03/09/18 17:22
>>163-165 喜連川氏
1590年(天正18)の小田原合戦後,小弓(おゆみ)足
利氏は豊臣秀吉から下野喜連川の地を与えら
れ,喜連川氏を称した。その翌年豊臣秀吉の仲介
で古河公方(こがくぼう)足利義氏の遺女氏姫と喜
連川国朝との結婚が成立し,喜連川氏が関東足
利氏の嫡流たる地位を襲封することとなった。93
年(文禄2)国朝が朝鮮の役で九州に赴く途中安芸
で病死したのにともない,弟頼氏が氏姫と結婚し
て喜連川氏を継いだ。喜連川氏は,江戸時代
5000石を有し,また高家(こうけ)として四品・十万
石の格式を与えられ,その血統のゆえに重く用い
られた。以後,代を重ね,聡氏のとき喜連川氏か
ら足利氏に復姓し,廃藩置県を迎えた。
佐藤 博信
(c) 1998 Hitachi Digital Heibonsha, All rights reserved.
よっしゃこい