03/11/20 21:15 2M1tggjI
節理の破断面についてこんな記述がある。
> テラス(平坦面)の角は、ほぼ直角で数m以上の長さにわたって
> まっすぐにのびているものが卓越している。
> したがって、そのような角はひっぱりの力で剥がれたような
> 引張性シアによるギザギザは認められない。
(月刊地球冒頭レポート)
どうでもいいけどわかりにくいな、この文。言い直しておくと
「平坦面と垂直の壁が作るエッジは・・・」だ。
問題は「ひっぱりの力で剥がれたような引張性シアによる
ギザギザは認められない」という点。
「遺跡派」はどうもこれを「人工」の証拠として使いたいようなのだが、
節理でできた破断面がどういう形状を取るかは、その岩石の物性に
よって異なることを理解していない。
岩石が不均質な場合、特に大きな粒子が入っていたり、結晶構造が
大きかったり、内部の堅さにばらつきがある場合には破断面が
ギザギザになるが、岩石が均質な場合は節理の破断面が直線に
なるのは何ら不思議なことではない。