その間
違いが現在指摘されている。しかしそれでも大きな見当はずれはなかったよう
である。

ショーペンハウアーは晩年特に仏教への関心というものが著しくかなりの翻訳
書、雑誌を読んでいる。それでパレルガでは仏教への言及がかなりある。しか
し当然であるが、それはあくまで自説を補強するという形態をとることが多い。
しかし純粋に仏教と取り組むことがなかったということではない。

白水社 全集 13 我々の真の本質は死んでも滅びないという教説によせて58p

確かに輪廻と再生は区別できよう。輪廻というのはいわゆる霊魂全体が別の肉体
に移ってゆくことだが、、再生というのは固体の解体と再建のことであり、その
場合、意志だけが持続して、新しい存在の形態をとって、新しい知性を獲得する
のである。。。。。。。。。。

スペンス・ハーディの「仏教入門」や、サンジェルマノの「ビルマ帝国」、なら
びに「アジア研究」から判明することは、仏教には死後の永続に関して、入門者
向きの教理と秘伝的な教理があることだ。前者はバラモン教と同じく、輪廻にほ
かならない。ところが後者ははるかに難解な再生の教理なのであって、しかもこ
れは、わたしの説くところ、すなわち知性は形而下的性質のものであり、この性質
によって移ろい行くけれども、意志は形而上的に存続するというわたしの教説と
いちじるしく一致している。
 

ショーペンハウアーは



554:考える名無しさん
03/05/03 20:38
 人間を除いて、いかなる生物も自分自身の存在について驚くことはなく、そのことは全ての
生物にとっては極めて自明なことであるので、注意が払われることはないのである。
~人間だけが~死と、あらゆる存在の有限性のみならず、一切の努力の空しさと実りの無さ
とに、意識的に立ち向かう。~それ故にこの思慮とこの驚きとともに、人間だけに特有の
形而上学への要求が生じてくる。従って人間は形而上学的動物なのである。意識を持ち始めた
最初の頃には人間もまた当然、自分が何か自明なものだと理解している。しかしこのことは
ながきに渡り続かない。むしろ非常に早い時期に、反省が初めて出現すると同時に、形而上学
の母となるべき驚くという心が現れてくるのである。~哲学的省察と世界の形而上学的解釈に
最も強い衝撃を与えるものは、死の意識と、生の苦しみ及び悲惨さの考察であるということは
疑う余地がない。(意志と表象としての世界続編 第一巻の補足 第十七章より)

555:考える名無しさん
03/05/03 21:36
さて、これらの人間特有の要求を切り落とせば、確かに自明なものだけが残り、
その生も単純化され万事がうまくいく・・・果たしてそのモデルを人間が望むだろうか。
人間が形而上学的要求に到達したのは、それまでの単純な生から脱却しもはや単純な
要求では支えきれない、存在することへの不安や疑問を導き出したからである。従って、
その要求が得体の知れないまるで自明でないものであっても、いやそうであればこそ、
そうした要求に蓋をするなどということは後退にすぎない。

556:考える名無しさん
03/05/04 05:07
やはり続編のほうが読みやすいですね。ショーペンハウアーはできるだけ読みやすい
文章を書こうといつも努力していた。

関係ないが、カントに「死霊者の夢」というのがあるが、ショーペンハウアーに
も「死霊とこれに関するものについての研究」というのがある。

     

557:考える名無しさん
03/05/05 00:23
>>556
死霊者の夢はスエーデンボルグについて書いているが、スエーデンボルグを
最初に日本に詳しく紹介したのが鈴木大拙である。

558:考える名無しさん
03/05/05 00:25
なになに!こわいはなし??キャーー!!

559:作者
03/05/05 00:30
死霊についてなんてなかなか面白いじゃない。

560:考える名無しさん
03/05/05 00:43
スエーデンボルグは天国を見てきたと書いたのだが、死霊者の夢でカ
ントはスエーデンボルグの体験に懐疑的ではあるが、否定はしていない。
鈴木大拙はスエーデンボルグを仏教体験として捉えている。この世の
極楽を見たというわけだ。


561:考える名無しさん
03/05/05 01:24
うああああああああああああああ!!!!!
URLリンク(members.tripod.co.jp)             

562:考える名無しさん
03/05/10 03:26
>>555
蓋をするのはそれこそ宗教のお仕事だよ。
蓋はしたくても普通は出来ないって断言してるじゃない彼の場合。
蓋をしたつもりになって安心してる奴に実はまだ蓋が開いてる事を知らしめる
のが生き甲斐みたいな人だよショーペンハウアーはw

563:アトリックス
03/05/10 05:17
君もシャーペン咥える?

564:考える名無しさん
03/05/10 06:59
宗教或いは類似の似非哲学による蓋が一方にある。(これをショーぺは激しく糾弾した。)
だがここで言ったのは目前の明晰化できる命題のみに特化した蓋。
哲学における形而上学的な試みはこの狭間にある。
ちなみにショーぺは超越的な形而上学など求めていない。


565:562
03/05/10 17:21
『幸福について』とか後々に書かれたものは極めて具体的でまさに
『アウトゥールおじさんの上手な蓋の仕方』といった具合ですよ確かに。
そして再三にわたって
「この蓋をしても問題解決にもなりませんが事態は随分とマシになります。」
と良心的な(受け取る人によっては最悪とも言える)注意書きをちゃんとしてる。



566:562
03/05/10 17:44
それら命題に蓋をする事は形而上学にとって、哲学全体にとっては後退ではなくとも、
間違いなく停滞ではあったわけだ。

これは私の見解ですけど形而上学は彼の時点で停滞したままじゃないかなって。
形而上学的な発展を促すには彼の閉じた蓋を開ける必要があるわけですけど
それに成功して一歩でも先に進んだ人っているんでしょうかね?
それこそ後退してる人しか私は見たことがないんですけどw

567:564
03/05/11 23:10
>>565
パレルガは人生論的に割り切った作品だからね。だから大衆受けもした。
>>566
それについては同意。まさにその先が問題。

568:562
03/05/13 03:29
話が全然変わるんですけど。

本日、たまたま思いつきで随分以前に購入してほとんど読んでなかったヒルティを
読んでびっくり。
ショーペンとヒルティの世間に対する具体的な見解はほぼ同じではないかと思うんです。
文才巧みですし皮肉も効いてるし。
にも関わらず、それに対する哲学的帰結も口調も信条も女に対する態度も全くもって正反対w

ゲラゲラ笑いながら読んでたんですが巻末のヒルティの生涯の解説を読んだら
なんだか泣けてきた・・・。
一個人としてのショーペンに言いようのない同情を感じずにはいられない。

ヒルティがショーペンに対して何らかの言葉を残しているなら是非読んでみたいと思うのですが。
何かないのでしょうか?
ヘーゲル批判についても何かあるとしか思えないんですがw


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