03/11/20 21:15 2M1tggjI
節理の破断面についてこんな記述がある。
> テラス(平坦面)の角は、ほぼ直角で数m以上の長さにわたって
> まっすぐにのびているものが卓越している。
> したがって、そのような角はひっぱりの力で剥がれたような
> 引張性シアによるギザギザは認められない。
(月刊地球冒頭レポート)
どうでもいいけどわかりにくいな、この文。言い直しておくと
「平坦面と垂直の壁が作るエッジは・・・」だ。
問題は「ひっぱりの力で剥がれたような引張性シアによる
ギザギザは認められない」という点。
「遺跡派」はどうもこれを「人工」の証拠として使いたいようなのだが、
節理でできた破断面がどういう形状を取るかは、その岩石の物性に
よって異なることを理解していない。
岩石が不均質な場合、特に大きな粒子が入っていたり、結晶構造が
大きかったり、内部の堅さにばらつきがある場合には破断面が
ギザギザになるが、岩石が均質な場合は節理の破断面が直線に
なるのは何ら不思議なことではない。
178:hammerhead
03/11/20 21:16 2M1tggjI
それから「遺跡派」はクサビを突っ込んで岩盤を割った際にエッジに
ギザギザができないとでも思っているのだろうか?
クサビを突っ込んで割ったはずなのにエッジがまっすぐなのはなぜ?
「クサビ跡」と称するもの(クサビ跡といえるのか?というのは
後回しにして)が「遺跡もどき」ではアッパーテラスの1箇所でしか
見つからないのはなぜ?
説明はない。
179:hammerhead
03/11/20 21:17 2M1tggjI
ツッコミが入った際に「残りはすべて整形された」という言い訳を
用意しているかもしれない。
というより、明言していないがそう思っているだろうし、読者・視聴者
にもそういう印象を与えている。
では「整形された=さらに削って直線、平面に仕上げた」という
ことを証明したいなら、どうすればよいか。
同一節理沿いで、すでに剥離した節理面とまだ剥離していない
節理が連続している点を探し(見たところ何カ所もある)比較すればよい。
もし削って整形されているのであれば、削った分だけ「ずれ」が
見られるはずだ。これを指摘すればよい。簡単なことだ。
一発で「人工」であることが証明できる。
しかし「遺跡派」はこういった証明への努力をいっさいしていない。
そのような場所が1箇所もないことを知っているからに違いない。
180:hammerhead
03/11/20 21:17 2M1tggjI
今日はたぶんこれで終わりですが、
反論や質問があったら出てくるかも。
181:出土地不明
03/11/20 22:38 3nnQTnIW
撞木鮫さん、レスお疲れさまです。
文章にまとめて「沖縄県考古学会誌」とか(あるのかどうか知りませんが)に載せたらいいような内容ですね。
182:出土地不明
03/11/20 23:46 6U2F4jMu
ところでふしぎ発見などの関係者は、これが遺跡でない可能性(私はもちろん絶対遺跡じゃないと思いますが)
を知っているのでしょうか。
まぁ、縄紋を特集した回もひどかったですけどね。
183:出土地不明
03/11/21 08:35 n5tYdJr7
>>182
安里先生の記事が画面にでてたりしたから、知らない訳はない。
184:出土地不明
03/11/21 16:29 VlHwygje
これってどうよ
URLリンク(www.beerbreak.jp)
URLリンク(www.kitombo.com)
185:地学関係
03/11/21 20:02 lyiGSqxM
>>170>>172
>おっ! 遺跡派登場ですか?
そのような先入観に基づく議論に妥当性があるかどうか疑問だね。
何故そういうのか理解できないが。
>遺跡派の方かどうかは分かりませんが、建設的な論争なら期待します。
>>173は援護射撃とか建設的な議論を希望して書いたのでなく、
要は嫌味を書いて挑発してるだけだそうだ。
君らが、仮に専門外のいくつかの概念について、誤解したまま議論を進めているとしても、
俺には何の関係もないことだ。また人に対して希望したりお願いする態度ではないと思うな。
ただ2,3指摘するが、最近のいくつかの重要な遺物の年代測定結果では、君ら考古学者の従来の見解とは
大きく異なるものが得られているらしいな。
或いは藤村の捏造事件で明らかになったとおり、考古学会自身では解決できない、
第三者の力を借りなければ訂正できなかった、致命的な問題を抱えているわけだ。
はたから見てその問題が解決できたようには見えない。(捏造の有無の検証だけは済んだとしても)
つまり想像するに、考古学では周辺分野・技術の協力がより必要とされているのだと俺は理解していたが、
肝心の君らが(一部であったとしても)そういう態度なら、果たして進んで協力する者がいるだろうか?
と、いうことで好きにしてくれ。何故喧嘩を売られるのか身に覚えが無いが、
それならそれでこの板に来ようとも議論しようとも思わん。
第一(建設的な)議論をする雰囲気でもないようだ。
186:読者
03/11/21 21:09 L4McMYxB
何を仰りたいのかよく分かりませんが、そういう捨て台詞を残して去って行かれるとは残念です。
187:出土地不明
03/11/21 23:28 jLNF3WRy
で、地学関係者(どんな関係なんだか知らんけど、たぶん学生か
院生が関の山だろう)とやらは、結局挑発するだけして、
何の建設的な議論もできないまま退散すると。大したセンセイだね!
まあ、漏れも含めて、スレの役に立たないレスは全部無視するのが
いいかと。どうせ屁の役にも立ちゃしないんだから。
188:hammerhead
03/11/22 00:45 sbsJ3YvD
> 184
心霊写真の判定は勘弁願いたいですね(w。
189:hammerhead
03/11/22 00:46 sbsJ3YvD
> 185
具体的な話もなく「地学関係者は偉いぞ、頭下げてこい」宣言
されてもコメントの出しようがないですねえ。
それに私は考古学業界人でも地学業界人でもないし(w。
それはそうと、地学業界ではこの「遺跡もどき」の
評価はどうなのか一般にはさっぱりわからないんですが。
賛同している人も多いんですか?てなあたりから教えて下さい。
クォーク編集部・編(2002) 『海に沈んだ超古代文明』 (講談社)
には、
> 総じて、自然科学分野の研究者が人工説に賛成で、
とあるんで、そういう認識になっているようですが・・・。
190:hammerhead
03/11/22 00:47 sbsJ3YvD
> ただ2,3指摘するが、最近のいくつかの重要な遺物の年代測定結果では、
> 君ら考古学者の従来の見解とは大きく異なるものが得られているらしいな。
これは沖縄海域の「遺跡?」に話を広げたいんでしょうか?
でしたら現在敷衍している「与那国遺跡もどきは人工か?自然か?」という
論点からはずれそうなので、今のところこの話に乗る気はありません。
でも、もちろん私が仕切る問題でもないので、どうぞどんどん進めてください。
191:hammerhead
03/11/22 00:48 sbsJ3YvD
だいぶ長丁場になってきたので、途中から見物し始めた方は
「行き当たりばったりでケチつけてるだけでしょ」と思うかもしれない。
ここでやっている批判は、
原俊雄 「与那国島沖の海底遺跡ポイントについての所見」
(月刊地球2000年2月号)
で提示されている
> 海底遺跡ポイントと呼ばれる構造体には、積極的に人工物である証拠は
> 発見されていない。それ故、この構造体が自然ではできないことを証明する
> ネガティブアプローチで迫ろうとする傾向がある。しかし、すでに述べたように
> 自然でできる可能性がある以上、その努力は徒労に終わるであろう。
という論理に対し、「遺跡派」が、
> もはや遺跡ポイント=自然説の根拠はくずれてしまった。
(第三文明社・刊 2000 p.55)
と主張しているんで、「充分自然でできますよ」と指摘している、ということです。
地学関係者であれば、くどくど書かなくとも、いくつか見ればすぐに
理解できることですが、1個1個指摘していかないと一般の方々には
なかなか納得してもらえないようなので、こんなんなってます。
192:hammerhead
03/11/22 00:49 sbsJ3YvD
検証に戻ります。
剥離した壁面に関する記述で、
> 破断面に何らかの打撃痕と思われる凹凸がひんぱんに認められる。
(月刊地球p.79)
とある。
これは「第三文明社・刊 1997」にもう少し詳しく述べてあるから
参照されたし。
その「人工の打撃痕」とやらがどんな形状なのか。
また、自然に岩がぶつかってついた「打撃痕」、
あるいは剥離時にできた凹凸、
層理面のリップル(砂丘の小型版と思えばいい)、
生物が作った凹凸、
などとどう区別できるのかぜひ知りたい。
ところが、具体的にサンプル(写真や絵)が提示されないので
読者は判断のしようがない。「勝手にそう思いこんでるだけでしょ」と
言われても言い訳できまい。
193:hammerhead
03/11/22 00:50 sbsJ3YvD
こういうくだりもある。
> ところが、きれいに節理が発達していないところにはがれたあとがある。
> ここのところは、上ないし横からたたいて破断していったと思われる。
(第三文明社・刊 1997 p.87)
節理沿いにはクサビを打ち込んで割るという合理的なことをするのに、
こちらではいやに原始的な工法をとるもんですな。不思議な超古代人です。
当然「自然に割れただけじゃねえの?」というツッコミが入るが、
だからこそ決め手であるはずの「打撃痕」をきっちり示す必要があるのだ。
でも鉄器もないのに何で叩いたんでしょうな。明らかに人工の
打撃痕とわかるのなら、その道具についてもかなり具体的に
提示できるはずなんだが・・・。
不思議なことに1997年には大きく取り上げていたこの「証拠」も
一度もサンプル提示がないまま、最近の著作ではすっかり小さな
扱い。よっぽど自信なかったんでしょう。
194:hammerhead
03/11/22 00:51 sbsJ3YvD
今日は酒を飲んでしまったのでここまで。
予告:次回は「三角プール」の考察。たぶん長い。
195:出土地不明
03/11/22 01:15 LjR6FbY7
>>185
馬鹿まるだしだな。
>何故喧嘩を売られるのか身に覚えが無い
俺の見るかぎりじゃ、てめーが一人で喧嘩腰になってるだけ。
一人相撲はみっともないぞ。
196:地学関係
03/11/22 03:29 SGQM6m4n
>>186-187
それはそうだな。では一点だけ具体的に指摘して去ることにしよう。
>それに節理が入って剥離した場合、岩塊の多くは縦長
>板状となる。10度くらいの逆傾斜は落下には何の影響も
>ないだろう。
これは誤解だ。どのように誤解しているかはトップリングもしくはラテラルスプレッドについて調べるか、
もしくは岩盤工学の教科書を読めば分かる。
>>195
いや俺は挑発に乗って議論に参加する気は無い(w
まあ好きにしてくれ。間違っていようと正しかろうと一応体裁は議論になってるしな。
197:出土地不明
03/11/22 04:05 SrxdbSO+
すなおに間違ってるって指摘すればいいのに。
へそまがりさん
198:地学関係
03/11/22 04:26 SGQM6m4n
具体的に指摘しなければ捨て台詞で、指摘すればへそ曲がりかね(笑
どういっても気に入らないらしいな。
>>196
×誤解
○間違い
これで良いか?>>197
というか、指摘したのは笑うポイントだよ。
遺跡としてレベルでないことは大問題にするが、
専門外の岩塊の安定解析の問題に変わったとたん、
逆傾斜は何の影響もないと決め付けてしまうという論理の展開がね。
まだあるが、まあそれは自分たちで気付いてくれ。
199:出土地不明
03/11/22 05:57 MWjBdk3U
URLリンク(www.shitamachi.net)
200:出土地不明
03/11/22 06:18 8f7OxmrX
純粋に二人の意見を聞きたい者としては、
>>195と>>197は書かないで欲しかったな。
2chでは常套文句に近いモノだけどね。
確かに、>>185が挑発的な書き方だと私も思うけど、
>>178や>>189なども、やはり挑発的だと思うよ。
何も知らず、モニタの前で見ているだけの私から見ると、
双方、穏便に進めていってくれれば、これ幸いだなぁ。(笑
>>198
>まだあるが、まあそれは自分たちで気付いてくれ。
上にも書いたけど、私には間違いなく気付かないのでw、
暇があったら教えてくれませんか? 勿論、いつでも構いませんので。
201:出土地不明
03/11/22 08:42 MeRMzgdO
自分で何の指摘もせず(多分できないんだろうが)
「お前らは間違ってる。間違いは自分で気づけ」なんて言われても意味ないんだが。
煽るだけならもう来ないでね。
オカ板にも同じようなスレがあるんで、そっちいったら?
202:たぶんそのスレの住人
03/11/22 09:46 LjR6FbY7
>>201
いや、こっちに来られてもこまるのだがw
一人で十分香ばしい御仁がいるので。
203:出土地不明
03/11/22 09:47 LjR6FbY7
>>200
こいつが毒はきたいだけの厨だということにいいかげん気付け。
204:与那国遺跡太郎
03/11/22 10:05 BUgEk6PK
・゚・(ノД`)・゚・
205:出土地不明
03/11/22 10:25 w2EyLWm9
「地学関係」サン
私としては、対立軸を提示してくれるのでありがたいですが、
正直言って、この程度の反応で感情を乱してしまうのなら
書き込まないことを【強くお勧め】します。お互いのために。
チャチャを無視して書き込みが出来るようなら、匿名でも構わないので
是非書き込んでみて下さい。
206:地学関係
03/11/22 16:06 SGQM6m4n
>上にも書いたけど、私には間違いなく気付かないのでw、
>暇があったら教えてくれませんか? 勿論、いつでも構いませんので。
いやもはや指摘するつもりはない。
勘違いのまま議論を進めようと、それを鵜呑みにしようと君らの自由意志ですな。
>2chでは常套文句に近いモノだけどね。
>この程度の反応で感情を乱してしまうのなら
オマエラモナー(笑
ではごきげんよう。
207:出土地不明
03/11/22 18:22 MeRMzgdO
よっぽど悔しかったみたいだな(w
208:出土地不明
03/11/22 20:16 60QtbPE1
もう来ないと言って来なくなった奴はいないとよくいうけどなw
209:hammerhead
03/11/22 20:18 lcK28Elq
「地学関係」さんは、問題点をはっきり提示してくれないので、
答える必要性は感じないのですが、
「トップリング」「ラテラル・スプレッド(側方拡張)」という単語から
すると、
まず
> 岩塊の多くは縦長板状となる。
は一般論として変。ということでしょうか。
とすれば、確かにそうですね。
ここは「『遺跡もどき』での節理発達状況を見ると」と
但し書きをつけなければいけませんね。
210:hammerhead
03/11/22 20:18 lcK28Elq
それから
> 10度くらいの逆傾斜は落下には何の影響もないだろう。
ですけど、私は何も傾斜の下手側より上手側の方が
崩壊(剥離+落下)しやすい、と言っているわけでは
ないし、下手側の方が節理で形成されたブロックが
層理面に沿って崩壊しやすい、という話には何も
異論はありません。事実「遺跡もどき」ではそうなっているし。
むしろ、これは「遺跡もどき」の階段状構造が下手側に
よく発達するのは「自然にできる」という説を補強する話ですね。
この話も「地学関係」さんの疑問とは違うかもしれませんが、
具体的に問題点の提示がないので、これ以上進める気はないです。
あとは陰で笑っているのもいいし、また指摘してもらっても
かまいませんし、ご自由に。
すいませんが「トップリング」「ラテラル・スプレッド(側方拡張)」に
ついては、ここで説明している余裕はないので各自お調べ下さい。
211:hammerhead
03/11/22 20:19 lcK28Elq
ただ、できれば「地学関係」山のように岩盤工学に詳しい方が
話に入ってくれた方が、「遺跡もどき」の形成を解明するには
助かるんですがね。
「遺跡派」が節理系にも触れないし、層理面=平坦面の傾斜
にもなるべく触れたくない様にしている現状では、放っておくと
「自然」にせよ「人工」にせよ岩盤工学的に解明する方向には
いきそうにないし。
でも、結局「遺跡もどき」自体に興味がない方だと、なかなか本質に迫る
話にいかないことが多いんですが。
「地学関係」さんも気が向いたらまた書き込んで下さいな。
212:hammerhead
03/11/22 20:20 lcK28Elq
それで、上手側のテラスの発達状況をもう少し詳しく見てみようと
思ったのですが、鳥瞰図・平面図ではよくわからない。水中写真も
全くない。
まあこの部分は水面近くで充分な調査ができないということで、
仕方ないのですが。
唯一空中写真が参考になる資料でしょうか。空中写真が掲載されている
資料は、
(1)「マサダ2000」
(2)木村政昭 (2001) 海底遺跡の調査と研究 (地質と調査89号<2001年3号>)
(3)クォーク編集部・編(2002) 『海に沈んだ超古代文明』 (講談社)
ですが、(3)が一番わかりやすいですかね。
もう少し上手側のテラスの発達状況がわかったらさらに検討を
加えてみます。
213:hammerhead
03/11/22 20:21 lcK28Elq
そうそう、ひとつ大事なことを書き忘れていた。
「遺跡もどき」では北東方向の節理と北西方向の節理が発達すると
いう話は前にしましたが、より正確に言うと「北西」は「西北西」。
で、「遺跡もどき」上でどうなっているかというと、2方向の節理群は
50度~60度の角度をなして交差している。「直交」ではない。
|_ ではなく \_ だということ。
ところが「遺跡派」の提示している平面図・鳥瞰図を見ると、最も「人工」
っぽいとされている南西部では、両節理系は「直交」しているように
描かれています。そりゃ図面を信じれば、角が直角な階段があって、
人工っぽいと思う罠。
これだけ長年、調査・研究やってて気づかないはずはない。
意図的なものとみていいだろう。
当然、節理の方向については具体的に何度なのか記述しない。
214:hammerhead
03/11/22 20:22 lcK28Elq
・垂直:水平スケールを1:1に戻し、
・層理面=平坦面の傾斜10度をわかりやすく表示し、
・南西部の西北西-東南東方向の節理(剥離面)を正しく表示
するとどうだろう。だいぶ「人工」の印象からは遠くなるはずだ。
215:hammerhead
03/11/22 20:23 lcK28Elq
ところが、これを調べようとしても「遺跡派」が発表している
論文、レポート、通俗本では、この事実を確認できる写真は
1枚もない。実に巧妙に仕組まれている。
特に最もビジュアル的なはずの「マサダ2000」は悪質で、
「遺跡もどき」の全体像を把握できる写真がない。
遠景で撮った写真でも、西南西節理の正面方向から撮ったものが
あるだけで節理の方向はわかりにくい。
また一番人工っぽく見えるメインテラスの「小階段」付近だけを、
角度を変え、距離を変え、レンズを変え、繰り返し出してくる
のも悪質だ。
216:hammerhead
03/11/22 20:24 lcK28Elq
この様子がよくわかる写真は前述の
(3)クォーク編集部・編(2002) 『海に沈んだ超古代文明』 (講談社)
に掲載されている。特に、
・p.11-南西方向からの遠景
・p.16-17-メインテラス付近真上からの遠景
がわかりやすい。「遺跡派」発表資料もこの資料も
写真のソースは、どちらも長年「遺跡派」に協力している
「美峰」からのものが多いから、「マサダ2000」ではウソが
ばれやすい遠景の写真を意図的にはずしているとみていい。
あまりに幼稚な小細工で、書いていて情けなくなってきた・・・。
217:hammerhead
03/11/22 20:24 lcK28Elq
なお、この「西北西節理」は「遺跡もどき」南西部と北東部では
まるで別方向のように描かれているが、実際は平行です。
三角プールの話は次回になってしまった。
218:出土地不明
03/11/22 22:23 0cBYpLLv
>>170からの流れを見直しても、それほどカレを怒らせるようなレスは無い。
例えば、「おっ、新入りさんですか?」って聞かれたときに、
コンプレックスが無ければ、「はい、そうです。」か「いいえ、違います」と
答えそうなもんだけどな。
219:170
03/11/23 01:32 VXjoAK8Z
>>218
私の発言にたいした意味はなかったのですが,
気に触ったなら遅まきながら謝ります。>地学関係氏
hammerhead氏の疑惑摘発に対し「遺跡派」からの反論があれば
いろいろわかってくることもあるだろうし,
このスレも盛り上がるだろうといい方向に考えていたのです。
なんにしろ私は素人なのでおかしいところがあっても指摘できないですし,
それがわかる人がいればいいことだと思うのですが。
地学関係氏が中途半端に去っていったのが残念です。
220:出土地不明
03/11/23 07:50 vaVoFKRr
もういいじゃないですか。
去っていった人のことは忘れて、新たな議論に期待しましょう。
221:琉球大学関係者
03/11/23 19:01 WLEAVlR6
>>152
琉球大学では、この与那国遺跡関連は学長直属の研究事業と位置づけられているため、
木村さんはやりたい放題なんです。
森田学長は独立行政法人化を睨み、全世界的にアピールできる研究分野と思い込んでいる
らしく、そこら辺が学者としてはゴミ同然で、金の力で学長に上りつめた無能男の
判断能力の限界なのでしょうが。
彼自身はフランス文学者(大した業績は無い&かなり無能)なので、科学的な
考察云々を述べられても、理解できていないように見えますし。
EMや医学部での医療ミス&アカハラ揉み消しに関してもそうですが、大学側が積極的に
捏造や不祥事、カルトに関与していたという事が公になった場合のダメージを
おそらく森田学長は認識できていないのでしょう。
予算関連にしても、積極的にEM関連とこの与那国遺跡関連に配分されるという
有様で、さらに教官が使用する研究室の賃貸料を各教官から徴収するという馬鹿な
ことを実行して、それで集めた資金も木村さんに全額回しています。
琉球大では木村さんの味方はいませんよ。
誰もが言っていますよ「アレは木村先生の捏造だ」って。
でもバックに学長一派がついているので、誰も公には批判できないんですよ。
琉球大内で公に批判をなされているのは一部の先生方だけで、
まず大学側の科研費配分に対する批判を、法文学部総社システムと教育学部
社会科専修の行政学の先生方々8人。
琉球史の立場からの批判を、法文学部国際言語科の高良倉吉先生一派が。
そして地質学、地形学、地理学の立場から、教育学部社会科専修の河名俊男
先生(教授会の役員も務められております)などが行っています。
何れにせよ、これらの先生方はそれなりの権力背景があるか、もしくは
琉球大内では捨てられない物がない&他大学での再就職の当てがあるという
方々ですので批判を展開できるわけです。
決して琉球大学の研究者達が遺跡肯定派ではないという事と、学者としての
まともな科学的見地を喪失している訳ではないということを、
ご理解頂きたいです。
222:出土地不明
03/11/23 19:08 GykwLxJN
●●●マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるのか?その8●●● URLリンク(natto.2ch.net)
266 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 02/02/13 14:19 ID:SyIqjfH5
TBSドラマ「プリティ・ウーマン」も、盗聴ネタ。
ドラマ盗聴は、もう言うまでもないか。
盗聴・盗撮ネタを使う雑誌
ジャンプ・サンデー・マガジン(週刊・月刊・ヤング)
チャンピオン モーニング スピリッツ アフタヌーン
ビッグコミック ビッグコミックスペリオール
まんが〇〇〇とつく、4コマ雑誌
他にも読んでいるもので、盗聴だと思ったものがあったら書き足してください。
著者によっては、盗聴ネタを使っていない人もあります。
使わない著者も、盗聴の危機にさらされていることと思う。どうかご了承下さい。
301 名前: 投稿日: 02/02/15 19:11 ID:lKXGAVTC
>>292
>モニターで見ている人がいて、その様子から偽ファンに、話してほしい台詞を
>伝えるようです。
こういうギャグを思いつく人って、普段から盗聴/盗撮をやっていると疑われても仕方がないよね。
>例えば漫画家でも、裏で「こういうネタを描いて」と頼まれたのかも
>しれないし、テレビのリポーターでも「こういう台詞を言って」と
>陰で命じる人がいるのかもしれないですね。
今はほとんど聞いていないが、J-盗聴WAVEの番組制作会社と契約して仕事を
している放送作家の中に、盗聴を利用しているバカ野郎がいるよ。放送では放送作
家がセリフを考えるのが普通だが、貧困な才能ゆえに盗聴にすがってしまうんだろ
うね。ただ、表でしゃべっているタレントがその事実を知っているのかどうかは、
わからない。J-盗聴WAVEは局全体が確信犯だから、いずれ天罰が下る。
223:出土地不明
03/11/23 19:24 oVvWhsBa
なるほど、岐阜のペトログラフ騒動と似た構図ですな。
相手が権力者だけに迂闊なことは言えない、ですか。お気の毒です。
貴重な内情、ありがとうございます。
224:hammerhead
03/11/24 00:48 QGplvr5T
>221
琉球大学関係者さん、詳しい内部情報をありがとうございます。
ようやく、なぜ琉大から声が聞こえてこないか理解できました。
琉大関係者に対して失礼な発言があったことをお詫びします。
しかし、かなり深刻な状況になっているのですね。
琉球大学関係者さんが腹に据えかねている理由もよく
理解できます。
「海底遺跡もどき研究」が学長直属になっているということは、
ますます「この案件=琉大の評価」になりかねない
ですね。うーん。
225:hammerhead
03/11/24 00:51 QGplvr5T
今後この「海底遺跡もどき」がこのまま「遺跡」として認知
されてしまえば、今後琉大は「その手」の人しか集まらない
「トンデモ大学」になってしまうでしょうね。
やはり今のうちにきちんと議論しておかないと、大変なことに
なりそうな気がします。
そのためには、いろいろ圧力はあるでしょうが、やはり
琉大内部からも声を出さないとなかなか世間には理解して
もらえないでしょうね。
その武器として、まず「遺跡もどき」の実体を、一般の方も
理解できるよう論理的に説明する事は不可欠なので、
現在の方向での検証は続けます。
政治的な問題は今のところ手が回らないので、私は
口を出している余裕はありませんが、この側面からの
検証も必要でしょう。意見のある方はぜひ進めて下さいな。
琉球大学関係者さんも圧力があって大変そうですが、
問題を世間に知ってもらう工夫を色々してみて下さい。
期待しております。
226:出土地不明
03/11/24 08:05 C5Bb6lYq
hammmerheadさん、冗談ではなく、ここでの検証を文章にまとめて、沖縄の考古雑誌にでも発表されたらいかがですか。
安里論文も労作ですが、地学的な裏づけがないので印象論にとどまっている感は否めません。
「論文」の扱いになるかどうかは分かりませんが、投稿規程に「会員に限る」という条件がなければ大丈夫、いや歓迎されるのでは?
似たようなケースで、(2chではないが)掲示板での議論から、非会員の医学博士が考古学協会での発表を行なうに至った例もありますし。
227:元琉球大学生
03/11/24 22:06 cItO4IDA
おやおや、わが母校も大変ですなあ。
まあ、オイラがいた当時から理学部は一番でかい顔してたからなあ。
高良さん、がんばっているねえ。影ながら応援させてもらおう。
ところでオイラの恩師の池○さんや山○さんはどうしているのかなあ。
まだいるのかなあ・・・
久しぶりに顔見に沖縄にでも行こうかなあ。
228:出土地不明
03/11/24 23:50 QxoacOl1
>>227
小中学生に酒飲ました事件も有りますしね。
229:出土地不明
03/11/25 00:19 9i4zJcCM
我が母校も情けない限りだ・・・。
東北の某氏を葬り去ったときのように
どこかねつ造ですっぱ抜いてほしいものだ。
とりあえず、朝日・読売辺りとどっかの大学がタックを組んで
木村のアホを葬り去ってくれ・・・
230:出土地不明
03/11/25 00:29 mbq38GV5
そこで2ちゃんねるの出番ですよ
231:出土地不明
03/11/25 07:56 LJxlDBnw
>>229
マスコミ(って言葉も適切じゃないが)は、面白いことしかやらない。
藤村=捏造は面白かったが、与那国=遺跡の方が面白いので
やらないだろうと思う。
232:元琉球大学生
03/11/25 22:08 tf0Rqssz
>>228
この件に関しては、さもありなんって感じですなあ。
沖縄ってあんまり未成年の飲酒にうるさくないのよ。(少なくともおいらが
いた当時は)
高校生が行事等の後にクラスで飲み会なんてちっとも珍しくなかったからねえ。
おいらと一緒に教育実習したやつなんて実習終了後に担当クラスの生徒と一緒に
居酒屋でどんちゃん騒ぎをやらかしたし、読○高校の正面玄関前の居酒屋なんて
バイトは全員読○高校の生徒で客もほとんど読○高校の生徒といった状態だったねえ。
まあ、小中学生に酒(泡盛だろうなあ)飲ますのはさすがに無茶だけど(笑。
スレ違いでスマソ。
233:hammerhead
03/11/26 00:19 /JiIN/Rf
> 226
そうですねえ。特に深い考えもなく成り行きで
始めたものですし、今後尻すぼみになるかもしれないし(w。
ひととおり終わったら、本当に価値ある内容か
もう一度見直してみてください(w。
234:hammerhead
03/11/26 00:20 /JiIN/Rf
検証を続けます。
よく「自然ではあり得ない」例として出してくるのが、
「アッパーテラス上の凹地」。
「地層がどけられている」ってやつです。
断面図ではいやに大きく描かれているので、どんなのかと思って
平面図や鳥瞰図を見ると、そんな例はいわゆる「三角プール」と
呼ばれる凹地だけであることがわかる。
「誇大表現」と批判されたのか英文論文2001をはじめ、
最近のレポートでは小さく描き直してあります(w。
これだけでだいぶ印象が違う。
235:hammerhead
03/11/26 00:21 /JiIN/Rf
これはさしわたし十数m、扇を40度ほど開いたような形の凹地。
深さは約2m。下部は節理に沿ってきれいに半開き扇形になって
いますが上部は侵食を受けて円形というかジョウゴ形(スタジアム
形)になっています。
写真は「遺跡派」発表資料のあちこちで発表されているが、
一部広角レンズで撮影されている写真は歪みが大きいので注意。
方角等を示すための基準として「マサダ2000」p.102を使うと、
ここではページ左上が南東・傾斜下手側になる。3つの「柱穴」が
あるのは上手側。
236:hammerhead
03/11/26 00:22 /JiIN/Rf
「遺跡派」がこれを「人工」の根拠として使う理由は3つ
(1)凹地の地層は自然の力ではどけにくい
(2)断層や節理系にない円形や弓状に削られた地形は
自然ではできにくい
(3)柱穴がある
(2)についてははっきり「三角プール」と明言していないが、
見渡したところここしか該当する場所がない。
まず一番の問題点は、この小地形がやっぱり節理によって形成
されている事実に全く触れないこと。
半開き扇の2長辺は明らかに節理。北東-南西の節理(下手)と
西北西-東南東の節理(上手)のおなじみの節理系が交差して
この形を作っている。
西北西-東南東の節理(上手)は方向がばらつく傾向にあり、
ここでも心持ち西に振っている。またこの節理は2本に分かれて
いるが、一部は節理が下部の砂岩層だけに走っており、上部の
砂泥互層まで達していないのもわかるだろう。
237:hammerhead
03/11/26 00:22 /JiIN/Rf
上手側の節理は、マサダ2000 p.102では曲がっているように
見えるが、これは広角レンズの影響。p.105を見ればまっすぐなのが
わかるはず。
この節理に挟まれた部分が次第に剥離・崩壊が進み
形成されたのが「三角プール」だ。
2長辺に挟まれた短辺側は不規則な断面を示している。
この破断面は節理とは関係なさそう。これは2長辺に
挟まれた部分の崩壊が進むにつれて、波の営力で
剥がれてできたものと推測できる。これは写真を見れば
誰にでもすぐにわかる。
238:hammerhead
03/11/26 00:23 /JiIN/Rf
ところが「遺跡派」はここでは意図的に節理には触れず、
> 直線的な掘り込みは波の力などで自然にできた地形とは考えられない。
(マサダ2000)p.101
波の力だけではありえないのはあたりまえだ、節理なんだから。
ウソツキだなあ。
また逆に
> 断層や節理系にない円形や弓状に削られた地形は自然ではできにくい
(第三文明社 1997)
だと。呆れた・・・。今度は「節理」じゃないから「人工」だと。
これは、誰が見てもただの自然の風化・浸食じゃないか。馬鹿にするな。
明らかに「直線的な」節理と、その後に波による侵食で崩壊が進んだ
自然の小地形ではないか。もう小細工も矛盾していて馬鹿同然。
239:hammerhead
03/11/26 00:24 /JiIN/Rf
よくみると、凹地の下部は堅い砂岩層で、この部分にはカッチリと
節理が入っているのがわかる。「コ」の字形の凹みも節理と層理面の
剥離で形成されている。その長辺の節理はその先にも続いている
のもはっきりわかる。短辺は剥離時に折れたものと考えて
何の不思議もない。
上部は砂泥互層で、侵食されて節理の存在はよくわからない。
が、節理をきっかけに侵食が進んでいったことは当然推測できる。
おそらく、まず2節理の間で上部の砂泥互層の侵食・剥離が進み
凹地が形成され始めた。これは陸上でも海中でも無理な話ではない。
そして下部の塊状砂岩に達すると、今度は節理に沿ってブロック状に
小さく崩壊していったとすれば無理はない。なぜ一枚岩で
剥離したとしか考えられないのか?無能な「地質学者」だ。
そして砂岩ブロックは波の営力で運ばれたとするのがなぜ
問題なのだろう?ポットホールがあるから、かなりの長期間波打ち際に
あったこともわかるしね。
240:hammerhead
03/11/26 00:25 /JiIN/Rf
さらに大きな台風や津波があれば、かなり大きなブロックで
あっても簡単に運ばれてしまう。何の不思議もない。
琉球大には波の営力を研究している先生もいるし、木村氏も
その手の論文(↓)の共著者になっているではないか。波の営力の
大きさを知らないはずがない。
加藤祐三・木村政昭(1983)沖縄県石垣島のいわゆる「津波石」の
年代と起源 (地質学雑誌 vol.89)
自分の過去の業績まで反故にしてこだわるその情熱は何なのか?
それはあとでみっちり考察してみよう。
241:hammerhead
03/11/26 00:26 /JiIN/Rf
「遺跡派」は、これを「水を貯めたプール」と推測している。
それは無理な話だ。
まず「プール」のエッジは節理だ。「遺跡もどき」の節理は
開口性。セメントなどで目止めでもしない限り水は全部抜けてしまう。
そんな細工をした証拠はあるのか?何も言及はない。
また、この「プール」も10度傾いているのを忘れてはいけない。
マサダ2000 p.102では左上が下手。水を貯めたとしても
「コ」の字形の切れ込みは何の役割も果たしていないことがわかる。
ガサツな超古代人だねえ(w。
242:hammerhead
03/11/26 00:27 /JiIN/Rf
次に「柱穴」を見ていこう。写真を見てすぐわかるのは
3つの穴とも上手の節理沿いに開いていること。
> 同じ大きさの穴が、同一線上に並ぶ確率は、非常に少ないと思う。
(平城徳浩 月刊地球 p.89)
節理沿いに並んでいることを読者に隠して、こんな詭弁を
弄するのだから実にタチが悪い。
節理が入って、もろくなっている部分に石がはまり込み、
波の営力でどんどん深い穴が掘り込まれていったことがわかる。
上手側の節理沿いだけに穴が開いているのは、波打ち際で
陸側の壁に何度も何度も石が打ちつけられて穴が開き始めた
から。下手側の節理沿いにも穴があるなら「人工」か?と
疑えるかもないが、現状を見ると自然にできたと考えるのに
何の不都合もない。
243:hammerhead
03/11/26 00:28 /JiIN/Rf
この「柱穴」がポットホールである可能性は「遺跡派」も否定
してはいないのだが、
> しかし、それぞれの穴の縁には人工的な加工跡が見られる。
(第三文明社2000 p.100)
などを理由にで、どうしても人工にしたいらしい。ではその
「加工跡がどうなっているのか?」には触れない。何とも
お粗末な主張だ。
一方「自然派」の観察はというと
> 筆者は、3カ所ある穴のうち2カ所には、長径が穴の直径に
> 等しいラグビーボール状の石があることを確認している。
> また、穴の内壁には、石の回転でできたと考えられる
> 線状痕が認められた。
(原俊雄 月刊地球 p.117)
この記述内容の差はどうだろう。石を見る能力のある「本物の
地質学者」と名ばかりの「エセ地質学者」との差は歴然としている。
244:hammerhead
03/11/26 00:29 /JiIN/Rf
ポットホールに関しては、
↓あたりを参照のこと。
伊豆半島伊東市(海岸のポットホールの例)
URLリンク(www.shizushin.com)
九州五島(海岸のポットホールの例)
URLリンク(www.nagasaki-np.co.jp)
兵庫県猫崎半島(海岸のポットホールの例、これも節理沿い)
URLリンク(www2u.biglobe.ne.jp)
西表島浦内川(河川のポットホールの例、「遺跡もどき」と
同じ八重山層群に開いた穴)
URLリンク(www.ne.jp)
埼玉県長瀞町(河川のポットホールの例、お、これも遺跡
じゃないか?(w)
URLリンク(www001.upp.so-net.ne.jp)
245:琉球大学関係者
03/11/26 22:15 e/o4PCtD
>>240
木村先生と共同研究をなされていた加藤祐三先生は現在、強行的なアンチ木村派として
ご活躍なされています。
研究会などで幾度と無く科学的に木村先生を論破し、木村先生に感情的な暴言を
何度も言わせていますよ。
加藤先生は聞くところによると、学生への講義中にも木村先生へのバッシングと
与那国海底遺跡の否定を行っているようで、論理的な学生には大変に人気があります。
逆に木村先生は学生からは殆どキチガイ扱いされていて人気が無く、一部のカルトマニアが
勘違いして師事しに来るだけのようです。
246:出土地不明
03/11/27 03:18 Y5QruLJ+
内部から異論が出されるのはいい傾向ですよね。
感情的になるのは頂けませんが、組織の自浄作用として歓迎したいところです。
247:hammerhead
03/11/27 22:58 GmDbUPUL
> 245
そうですか。加藤先生は与那国島でも、
加藤祐三ほか(1995)高波による石灰岩塊の移動
-1994年台風13号による与那国島南岸での例-
(琉球大学理学部紀要 no.59, p.29-41)
という研究をされていますから、
> 波の力などで自然にできた地形とは考えられない。
(マサダ2000 p.101)
などと安易に言われると腹も立つでしょうね。
248:hammerhead
03/11/27 22:59 GmDbUPUL
上記論文では、標高(水深ではない)15m地点にある
40トンの岩塊が、台風時に水平距離で6.5m移動した
ことを報告しています。この岩塊は丸いですから「転がり」
の要素も考慮しなければなりませんが、台風時の波の力が
いかに大きいかがよくわかるはずです。
4トンの岩塊(標高20m)は、水平距離で10m、高度で
2.3m上方へ移動しています。
「遺跡もどき」は現在水深0~25mにありますが、
海面が現在の位置まで上昇していく途中に、
最も波の営力を受ける水面近くに位置していた頃には
かなり大きな波の力を受けていたはずです。
その間、大きな台風、地震による津波が何度訪れたことか。
「遺跡派」のセンセイは、そんなことは百も承知で
ウソをついているのだから、顰蹙を買うのも当然ですな。
249:hammerhead
03/11/27 23:00 GmDbUPUL
でも、その反論も学外には全く伝わっていないのが
残念ですね。その内情はよくわかりましたが・・・。
地形学の河名先生の意見が表に出れば、ここでやってる
批判など比べものにならないくらい説得力と影響力を
持つはずですから、難しい事情があるのは理解できますが、
なんとか聞いてみたいですね。
マスコミの皆さんぜひアプローチしてみて下さいな(w。
250:出土地不明
03/11/28 19:20 EAkH0qRs
ちょっとミーハーでスマンが、
今(11月28日現在)コンビニに並んでる『スプリガン』
復刻版(?)の中程のページに与那国遺跡の話題が載ってて
木村氏が写真入りで出てる。試しに読んでみてちょ。
251:元琉球大学生
03/11/28 21:20 ngdF9eFR
>>245
加藤先生かよ、懐かしいなあ。
おっかない先生だったなあ。生徒に対し平気で怒鳴りまくってたし。
大学の先生でそういう人珍しかったんでよく覚えているんだよねえ。
当時琉球大学には革マルの連中がいてさあ(今もいるのかな?)、
よく授業の前に「十分間ほど時間をください」なんて来て、アジってたんだよね。
ほかの先生はどうぞ、なんていってんのに、先生は「授業の邪魔だ、とっとと出ていけ」
なんて怒鳴りつけてたからねえ。
ご健在で何よりですなあ。
252:hammerhead
03/11/28 23:19 vnQqgaT1
ちょうど波の営力に話が来たので、もう少し核心に迫ってみよう。
「遺跡もどき」での節理に沿った剥離と脱落は、北西側(層理面傾斜
上手)よりも南東側(層理面傾斜下手)に多く発生している。
これは重力滑りによる影響が大きいのはもちろんだが、波の営力も
忘れてはいけない。南東側は当然海側であり、より波の影響を
受けやすい。
253:hammerhead
03/11/28 23:20 vnQqgaT1
それでは同じ南東側でも地層の走向方向(南西-北東)で差は
みられるか?見ての通り、最もブロック状の脱落が激しいのが
南西側だ。北東側は比較的おとなしい地形になっている。
これは「第1海丘」の海側に第2海丘、第3海丘という障壁があり、
北東部は波の営力を受けにくいから。そして南西部を見てみると、
その部分は最も海側に突き出た地点(最南端)に当たり、
またその前面に障壁はない。外洋からの波を直接かぶる場所に
あることがわかる。この部分の崩落が最も激しい理由はこれだろう。
こういった考察もせずに、形状の類似性だけから「船着き場だった」
だの「グスク」だの論じても全く無意味だ。
まあ木村氏はこれも充分わかったうえで、デマカセを語ってるんだと
思うが。
254:出土地不明
03/11/29 23:24 mlM2EImP
右翼大学教授によるお粗末な歴史の捏造
255:出土地不明
03/11/30 21:01 i/aKzivT
お前ら左翼氏ね!民族の誇りにケチをつけるな
256:出土地不明
03/11/30 21:04 FBD/DBS9
hammerheadさん、254・255のような輩は完全無視して、検証の続きをよろしくお願いします。
257:hammerhead
03/11/30 22:51 A3eXcrPK
さて、これまで長々と
> (1b)階段状の地形が、地層傾斜方向の南側だけでなく周辺もとりまいている。
> とくに地形の逆傾斜の北側にあることは人工的である。しかもその一部は
> 石段になっている。
を中心に、メインテラス、アッパーテラスの「人工の証拠」と
やらが「節理系」ですべて説明できることを証明してきた
(クサビ穴は後述)。
> 「もはや遺跡ポイント=自然説の根拠は崩れてしまった」
が、いかに幼稚な主張であるかが理解してもらえたと思う。
残りは「亀石」と「水路」くらいかな?他に何か言及し忘れた
ものがあれば教えて下さい。
258:hammerhead
03/11/30 22:52 A3eXcrPK
「亀石」はあえて語る価値もないほど馬鹿馬鹿しい
「証拠」だが、一応通過だけしておこう。
> 亀が2匹、向き合ったような形に整形されたような
> 高まりが存在する。
(月刊地球 p.81)
こんな短文に「ような」が2つも入っている(w。
よほど自信がないとみえる。
通俗本では素人ウケするので大きく掲載しているが、
プロには通用しないことをよく知っているのだろう。
月刊地球2000や英文論文2001では扱いはきわめて小さい。
259:hammerhead
03/11/30 22:52 A3eXcrPK
まず、あれが「亀」に見える人、「人工」に見える人が
少ないと思う(w。
当然の話だが、これも節理系で作られた自然の造形だ。
見ればすぐわかるだろう。
一つ面白いのが、ここでは北東-南西・節理、西北西-
東南東・節理に加えて、どうも南北の節理もあり、
つごう3方向の節理が発達していること。
260:hammerhead
03/11/30 22:53 A3eXcrPK
南北の節理は「テラス」の発達している「遺跡もどき」
南西部ではほとんど見ないが、「遺跡派」の鳥瞰図に
よれば「遺跡もどき」北東部にはよく出てくる。
この方向の節理がどういうメカニズムで形成されたかは
今後検討の余地がある。
与那国島陸上では北東断層、北西断層(この2種の断層は
共役断層=ある応力場で形成される方向の異なる同時断層)
の他に、これよりも新しい時代の東西断層もある。
南北節理はこれと共役系をなす断裂なのかもしれない。
仮説だが。
261:hammerhead
03/11/30 22:54 A3eXcrPK
で、この3方向の節理がうまく組み合わさったものが
2つの「亀岩」だ。
節理の存在にはいっさい触れず、
> 手や首の先端は鋭角に切り出されており、とうてい
> 自然のイタズラでできたものとは思えない。
(木村政昭(2001)海底遺跡の謎 足元から知る島の
成り立ち (FRONT vol.13 no.5))
とはまた白々しい。節理による造形であることは
全部わかっているくせに。もう読者を馬鹿にしている
としか思えない。
前面から見ると見方によってはそれっぽいが、後ろを絶対
見せないのはたぶんグズグズになっているんでしょうね。
262:hammerhead
03/11/30 22:54 A3eXcrPK
サイアスでは
> 「亀というなら亀」と言う程度に納得しつつ
> 「台座」の上に横たわる巨大な「亀のモニュメント」の
> ように見える。ジョイントに沿った形状なのは他の
> ポイントと同様。
と皮肉られているのが笑えますね。
263:hammerhead
03/11/30 22:55 A3eXcrPK
アッパーテラスの「水路」は北東-南西方向。
近接した2列の平行な節理間が脱落したものであることが
はっきりわかる。
写真を見ると、水路は途中でとぎれ平坦面になって
いるのだが、その平坦部にも2列の節理の延長部が
ちゃんと見える。
「水路」延長部、平坦面での節理はマサダ2000 p.87と
p.89では必至に隠しているが、クォーク2002 p.30で
しっかり暴露されているのがおあいにく様(w。
これが仮に水路であっても、平坦面に入ってすぐ水はダダ洩れに
なってしまうんだが、いったいどういう意味の水路だ?。
それ以前に水はすべて節理沿いにしみこんじゃうんだけどなあ(w。
目止めした証拠は?
264:hammerhead
03/11/30 22:56 A3eXcrPK
水路中の階段状になっている部分は層理面が剥離したものだ。
水路というものはかなり計画性を持って作られる
ものである。なのに自然にある節理沿いにしか
見いだされないのは、「人工物」としては
あまりに行き当たりばったりだ。まあ「遺跡派」の
根拠はお定まりの「のように見える」だけだから
程度が低いのはわかっているんだが。
265:hammerhead
03/11/30 22:56 A3eXcrPK
これまで見た「人工の証拠」とやらはすべて既存の
節理に規制された造形(実際は単なる地形)である
ことがわかる。
これが仮に「人工」としても、この超古代人は
・節理に沿った岩盤をはがすだけ。
・節理のない場所には何も細工しない。
・そして壁面に人工らしい彫刻や絵や文字らしきものも
何も残さない。
・さらに、これだけ大量の岩石ブロックを切り出し、運搬は
するのに、「石積み建造物」を何も残さない。
そこに積極的な人間の意思や計画性を見いだすことは
全くできない。
266:hammerhead
03/11/30 22:57 A3eXcrPK
「遺跡派」はよくこれを「巨石建造物」と呼ぶが、
ストーンヘンジにしてもナンマドールにしても世界中の
巨石建造物はすべて「巨石を積んだもの」だ。
そこには人間の積極的な意思(目的は不明でも)や
重力に反した「仕事」の跡が明瞭に窺える。
「遺跡もどき」にはそれがいっさいないのだ。
もちろん「巨石建造物」と呼ぶのも誤り。
よく自然の岩盤を成形加工した遺跡として比較の対照
とされるペルーのケンコー遺跡にしても、明らかに人工と
わかるかなり細かい細工が見いだせる。そして
その周囲には「石積み建造物」もちゃんとある。
この「遺跡もどき」を同列に扱うなど勘違いも
甚だしい。
267:hammerhead
03/11/30 22:57 A3eXcrPK
これだけ「まるで自然そのもの」のように造形を行う
民族が存在しなかった、とはいいきれないが(w、
これでは「積極的に人工を示す証拠」がない限り
「人工説」を支持することはできないだろう。
このスタンスは何ら変わることはない。
268:hammerhead
03/11/30 22:58 A3eXcrPK
「遺跡派」は「石を積んだ証拠ならある。それはループ
道路の擁壁だ」と反論してくるだろう。
というわけで、次は「ループ道路」や「階段」といった
「遺跡もどき」下部の検討に移ろうか。
以下次回。
269:出土地不明
03/12/01 07:06 Z+bKe9Ja
>>266
瑣末なことだが、ストーンヘンジの現在の形はは20世紀の非科学的な復元に
よるものであることが分かっているので、こういった反例として提示するのは、
恰好の攻撃材料を提供することになるので避けた方が良い。
270:出土地不明
03/12/02 00:02 +VgufpPG
>>269
いつ「非科学的」であると結論が出たのですか?
復元以前のスケッチがいくつも残っていて、そのスケッチと比べて非科学的と
言える様な違いは見当たらないのですが。
271:hammerhead
03/12/02 00:14 C9Yqb4ZS
なるほど。そういえばニュースかなんかで
見たような気がしますね。
では
> 巨石建造物はすべて「巨石を積んだもの」だ。
巨石建造物はすべて「巨石を積んだり立てたりした
もの」だ。
にしておきます。
ストーンヘンジについてはここでやるより
別スレを作られた方がいいかと思います。
269さん、270さん、ありがとうございます。
272:出土地不明
03/12/02 00:18 7utFzFGu
ここの出番か
【 キリスト教以前のヨーロッパ 】
スレリンク(archeology板)l50
273:出土地不明
03/12/03 03:53 iWF3kPhv
どうでもいいが、たった一人が息巻いてるだけで
議論が行われてるわけではないから、判断に欠けるな。
通りすがりの素人の感想だがw
274:出土地不明
03/12/03 06:21 dlm2garF
つまり、「私は判断力がありません」と言いたいのか?
275:出土地不明
03/12/04 00:47 TX/RCPas
あのヘタレの「遺跡派」が戻ってこないかな。
俺に知識があれば議論に参加できるのになぁ……
276:hammerhead
03/12/04 22:39 vtqWINMi
「遺跡もどき」下部の検討に入ります。
「遺跡派」が主張する「人工物である7つの証拠」のうちの
> (1)自然にはできない地形
そのうち
> (1c)メインテラスなどの階段状地形の下側に、それらが削られて落ちた石片が
> 堆積していない。
> (1d)遺跡ポイントを取り囲むように周縁道路(ループ道路)が形成されている。
> 岩盤が平坦面になっているところには打撃痕が多数見つかっている。
> (1e)排水溝のようなものが、上から下に通じている箇所がある。
あたりが「人工物の証拠」になりうるか?を検討しよう。
277:hammerhead
03/12/04 22:40 vtqWINMi
> (1c)メインテラスなどの階段状地形の下側に、それらが削られて落ちた石片が
> 堆積していない。
脱落した岩塊が大きなブロックになるとは限らないこと、
波の営力が「遺跡派」の主張ほど小さくはないこと
については、これまで説明してきた。
比較的大きなブロック状になりやすいのは上部の塊状砂岩層で、
下部の砂泥互層は節理が細かく入り小岩塊となりやすい。
現在のメインテラスあたりの壁面を見ても節理沿いに
薄く剥離が進行中であることもわかる(マサダ2000 p.73など)。
ブロックを切り出し運搬したというのなら、そのブロックを
どこか遠くへ運搬しないで近場に何か築いてもよさそうな
ものだが、「遺跡派」が主張する建造物とは原始的な「ループ道路
沿いの擁壁」(これもとても人工物とはいえない)のみだ。
278:hammerhead
03/12/04 22:40 vtqWINMi
> (1d)遺跡ポイントを取り囲むように周縁道路(ループ道路)が形成されている。
> 岩盤が平坦面になっているところには打撃痕が多数見つかっている。
この「ループ道路」は「遺跡派」には、人工物である重要な証拠に
見えるらしく、英文論文2001でも大きく取り上げている。
まずこの「ループ道路」がどういう代物なのか見てみよう。
「ループ道路」とやらが発達しているのは「遺跡もどき」=「第1海丘」
の麓、南西側のごく一部。丘を取り囲むように幅約5mの平坦部が
続いている。
「遺跡派」はこの道路の構造について詳しく論ずることはしない。
「道路上に石がないのは人工的」を繰り返すばかりだ。道路の床面が
何でできていて、どうやって造築されたかにはいっさい触れない。
ヘタに手を出すと自然物であることがすぐばれるから。
この「ループ道路」面は「遺跡もどき」を作る岩盤=地層の一部で、
決して石板を敷いて「造築」したものではない。
279:hammerhead
03/12/04 22:41 vtqWINMi
つまりこの地層面上の岩盤が崩壊して、この面が露出し回廊状に
なっているのだ。この面上で崩壊がストップした理由は
よくわからないが、おそらくこの面の直下に堅い地層が
あるためだろう。
この辺は調査の余地があるが、自説に不利な証拠が出てくる
可能性が高い調査だから、「遺跡派」はあえてやらないだろう。
崩壊の主な原因となっているのはもちろん節理。
「第1海丘」の南東面沿いに北東-南西方向の節理が何本も入り
「ループ道路」上の岩盤が徐々に剥離・崩壊していったものだ。
5本ある「階段」はその崩壊途中の姿だ。
この「ループ道路」から北東側へ向かうと、その「階段」へ行く。
角を曲がって北側へ向かうと上り坂になっている。つまり南西端が
一番低い=壁面の崩壊が一番進んでいる。これはテラス上同様、
この部分が最も波の営力を受けやすい(南側=海側に障壁がない)
からだろう。
280:hammerhead
03/12/04 22:42 vtqWINMi
仮に「ループ道路」が人工だとするとどうやって造築したのか?
それは「第1海丘」南東部の壁面を上から下まで剥がすなり
削るなりして、「ループ道路」面を露出させなければならない。
なぜそんな大仕事が必要なのかさっぱりわからない。
「ループ道路」が必要なら、現在「擁壁」になっている部分を
整地し、石畳でも敷けば済む話だ。
281:hammerhead
03/12/04 22:42 vtqWINMi
それに壁面を削った跡があるのか?
この部分は写真が極端に少なく、考察も難しいのだが、
その数少ない写真を見ると「第1海丘」壁面は地層の
シマシマがよく発達している。節理沿いに剥離した後に
自然の風化・浸食を受けたものだ。地層ごとにその堅さが
異なるため地層ごとに凹凸になっていることがわかる。
削ったのであれば、地層に沿って横に削るなどという面倒な
ことはしない。縦に削って行くはずだ。そのような人工的な
削り跡はいっさい認められない。
「遺跡派」は「削り跡はその後の浸食で消えた」と
いう言い訳を用意しているのかもしれないが、
それならばその辺の考察もきちんと説明すべきだろう。
だが、へたに言及するとボロが出るのを知っているから、
核心には決して踏み込まないのだ。
282:hammerhead
03/12/04 22:43 vtqWINMi
「ループ道路」上に岩塊・石片が見あたらない理由は何か?
それはまず「ループ道路」面も10度傾斜していること、
南東下手側(現在「擁壁」になっている部分)が凹地に
なっている影響が大きい。
壁面が崩壊した直後はおそらく「ループ道路」上にも
岩塊が山盛りになっていたことだろう。
それは「遺跡もどき」が陸上にあった時期か海面下に
沈んだ時期かはわからない。
その後現在に至るまで、大きな台風や地震による津波が
何度訪れたかわからない。その海側から襲う大波は
陸側にあたる「第1海丘」南東壁に当たり反射し、
山盛りになった岩塊を下手の凹地に落ち着かせたのだろう。
これが「擁壁」の正体、と推測する。
細かい岩塊は、平坦な「ループ道路」面上では定着できず、
長い間潮流(「遺跡もどき」付近は潮流が非常に速い)
に洗われることで押し流されたのだろう。
283:hammerhead
03/12/04 22:44 vtqWINMi
「遺跡派」は、「ループ道路」の「第1海丘」壁側に
「排水溝」があると主張する。
この「排水溝」は確認できる写真がなく、検証が難しい
のだが、深さ20cm程度というところを見ると、おおかた
「ループ道路」壁側の地層面が1枚、節理に沿って剥離
しただけだろう(テラス上の水路と同じ)。
末端部の排水口にしても「遺跡派」の見取り図
(第三文明社2000 p.54、英文論文2001にある)
を見る限り(写真はない)、計画性のある構造ではなく
自然に崩壊している箇所と見るのが自然だろう。
写真を出さないのは、あまり自信がないのだろうな(w。
以下、次回。
284:いわん
03/12/04 22:46 DZDGrf2m
URLリンク(tv3.2ch.net)
URLリンク(bubble.2ch.net)
URLリンク(school.2ch.net)
URLリンク(money.2ch.net)
285:hammerhead
03/12/04 23:01 vtqWINMi
> 273
> 議論が行われてるわけではないから、判断に欠けるな。
議論を拒否しているわけではありませんし、むしろ
議論して内容を向上できればと思っていますから
反論・質問はいつでもどうぞ。
スレの進行具合だけから判断しないで、中身を
読んでほしいのですが「長くて読む気しない」
といわれればその通り。
簡潔には「積極的に人工物である証拠は何一つない」
で終わりなんですが、どうもそれでは納得しない人が
多いようです。
「遺跡派」が「~に似ている」を大量にばらまくことで
支持者を増やす作戦をとっているので、それを一つ一つ
検証していくという冗長な展開になっているわけです。
ご了承下さい。
286:hammerhead
03/12/06 00:01 c/l3mcjv
次に「階段」を見よう。
「遺跡派」によれば5列あることになっているが、
いずれも「第1海丘」南東壁沿いに並んでいる。
「階段」の写真も少なく、マサダ2000のp.62-63に
そのうち「ループ道路」から「テラス」上に続いている
No.3の写真があるだけ。
一目見ればわかるが、鳥瞰図ではきっちり角張っている
ように描かれている段だが、そんなに明瞭なものではない。
段になっているのは地層面である。
「遺跡もどき」下~中部15mほどは砂岩と泥岩の互層から
成り、剥離が進むと段々になりやすい地層であることがわかる。
287:hammerhead
03/12/06 00:01 c/l3mcjv
> このような規則的な侵食はやはり自然では考えにくい
(第三文明社1997 p.97)
層理面の発達した砂泥互層であることや節理について
知っていて何も触れずに「自然では考えにくい」と
この言いぐさ。あまりの悪質さに呆れはてる。
5列ある「階段」はすべて南西側に向かって下りになっており、
言い換えれば「南西側ほど地層面の剥離が激しい」ということだ。
これは上部でも南西側が最もブロック状の脱落が多い事と
同じ現象。それはもちろん南西側が波の営力を最も受けやすいから。
逆側に下る「階段」が一つでもあれば「人工?」と疑えたかも
しれないが残念でしたねえ(w。
288:hammerhead
03/12/06 00:02 c/l3mcjv
整理しておくと、
・「第1海丘」に卓越する北東-南西節理が南東壁沿いに走る。
・節理沿いに壁面の剥離が進む。
・節理に沿った剥離は、層理面に沿って上部から順に剥離して
いくことで進む。南から襲う波の営力により、それは南西側から
進行する。
・外側の剥離・崩壊が進むと次(内側)の節理沿いの
剥離/層理面の剥離が始まる。
・この繰り返しで5列の「階段」状構造ができた。
というわけ。
内側2列の「階段」が下まで達していないのは
節理沿いの剥離・層理面の剥離がまだ初期段階だからに
すぎない。
289:hammerhead
03/12/06 00:03 c/l3mcjv
> 設計を知らない敵が階段を駆け下れば落下してお陀仏・・・
> という、作戦意図で造られたものか。
(第三文明社2000)
といった幼稚な想像には苦笑するしかないが、
そんな想像力を発揮できるなら、本職の地質現象の
洞察にもっと使ってほしいんだがなあ(w。
読者を騙そうとわざとやっているのだから無理な相談か。
290:hammerhead
03/12/06 00:03 c/l3mcjv
> ときどき1~2m、ときにはそれ以上の高さの段がある。
> ・・・石やハシゴを置けば登ることができる。
(第三文明社1997)
も笑うしかない。ここは均質な単層が厚さ1m以上
あって、この区間は段になりにくいからにすぎない。
ここにもきちんと段が切ってあるなら「人工」の有力な
証拠になったかもしれないが、「階段」が計画的なものでは
ないことがこれで即座にわかってしまう。
「階段No.3」以外を写真で見せないのは、グズグズでとても
「階段」に見えないことがばれてしまうからだろうな。
以下、次回
291:出土地不明
03/12/06 14:34 sJRbcxwZ
誰か目次つくってくれないかなぁ。
オレももう少し時間があいたら作りたいが、今は無理。
292:出土地不明
03/12/06 18:33 SNNW6Kti
目次? hammerhead氏の文章の?
293:出土地不明
03/12/06 19:34 pTt63iNb
地学の知識がないから、撞木鮫氏の考察がどこまで妥当なのかは判断できないが、
これだけ詳細な遺跡説批判は初めて見た。
このスレの中だけで終らせるのはもったいない気がするなあ。
294:291
03/12/06 20:49 sPdbBQKM
>>292
そうそう。今のところスパゲッティ状にしか読めないけど
目次があれば構造的に読めて、理解が進むように思う。
誰かやってくれないかな。
295:hammerhead
03/12/06 23:32 e607ovzH
目次というかINDEXは最後に作ろうとは
思っていましたが、すでにどこに何があるか
わかんなくなってますね。
暇なときに作ってみますが、すぐにできるとも
限らないので、誰か使い勝手のいいヤツを
作ってくれてもかまいません。
296:hammerhead
03/12/06 23:33 e607ovzH
「ループ道路」と「階段」に補足。
「遺跡派」が意図的に触れないので気づかない人も多いと思うが、
「ループ道路」面も地層面であってもちろん南東側に10度
傾いている。
「ループ道路」上にあった地層を全部剥がすという大仕事をやった
わりには、傾いた道路が完成品ってどういうこと?
せっかく苦労したなら、最後の最後に地層と斜行した面を
切り出して水平な道路にしたらいいじゃないか。手間は変わらん。
この超古代人、よっぽど傾斜面が好きらしいなあ(w。
297:hammerhead
03/12/06 23:34 e607ovzH
「階段」については、「遺跡派」が出してくる垂直:水平=1:2
スケールの鳥瞰図を見ると「階段かあ」と納得してしまうかも
しれないが、垂直:水平=1:1スケールの鳥瞰図(サイアス1999年
10月号)も見てほしい。かなり緩い傾斜であることがわかる。
せっかく階段を切るなら、もっと短かい水平距離で充分人間の歩幅に
フィットしたものが作れるはずだ。ここでも計画性のないことが
よくわかる。
今日はこんだけ。
298:出土地不明
03/12/07 02:33 FoWOF1wy
>>hammerhead様
いつもいつもご苦労様です。ちなみにあなたさまは何者ですか?
299:hammerhead
03/12/07 23:54 qCKO0wQR
前にも書いたが、私は考古学業界人でも地学業界人でも
ないので、この件に関しては何者でもありません。一介の
市民というだけ。
木村氏のように、いかにウソ、歪曲、隠蔽を連発しようが
地質学教授という肩書きだけで商売できる人とは違いますから、
私の場合は内容を読んで是非を判断してもらうしかないです。
ただ、内容じゃなく肩書きだけで判断する人には
どうやっても通じませんから、影響力はほとんどないでしょう。
その点「遺跡派」の方々は安心して下さい(w。
300:hammerhead
03/12/07 23:55 qCKO0wQR
次は「擁壁」か。これも何とも馬鹿馬鹿しい「証拠」だが、
まずはお得意の「ウソ」を指摘しておこうか。
「ループ道路」から「擁壁」にかけての断面図があちこちに
出ているから見てほしい。
月刊地球2000 p.106、英文論文2001 p.59、マサダ2000 p.61、
第三文明社2000 p.65、実業之日本社2002 p.59
301:hammerhead
03/12/07 23:57 qCKO0wQR
まず不思議なのは垂直:水平スケールが1:4になっていること。
排水溝を大きく見せたいのか、擁壁下の凹地を目立たなくする
ためか、ループ道路の傾斜を小さく見せたいのか知らないが、
意味のあるスケール設定とは思えない。
まず深さ20cmの排水溝がなんと深さ5mに表示。これで読者に
しっかりした排水溝があると印象づけ。騙される人多し。
302:hammerhead
03/12/07 23:57 qCKO0wQR
「擁壁」の角度は30~40度とのことだが、ところが上記断面図では
その角度が70度に誇張してある。
逆だろ!垂直:水平=1:4なら30~40度は8~12度に
表示されるはず。どうも図学もわからないセンセイらしい。
学生のレポートだった当然「不可」を出すくせに(ry。
8~12度じゃとても壁に見えないのがわかっていて、
どうしても「壁」と思いこませるための歪曲だ。
No Scaleの図面ならまだ許容できるかもしれないが、
わざわざスケールを入れてこの歪曲。当然意図的なもの。
303:hammerhead
03/12/07 23:58 qCKO0wQR
同図面に「30~40度傾斜」と但し書きのあるものもあるが、
「だったらちゃんと図で示せ」と言いたくなる。
おそらくあちこちで指摘を受けたのだろう。英文論文2001では
プロにすぐ指摘されることを恐れてか、この但し書きもない。
ウソツキだよなあ。
もちろん「ウソツキ」と呼ばれることを回避するため、
別の図面にこっそり「40度」と入れてある。悪質だ。
304:hammerhead
03/12/07 23:59 qCKO0wQR
このセンセイ、傾斜に関してはいつも手の込んだ誤魔化し方を
するので要注意。
既存の研究でもそういった誤魔化しが多数あるはずだ。
関係者(特に木村氏の手口を知らずに共著者になって
しまった人)は再検討した方がいいよ。
305:hammerhead
03/12/08 00:00 RUM+BxyW
この「擁壁」は「ループ道路」の南東側、「ループ道路」よりも
一段低くなった凹地に岩塊が堆積しているもの。
その岩塊は「ループ道路」上にあった岩盤が崩壊したものが
中心だろう。海丘下部を作っている砂泥互層部(細かい岩塊に
なりやすい)が崩壊したものが「擁壁」下側にある小岩塊に、
海丘上部を作る塊状砂岩層がブロック状になって崩壊したものが
上に乗っている大岩塊だろう。写真で見ると、大岩塊は
角張ったブロック状や板状になっているのがわかる。
306:hammerhead
03/12/08 00:00 RUM+BxyW
前述のように、これらの岩塊は一度「ループ道路」に山盛りと
なったが、後に大きな台風や地震による津波が「第1海丘」の
壁に反射しこれらの岩塊を下手側の凹地に押しやったものと推測する。
もちろんこれは仮説だが、「遺跡派」の「人工としか思えない」
が地学的な知識と経験の不足から来る幼稚な考察ということは
理解できるだろう(まあ騙そうとウソをついているのだろうが)。
307:hammerhead
03/12/08 00:01 RUM+BxyW
「擁壁」の写真もきわめて少ないが、その角度(傾斜)が30~40度
だし、写真を見てもとても「壁」と呼べる代物ではない。
またその積み方もきわめて雑だ。大岩塊がない部分も多い。
計画性があるような積み方ではないのだ。
> 一辺が2~3mかあるいはそれ以上の変形四辺形やそれらの
> コーナーをとった五~六角形に整形された巨石が、たがいに
> 組み合わせたようにきれいにほぼ一列に並んでいる。
(月刊地球 p.105)
「たがいに組み合わせた」ように見えるのは、1枚の板状岩塊が
定着後に割れたものと考えるのが妥当だろう。こんな雑な
石積みなのに、部分的に几帳面なのは変と感じないのは
それこそ異常だ。
308:hammerhead
03/12/08 00:01 RUM+BxyW
それに傾斜30~40度で、岩塊を複雑に組み合わせる
利点は何もない。なんとかインカ遺跡の壁面に似たものと
思わせるための「遺跡派」の小細工レトリックにすぎない。
柱状節理の断面を見て「隙間なく積まれた石垣」と誤認してしまう
素人と同レベルの地質学者、それも教授って・・・日本の
地質学のレベルってすごいんですね(w。
309:hammerhead
03/12/08 00:04 Nuy7JDF0
そして、これが核心なのだが、この「擁壁」は何の役割を
果たしているのか?さっぱりわからない。
建造物で石垣を築く理由はいくつか考えられる。
(1)石垣自体を建造物の骨格とする(古墳など)
(2)石垣を土台としてその上に建造物を作る
(3)土盛りを保護する外郭とする
(4)風や波などから建造物や活動域を防御する
(5)敵の侵入を防御する
(6)落差がある箇所に築き人・物の落下を防止する
など。
310:hammerhead
03/12/08 00:04 Nuy7JDF0
しかし「擁壁」はこのどれにも当てはまらない。
「擁壁」は「第1海丘」と「第2海丘」の間にあり、
「第2海丘」の麓に沿って堆積している。いったい何を
守る壁なのか?さっぱりわからない。
岩盤である「第2海丘」の麓を補強する意味など
あるわけがないし、波浪からの保護ならば
前面に「第2海丘」があり全く意味をなさない。
つまり建造物として何の役割も果たしていないのだ。
「遺跡派」の主張は「人が片づけたとしか思えない」という
幼稚な所見だけ。それ以上踏み込んだ議論には入らない。
すぐにボロが出てしまうからだ。自分の専門である
地学的な論考を避けてばかりで、恥ずかしいセンセイだね。
311:hammerhead
03/12/08 00:05 Nuy7JDF0
それから「遺跡派」は、この擁壁の岩塊の表面に「打撃痕」が
あると主張するが、上部のものと同じで、それがどんな
ものか提示しない。よほど自信がないのだろう。
以下、次回
312:出土地不明
03/12/08 00:24 bVCAcip5
素人感想だけど、木村ってセンセイは改めて凄いと思う。。
在りもしない遺跡を掘り出すくらい凄い・・・
313:hammerhead
03/12/08 00:39 P3zoRR8e
これは学会筋だけではなくて日本社会全体に
いえることですが、内容よりもプレゼンテーションと
マーケティング偏重の風潮に原因があると
思っています。
学会筋でも「プレゼンはうまいけど、発表するほどの
内容じゃないだろ」という声はよく聞きますね。
木村氏のプレゼン(というか都合のいい話だけを
見せる)はうまいですよ。さすが「噴火予知」で
マスコミをころがしている人だけはある。
真実よりも商売ネタばかり追うマスコミの
責任(というより無責任)もありますが、
この辺はずっと後で論じる予定。
314:hammerhead
03/12/08 00:44 P3zoRR8e
学会筋というのは木村氏が創価学会員で
あることを揶揄したものではありませんから、
一応念のため。
315:いわん
03/12/08 20:41 5A/MhX7X
生命保険は明治生命のLAで。かいじん21めんそう。
316:出土地不明
03/12/08 20:48 Svnefmbz
URLリンク(japan.pinkserver.com)
317:298
03/12/08 21:54 //s/R9Mj
>>299
>前にも書いたが、
それは失礼しました。
>私は考古学業界人でも地学業界人でも
>ないので、この件に関しては何者でもありません。一介の
>市民というだけ。
またまたご謙遜を。「一介の市民」の文にしてはなかなかの内容。
小生、感服いたしております。
まあ、ここであなた様の正体をあまり詮索するのも野暮というもの。
引き続きご高説を賜りたいと願うしだいです。
318:出土地不明
03/12/09 10:12 e6Uolu/O
あまりの誉め言葉は得にならない。
周囲の空気を悪くするし、それによって本人の気分を害することもある。
319:hammerhead
03/12/09 22:05 Jq4wO7Pv
> またまたご謙遜を。
いや本当ですってば(w。
ま、こんなことでゴチャゴチャもめても
しかたないので先に進みましょう。
320:hammerhead
03/12/09 22:06 Jq4wO7Pv
「遺跡もどき」下部の物件は、あとは「アーチ門」と「二枚岩」か。
「アーチ門」(マサダ2000 p.51)は、近接した2列の節理間が
脱落した隙間に上部から落下した岩塊ががっちりはまり込んだもの。
この岩塊は整形された形跡は皆無。人工のアーチならそれらしく
整形くらいしろよ、超古代人。
> 三個の巨石をハメ込んで天井をこしらえてある
(マサダ2000 p.49)
とあるが、3個の内1個が上述の落下岩塊。残り2個(アーチ両側)は
岩塊ではなく「岩盤」だ。積んであるように見えるのは地層の境界面に
すぎない。わかっているくせにこんなウソで読者を騙そうとする。
321:hammerhead
03/12/09 22:06 Jq4wO7Pv
「アーチ門」の穴付近のアップしか写真を見せないのは、この境界面が
ずっと左右に続いている(つまり岩盤の一部である)ことを知られたく
ないから。悪質な小細工だ。
木村政昭(2003) 与那国海底遺跡の調査研究(前編) -水中
ロボットを導入して- (Techno Marine no.872 2003/3)
ではボロを出していて、図5-A(写真)を見るとアーチ両側の
岩が岩盤であることは一目瞭然だ。悪知恵もせいぜいこんな
低レベル。
322:hammerhead
03/12/09 22:07 Jq4wO7Pv
「アーチ門」を抜けてもそこには登り口も何もない行き止まりの
広場だ。「遺跡派」が推定している登り口=「階段」へ行くには
そこから「ループ道路」を一旦下り南東部へ出なくてはならない。
門をくぐり上に出てから下ってぐるりと回ってやっと登り口、
などという不合理な道があるものか。
それに南西側からのアプローチでは「ループ道路」~「階段」への
障壁など何もない。「アーチ門」をくぐる必要性は何もないのだ。
323:hammerhead
03/12/09 22:07 Jq4wO7Pv
「アーチ門」の先の広場は、広場といっても平坦ではない。
「遺跡もどき」上部同様、北東-南西・節理が何列も走り、
節理沿いに侵食が進んでかなりの起伏ができている
(クォーク2002 p.27)。
もちろん10度の傾斜もあり、込み入った目的に使えるような
場所でもない。岩盤を削って平らにした形跡もない。
324:hammerhead
03/12/09 22:08 Jq4wO7Pv
その広場の奥に「二枚岩」がある。この「二枚岩」がどういう
向きでどういう位置にあるのか既存の資料ではよくわからなかった
のだが、前述のTechno Marine 2003 図5-Bでようやくわかった。
この図を見ると「二枚岩」は3カ所にある。いつも写真に
出てくるのは「二枚岩1」。これは「遺跡もどき」南西部
「メインテラス」直下にある。「二枚岩1」に隣接して
「メインテラス」上(北東)の溝に「二枚岩1-2」
「二枚岩1-3」が並んでいる。
「二枚岩2」は「二枚岩1」の南西、「アーチ門」の外側。
「遺跡もどき」北西の凹地にもう一つ「二枚岩3」もある。
その形は「二枚岩1」が変形五角形だという。他は記述がない。
マサダ2000などでは「長方形の板」に見えるような写真しか
出さないので騙されやすいから注意。
325:hammerhead
03/12/09 22:09 Jq4wO7Pv
図5-Bを見て気づくのは「二枚岩」がすべて北東-南西を
向いていること。特に「二枚岩1」「二枚岩1-2」
「二枚岩1-3」は一列に並んでおり、後二者は北東-
南西方向にのびる「メインテラス」上の溝にはまっている
(ように見える)。
すべて北東-南西節理(「遺跡もどき」全体に卓越する節理)で
できたものであることがわかる。
平行した2本の節理に沿って剥離が発生。その間が風化し板状
ブロックに割れた。ブロック内にはさらに1本小規模
節理が発達し、こちらは剥離が不十分。これが二枚岩だ。
326:hammerhead
03/12/09 22:09 Jq4wO7Pv
「二枚岩1-2」「二枚岩1-3」は両側の岩盤が残っている
ため、あたかも二枚岩を溝にはめたように見えるらしい
(写真なし)。
その南西側にある「二枚岩1」は両側岩盤が崩壊して直下の
「広場」はずれに落下。岩壁と岩塊の間にはまり込んだ。
落下後は挟んでいた岩盤の支えがなくなった(はまり込んだ
隙間はゆるい)ので、剥離が不十分であった節理沿いに剥離し
「二枚岩」となったわけ。
またかとお思いでしょうが、「遺跡派」は節理については
いっさい触れず、
> 落ちた勢いで2つに割れることは考えられない。
(実業之日本社2002 p.80)
だって。ここまで白々しいというか馬鹿丸出しというか
呆れるのももう飽きた。
327:hammerhead
03/12/09 22:10 Jq4wO7Pv
そして
> Bのように上から転がり落ちてきたとしても、
> 出っ張り(黒い部分)があるため、Aのように入らない。
・・・・
> 以上、結論的には、この二枚石は人がはめ込んだとしか思えない。
(実業之日本社2002 p.80、p.81)
と苦笑ものの考察。少し補足しておくと、これは要するに、
「二枚岩1」がはまり込んでいる岩壁の真上に出っ張りがあり、
まっすぐ落下したのでは途中で引っ掛かるのでピッチリ
はまるはずはない、よって人工だ、と言っているらしい。
328:hammerhead
03/12/09 22:11 Jq4wO7Pv
この状況を把握できる写真がないのだが、落下して
隙間にはまり込み、その後波か潮流で、あるいは下敷きに
なっていた岩が動いたか割れたかして、二枚岩が隙間の中で
回転して出っ張りの下側にはまり込んだのだろう。
何の不思議もない。これのどこが「人がはめ込んだと
しか思えない」のか?こんなセリフはもう少しまともな
証拠を見つけてから吐いてほしい。幼稚すぎる。
> コンピュータグラフィックで実験してもご覧の通り
(実業之日本社2002 p.80)
なんていう子供だましに「さすが教授、高度な科学技術を
使っている」とコロリと騙される人もいるんだろうなあ。
329:hammerhead
03/12/09 22:11 Jq4wO7Pv
「二枚岩1」以外については写真や記述がない。
「二枚岩1-2」「二枚岩1-3」は「二枚岩1」の
続き。同一節理群でできたものだが、両側の岩盤がまだ
崩壊していないので、あたかもはめ込んだように見える
だけ。もともと一つの岩盤だ。
「二枚岩2」は「アーチ門」の外側にあり、前述の
二枚岩と同じ向きで、なおかつ同一直線上にある。
やはり同一節理群でできたものと推測できる。
「二枚岩3」はこれからは離れており、「遺跡もどき」と
新川鼻の間、北東-南西にのびる凹地に挟まっている。
もちろん向きは北東-南西で、もちろん節理沿いの剥離で
できたもの。
こんなものを「人工の証拠」として出してくること自体
赤面ものだが、「遺跡派」のセンセイはいやに得意げだ。
苦笑するしかない。
330:hammerhead
03/12/09 22:12 Jq4wO7Pv
第一、仮に人工物としても「二枚岩」は用途があまりにも
意味不明だ。
「奇妙な形の自然石を崇拝の対象にしたのかもしれない」
くらいにしておけばいいものを、どうしても「人工物」に
したいらしく、
> この巨大二枚石は、沖縄の"石敢當"や"ヒンプン"のような
> 魔除けだろうか。
(実業之日本社2002 p.80)
と貧困な想像力を発揮。時代が全然別でも委細構わず、
手近なものしか思いつかないらしい。
331:hammerhead
03/12/09 22:12 Jq4wO7Pv
ところで、木村氏はこの「二枚岩」を「トーテム」と
呼んでいるようだが、「どのような文化を持った人々」か
全く考察もせず(何も証拠がないのだから当たり前だけど)
「トーテム」と決めつけるこの軽薄さはなんだ?
「亀岩」を「トーテム」というならまだましだが、
「二枚岩」が「トーテム」?何それ?
というより、いったい「トーテム」の意味を
わかっているのかと・・・。歴史や民俗学を
大陸書房や徳間書店のバカ本で学ぼうとしても
ダメだよ。
まあ、自著の『海底宮殿』(実業之日本社)を琉大の
教科書に指定して学生に売りつけているくらいだから、
バカ本とまともな本の区別もつかないんだろう。
以下、次回
332:317
03/12/09 22:45 u/idJ8Ct
>>318
気分を害したようですな。失礼しました。
この件に関してはあまりまともな話を聞いたり読んだりしたことがないので、
つい、いや、もうやめましょう。また怒られそうですし・・・
333:出土地不明
03/12/10 05:45 ECGBE867
学長、ここ見たらぶっ飛ぶだろーなー。しかも節理に沿って・・・
334:出土地不明
03/12/10 09:05 0jrN/mYG
石器やオーパーツの一つでも出てくれば大分変るだろうけど
むりだろうな。
335:出土地不明
03/12/10 09:11 ECGBE867
>334出てきても自然現象は自然現象かと・・・・存じます。
336:出土地不明
03/12/10 13:19 BjPSudD/
たとえば鍾乳洞から石斧がでても、鍾乳洞は鍾乳洞、ってことかいな。
337:出土地不明
03/12/10 18:38 ECGBE867
まさしくその通りだと思います。人間が作ったものでは無いと言う事ではないでしょうか・・・
338:出土地不明
03/12/10 18:43 TeF341rY
デニケンなんて馬鹿信じちゃあいけません。何でも宇宙人にしてしまいます。
多分この海底遺跡は人工的に作られたものでは有りません。
恐らく数百年前の石切り場の跡ではないでしょうか。それと、玄武岩
などはあのような形になるのでは。
339:出土地不明
03/12/11 01:09 Ao1QBB37
>>338
石切場が人工でないとはこれいかに。
340:出土地不明
03/12/11 05:07 P7EQpz2V
>>338
つうか海の中から塩漬けの石切って何に使うのかと。
341:hammerhead
03/12/12 22:45 Q1lMFBr3
>338
石切場ですらないでしょう。
まず、石を切ったように見える「メインテラス」から
切り出した大ブロックをそこから断崖の下へ十数m
降ろすのは合理的ではありません。
もっとよい場所があるはず。
342:hammerhead
03/12/12 22:46 Q1lMFBr3
それから、ここはきちんとした直方体のブロックを
切り出しにくい地層でできています。
「遺跡派」のインチキで、階段状構造のカドが
上から見て直角だと思っている人がまだ多いようですが、
実際は違います。「遺跡派」の捏造です。
|_ ではなく \_ です。角度は50~60度。
詳しくは >>213-217 を参照して下さい。
343:hammerhead
03/12/12 22:46 Q1lMFBr3
まず10度傾斜した層理面と垂直な節理。これだけでも
歪んだブロックになりますが、さらに北東-南西節理と
西北西-東南東節理に従って切り出すと、上から見て
平行四辺形になります。そのままではあまり使い道の
ある形状ではないでしょう。
仮に節理を無視して無理矢理直方体のブロックを
切り出したとしても、いずれ節理の方向に(斜めに)
割れてしまう場合が多いでしょう。
344:hammerhead
03/12/12 22:47 Q1lMFBr3
それに石切場だとしたら、もっと「クサビ跡」が
たくさん残っているはず。今のところ「遺跡派」が
「遺跡もどき」で「クサビ跡」(なのか?という検証は
後ほど)を見つけているのは「アッパーテラス」の
1カ所だけ。
いつも写真で出てくる「一列に並んだクサビ跡」(なのか?
という検証は後ほど)は「遺跡もどき」とは別の場所。
これはもうすぐ詳しく検証します。
さらに、あの場所は数百年前にはすでに海面下。
そのころに人の手が加わった可能性はますますありません。
「遺跡もどき」が「石積み建造物」ではなく「岩盤」
であること、岩盤が第三紀の砂岩・泥岩の地層であることに
ついては >>137-139 を参照して下さい。
345:hammerhead
03/12/12 22:47 Q1lMFBr3
> 334
石器については、すでに十個近く出土したと主張していますが、
議論の対象となりそうなのは2個だけ。あとは箸にも棒にも
かからない代物。
その2個も出土状況やそもそも石器なのか?など問題が多い物件です。
この辺も後ほどやりますが、とりあえず >>167-168 を参照して下さい。
346:hammerhead
03/12/12 22:48 Q1lMFBr3
「遺跡もどき」下部の検証の最後は「アーチ門前の敷石」
(実業之日本社2002 p.63-64)。
面倒なので詳しい記述は避けるが、明らかに層理面に沿って
剥離して板状になった岩塊。これらは「遺跡もどき」下部の
砂泥互層が起源で、節理が細かく入って比較的小さいブロックに
なりやすく、また層理面に沿って剥げやすい。ただそれだけだ。
なにが
> 供給源が見当たらない
> 平坦面を持つ石が多い。敷石として選んだとしか思えない。
だ。地学的に考えることを最初から放棄して「人工としか
思えない」の連発で読者を騙しているだけ。
347:hammerhead
03/12/12 22:48 Q1lMFBr3
以上でだいたい「遺跡もどき」の形状が、自然現象
(特に節理系)で説明がつくことを説明し終えた。
「遺跡派」が唱える「人工物である7つの証拠」
> (1)自然にはできない地形
> (2)人間が加工した痕跡が見つかった
> (3)生活遺物の発見
> (4)文字らしきものが見つかった
> (5)同様な遺跡を陸上でも発見
> (6)巨石モニュメントがみつかった
> (7)沖縄本島で巨石文明の痕跡を発見
のうち(1)の検証でした。ずいぶん長かったが、これが
核心なので仕方ない。
348:hammerhead
03/12/12 22:49 Q1lMFBr3
それに「遺跡派」が「ウソで塗り固めた『~のような』を
大量にバラまく」作戦なので、1個1個地学的に解明し
またセコい小細工を暴くのにどうしても手間がかかる。
でもまあ「遺跡派」の
> もはや遺跡ポイント=自然説の根拠はくずれてしまった。
が、いかにインチキか理解してもらえたと思うし、これで
「あれ遺跡に決まってるよ。人工にしか見えないし。
自然物ならちゃんと説明してよ」と言われたときに説明しやすい
でしょう。
「クサビ跡?」や「刻印?」は(2)(4)の検証でやります。
349:hammerhead
03/12/12 22:49 Q1lMFBr3
「遺跡もどき」の形状=地形は、そのほとんどが節理系で
説明できることがわかるが、裏を返せば節理系の存在さえ
知らぬフリをしてしまえば、「人工としか思えない」という
方向へのミスリードは容易になる。これが「遺跡派」の作戦。
「与那国」「海底遺跡」「節理」で検索してみるとおもしろいよ。
木村氏周辺のページは一つも引っかかってこない(w。
「遺跡派」が「節理」という言葉をいかに忌み嫌っているか
よくわかる。
350:あああああ
03/12/13 09:51 BaA1laLF
このスレがあるだけでも、この板が作られた意義はあったよな。
っていうか、このスレが終わったらあんまり意義無しかも。
351:えんらく ( ´ⅴ`)ノ 電話屋&中日ファン
03/12/13 11:58 0zMEppG/
大丈夫れす
この世には捏造&妄想&無知による間違いがあふれてまつ
そういうものがある限り、ここが意義がなくなるなんてことはないと思うでつ
ということでhammerhead さん応援sage
素人なんで読むだけの人に戻りまつ
352:出土地不明
03/12/13 15:57 1vtD39ma
hammerheadさんすげえっす。
でもsage進行にした方がいいんじゃないかと。
考古学板はあまり人が来ないけど、荒らしとか広告がいつ来るかわからないので。
353:hammerhead
03/12/14 18:40 9mMyIY4l
> 350-352
皆さんご愛読ありがとうございます。
今後も主に1個1個の検証が続いて退屈かも
しれませんが、爆弾もまだ何発か用意して
いますのでお楽しみに。
> sage進行にした方がいいんじゃないかと
わかりますた。
354:hammerhead
03/12/14 18:41 9mMyIY4l
(2)~(7)の検証に移る前に「遺跡もどき」周辺の
「人工の証拠」も片づけておこう。
まず「南神殿(第2海丘)のトーテム(円柱)」
(クォーク2002 p.39 p.41参照)。
円柱というより角の取れた四角柱。いうまでもなく
節理によってできた地形。角が丸いのは、この地層が
侵食・風化を受けやすい砂泥互層だから(「第1海丘」
下部と同じ層準で、シマシマ模様が発達)。
ここでも「トーテム」の意味をわかっていないと思われる。
なお、こういった形状の地形で層理面沿いに剥離していった
ものが先ほどの「敷石」と考えればよい。
355:hammerhead
03/12/14 18:42 9mMyIY4l
次に「南神殿(第2海丘)の亀石」(クォーク2002 p.37
p.39参照)。
これは「遺跡もどき(第1海丘)」の2つの亀石より
それっぽく見えるね(w。頭もあるし。これも
「トーテム」同様、節理でできたもの。やはり砂泥互層で
できているので層理面に沿って剥げやすい。節理沿いの剥離と
層理面の剥離の関係でうまいこと「亀の頭」ができています。
全体に角が丸いのも侵食・風化を受けやすい地層だから。
うまいことできているが「亀の頭」は残念ながら
体の中心線よりずいぶん片側にずれている。相変わらず
ガサツな超古代人だ(w。
それに仮に人工だとしても、3つある亀石の形がバラバラ
なのは理解できない。文化的な匂いは皆無ですな。
356:hammerhead
03/12/14 18:43 9mMyIY4l
次に「太陽石」(マサダ2000 p.88 p.92-93、第三文明社
2000 p.102-103、クォーク2002 p.45参照)。
これは「遺跡もどき」から南東へ約100m地点。台状の
岩盤上に径2mほどの大きな丸っこい石が鎮座している
というもの。
素人さん(「遺跡派」のセンセイもだが)は「どうして
こんな大石がちょこんと乗っかったのだろう?波によって
下から運ばれたものとは考えられない。人の手によるものに
違いない」と思ってしまうが、これは「どこかから運ばれて
来たもの」ではない。
この大石はもともとこの台の上にあったもの。つまり
台の上にあった地層が侵食・風化を受けて剥離・崩壊
していく際に硬い部分が残ったものだ。
もともと地層の一部であったことは下面と上面が平坦な
ことでわかる。
357:hammerhead
03/12/14 18:44 9mMyIY4l
こういった硬い部分は「ノジュール」といって、砂岩・泥岩では
ごく普通に見られる。ノジュールの中心にはたいてい石灰質の
骨格を持つ化石(貝殻など)が入っている。地下に埋まっている
間にこの化石から石灰分が周辺に染み出し砂粒間に結晶として
沈殿しカチカチに固結させる。また、地層中の水から石灰分が、
すでにできている結晶を核としてさらに沈殿が進むので、
ノジュールは地中でどんどん成長していく。
こうしてできたノジュールは周囲よりも硬く固結しているため
侵食・風化に強い。よってまわりが無くなってしまっても
ノジュールの部分だけ残り、こういった不思議な地形が
できあがるのだ。
もともとあった地層の一部であることは、岩盤と大石の間に
薄い地層が挟まっていることでもわかる。
358:hammerhead
03/12/14 18:45 9mMyIY4l
波や地震でこの大石が動くことがなかったのは偶然ではない。
大石はただ乗っかているだけではない。おそらく大石=ノジュール
から石灰分が下の地層にも染み出し、大石から薄い地層、そして
下の岩盤までしっかり癒着しているのだろう。ただ乗っかった石とは
比べものにならない安定性を示す。
「太陽石」に刻まれているという「方位」については写真では
方角が確認できないので詳しいコメントはできないが、台上に
見られる「刻印」と同じで、「節理の出来始め」をウニなどの
生物が掘り始めたものと推測する。
359:hammerhead
03/12/14 18:46 9mMyIY4l
これと似たような例としてはミャンマーのゴールデン・ロックが
ある。これは花崗岩で、堆積岩のノジュールとはちょっと違うが、
硬い部分が侵食・風化され残ったものであるのは同じ。崖際に
危なっかしく大岩が鎮座しており、不思議な風景になっている。
堆積岩石学、地質構造学、岩石風化学に関してはいずれも
素人同然の木村氏であればこれも「巨石遺跡だ」と言うかもね。
こういった面白い地形は花崗岩地帯に多くみられるから
屋久島などに行ってみるといいよ。
360:hammerhead
03/12/14 18:47 9mMyIY4l
最後に「スタジアム」(マサダ2000 p.114-124 クォーク2002
p.32-33)。
平坦部の外周は円形ではなく四角形に近い。そしてその辺は
北東-南西方向と北西-南東方向であることがわかる。
一部に同じ方向の節理が発達しているのもわかる。
いうまでもなく「遺跡もどき」と同じく、節理系にコントロール
された地形であることがわかる。
階段状構造は地層面沿いの剥離によるもの。この部分は
みてわかるように砂泥互層の地層。節理面の剥離を
きっかけに節理近くから地層面の剥離がどんどん進んだ
状態だ。
361:hammerhead
03/12/14 18:48 9mMyIY4l
広い平坦部の面で崩壊が止まっている理由は明らかではないが、
「ループ道路」と同じで、この面の直下が硬い地層になっている
からであろう、と推測する。
しかしまあ、階段状構造が地層であることを当然知っていながら
読者にはいっさい知らせずに「人工」と思わせようという
なんとも浅はかな猿知恵。
これで「周辺の『遺跡』」も全部見たかな?
「人面岩」、「立神岩」、「サンニヌ台」などは別に
検証する。
以下、次回。
362:hammerhead
03/12/15 23:52 5gks48OO
なかなか(2)の検証に入らなくて申し訳ないが、
「遺跡もどき」の立体模型について新たにわかった
ことをお知らせしておこう。
私は立体模型を直接見たことがない。既存の資料では
不鮮明な写真しかなく、「平坦面の傾斜がどう表示
されているか?」がわからなかった。が、
URLリンク(www.kitombo.com)
に、立体模型の側面からの写真があった。
363:hammerhead
03/12/15 23:53 5gks48OO
どう見ても「平坦面の傾斜は水平」に表示されている。
傾斜10度には見えないだろう。
また、この模型は垂直:水平=2:1になっているようで、
この場合傾斜10度は19度に表示されるはず。ますます
水平表示などありえない。
この模型は「遺跡派」の「捏造体質」の象徴だ。
これを使って金を集めているのだろうし、
この事実を知ったら怒り出す人や組織は多いだろう。
まあ、気づいている人がほとんどいないというのは、木村氏の
手口の悪質さを物語っているのだが、科学者としては完全に
失格だ。
364:hammerhead
03/12/15 23:53 5gks48OO
立体模型や鳥瞰図には、この他にも不審な箇所が多数ある。
「遺跡派」の発表資料では「遺跡もどき」の全体を把握
できる写真がなく、この「ウソ」がばれないよう巧妙に
仕組まれている。
唯一、
クォーク編集部・編(2002) 『海に沈んだ超古代文明』 (講談社)
に遠景の写真があり「遺跡派のウソ」が確認できるように
なっている。さすがの木村氏も他人の編集にはあまり口出し
できなかったようだ(w。だが、これが命取りになるだろう。
365:hammerhead
03/12/15 23:54 5gks48OO
「遺跡もどき」の全体を把握できる(といってもウソだらけだが)
図面には次のような資料がある。発表時系列順に示すと、
(1)平面図 1997年
・「遺跡もどき」南西部(全体の約半分)の地形をスケッチしたもの。
・実測したものではない。
・北東-南西節理と西北西-東南東節理が「直交」しているように表示
(実際は50~60度)。以後、この「捏造」を一貫して踏襲している。
・また、節理の方向(すでに不正確だが)をわからなくするため、
北を上にしていない。
366:hammerhead
03/12/15 23:55 5gks48OO
(2)鳥瞰図<旧> 垂直:水平=2:1 1997年
・(1)をもとに立体的に描いたもの。
・スケッチがもとになっており、こちらも実測したものではない。
・南東からの俯瞰になっており、平坦面の傾斜はあるんだか、
ないんだか、わからないように巧妙に描かれている。
・節理系の交差角はやはり直交。捏造継続。
・最も流布している図面であり、この図をベースとして、
「遺跡派に都合のいい場所だけを写した写真」をもとに
「人工としか思えない」と言う素人が多い。完全に「遺跡派」の
術中にはまっている。
367:hammerhead
03/12/15 23:56 5gks48OO
(3)鳥瞰図<旧> 垂直:水平=1:1 1999年
・サイアス1999年10月号に掲載されたもの。
・(2)をベースに垂直:水平=1:1に戻してある。
これでだいぶ印象が違う。誰が見ても「ピラミッド」など
には見えない。
・ただし節理系の交差角などは「遺跡派」のものを踏襲せざるを
えなかったようだ。
368:hammerhead
03/12/15 23:57 5gks48OO
(4)立体模型 垂直:水平=2:1 2000年以前?
・(2)をベースに立体化したもの。実測したものではない。
・出版物での初出は2000年だが、完成は1997~2000年の間
だろう。
・垂直:水平比、節理系の交差角をそのまま(直交)踏襲。
・さらに平坦面を水平に捏造。問題だらけの模型。
・よく「精密な模型」という人がいるが、完全に騙されている。
実測したものではないし、ウソまみれ。しかし気づかない人ばかり。
369:hammerhead
03/12/15 23:57 5gks48OO
(5)水深図 2000年
・シーバットという音波探査装置を使って作製した「遺跡もどき」
周辺の水深図。
・なかなかよくできていておもしろい資料だが、前述の平面図や
鳥瞰図とどう対応するのか、一般読者は皆目わからないだろう。
前述の図面はそれほどウソが多いのだ。
370:hammerhead
03/12/15 23:58 5gks48OO
(6)航空写真 2000年
・国土地理院(94YONAGUNI C3-11)から「遺跡もどき」周辺を
抜粋したもの。
・(5)と重ねると若干歪みがあるが、ほぼ一致した絵が
得られる。
・これをベースに「遺跡もどき」の平面図を作ってみると
「遺跡派」の大ウソがよくわかる。まだ途中だが、これが
世に出たら、あれを「遺跡」と呼ぶ人はまずいなくなるだろう。
371:hammerhead
03/12/15 23:59 5gks48OO
(7)鳥瞰図<新> 垂直:水平=2:1 2000年
・(5)を参考にして(2)を改訂したもの。
・平坦面の傾斜はやはり、あるんだか、ないんだか、わからない
よう巧妙に描いてある。
・「遺跡もどき」北東部の地形を追加してある。この部分は
水深図に比較的忠実なため、よくできている。節理の方向も
実際とほぼ一致。
・ところが、核心部である南西部については(2)をそのまま
使っているので矛盾だらけ。特に西北西-東南東節理でできた
階段状構造のラインは、南西部と北東部で全く違う方向に
描かれている(実際は平行)。
・水深図と対応させるのが難しい。(2)(7)では
かなり広く描かれているメインテラス周辺だが、水深図と
対応させると、階段状構造が見られるのは南西端のごくごく
狭い範囲(面積にして「遺跡もどき」全体の約15分の1)で
あることがわかる。これのどこが「ピラミッド」なのだ?
・海面上に露出している北西部については非常に狭く描かれている。
これは「メインテラス」付近を過大に見せるための歪曲。
372:hammerhead
03/12/16 00:00 bFfHfI5g
・せっかくの水深図が鳥瞰図南西部(「遺跡もどき」の核心部)には
全く反映されていない。これをやると「大ウソ」がばれてしまうからだ。
ここが思い直す分岐点であったが、木村氏は「ウソをつき通す」と
腹をくくったようだ。このとき木村氏は科学者の資格を完全に失った。
ただしこの間「藤村旧石器捏造」の発覚や「和田家偽書事件」の
決着などがあったため、学術界や地方自治体は慎重な態度をとる
ようになっており、汚染は事情をよく知らない一般人、トンデモ
さん、無責任なマスコミまでで止まっている。木村氏の思惑通り
には進んでいないのは幸いだ。
(8)航空写真Q 2002年
・クォーク編2002に掲載されたもの。
・(6)よりも鮮明だが、斜めからの俯瞰なので水深図と
対応させることはできない。
373:hammerhead
03/12/16 00:06 KDA84P29
各図面の発表媒体を示しておこう。各自、ご自分で確認されたし。
(1)平面図
・第三文明社1997 p.85
・月刊地球2000/2 p.80(広域)
・第三文明社2000 p.50-51、p.106-107(広域)
・実業之日本社2002 p.43(広域)
(2)鳥瞰図<旧> 垂直:水平=2:1
・第三文明社1997 口絵4、p.84-85
・月刊地球2000/2 p.79、p.95、p.103
・第三文明社2000 表紙見返し、p.16-17、p.43
・FRONT 2001/2 p.9
・英文論文2001 p.52
・実業之日本社2002 口絵図5
374:hammerhead
03/12/16 00:07 KDA84P29
(3)鳥瞰図<旧> 垂直:水平=1:1
・サイアス1999/10 p.70
(4)立体模型
・LAMER 2000/5-6 p.30
・実業之日本社2002 p.39
・URLリンク(www.kitombo.com)
(5)水深図
・マサダ2000 p.6-7
・地質と調査 2001/3 p.45
・英文論文2001 p.51
375:hammerhead
03/12/16 00:08 KDA84P29
(6)航空写真
・マサダ2000 p.4-5
・地質と調査 2001/3 p.44
・クォーク2002 p.38
(7)鳥瞰図<新> 垂直:水平=2:1
・マサダ2000 p.28
・地質と調査 2001/3 p.45
・英文論文2001 p.51
・クォーク2002 p.38-39
・Techno Marine 2003/3 p.209
(8)航空写真Q
・クォーク2002 p.20-21
376:hammerhead
03/12/16 00:08 KDA84P29
さあ、立体模型を見る機会があったら、木村センセイに
こう質問してみよう。
「垂直:水平スケールが2:1なのは歪曲じゃないんですか?」
「平坦面が10度でも19度でもなく、水平になっているのは
ウソじゃないんですか?」
「階段状構造のエッジが直交しているのはウソでしょう?
本当は50~60度でしょう?(と、クォーク2002を突きつける)」
「メインテラス周辺はこんなに広いですか?歪曲がひどすぎません?」
「水深図と全然対応しないんですけど、どことどこが対応するのか
教えてもらえません?」
「このエッジは全部節理でしょう?節理系について黙っているのは
なぜなんですか?節理系について知られるのがそんなにまずいこと
なんですか?」
などなど。チャンスがあったら是非ここで結果を報告してくれ。
377:hammerhead
03/12/16 00:09 KDA84P29
なお、ここでも似たような話が暴露されています。
URLリンク(jbbs.shitaraba.com)
> その偽造について指摘された木村さんは、反論せずに
> そのまま学会から抜け出して逃げました。
これじゃ学術界ではもはや誰も相手にしない。
自分でインチキくさいシンポジウムを開くしかないわけだ。
378:hammerhead
03/12/17 23:52 EdyRTokA
> (2)人間が加工した痕跡が見つかった
これは主に「クサビ跡」のこと。
「遺跡派」が出してくる「クサビ跡」は4カ所。
(a)アッパーテラス上の1カ所
(b)立神岩「石碑ポイント」の1カ所
(c)陸上サンニヌ台、1カ所
(d)比川海岸の転石、2カ所(以上?)
「遺跡もどき」では1カ所だけだが、4カ所をごちゃ混ぜに
論じ、あたかも「遺跡もどき」のものが確実に「クサビ跡」で
あるかのように印象づける作戦をとっている。
379:hammerhead
03/12/17 23:53 EdyRTokA
(a)アッパーテラス上の1カ所
(月刊地球2000 p.104、マサダ2000 p.37、第三文明社2000
p.69、実業之日本社2002 p.54-56)
これは階段状構造のエッジに沿って「ジョウゴ状の凹み」が
20~30cm間隔で並んでいるというもの。
本当に「クサビ跡」ならば「人工」の決定的な証拠になるはず。
大々的に報告してもよさそうなものだが、写真はビデオ映像から
落とした不鮮明なものが2枚だけ。また記述も簡単なもので済ませ、
あっさり「石碑ポイント」や「サンニヌ台」に話題を移していく。
これまで見た手口から考えると、これもかなりクサイ。
何か小細工がある(例えば、クサビ跡のように見えるのは
ごくごく一部、とかね)とみた方がいいだろう。
380:hammerhead
03/12/17 23:53 EdyRTokA
後述する「石碑ポイント」同様、節理沿いにもろくなった
直線上にウニが穴を掘ったもの、あるいは水面近くの波の影響で
石が当たって欠けた部分(実際かなり摩滅している)、と
推測するが、写真や記述が充分ではなく、結論が出せない。
本当に決定的な「クサビ跡」ならば、もっとしっかりした
検証をお願いしたい>「遺跡派」。
まず、位置が「遺跡もどき」のどこか正確に図示すること。
「クサビ跡」の箇所については正確な見取り図が必要。
その間隔や形状について、正確な写真、記述、図解が必要。
初出以来3年を経過してもきちんと示すことができないのは
「何か小細工している」と疑われても仕方ないだろう。
「遺跡ポイント」自体で「発見」されている「クサビ跡」は
実はこれだけ。他の場所にクサビ跡がないのはなぜ?
「遺跡派」はその理由には触れない。節理沿いに自然に
割れたものばかりだから、ないのは当たり前だがね。
381:hammerhead
03/12/17 23:54 EdyRTokA
(b)立神岩「石碑ポイント」の1カ所
(月刊地球2000 p.95 p.105、マサダ2000 p.11 p.132-134、
第三文明社2000 p.68-73、)
「遺跡もどき」とは別の場所にあるこちらを(a)よりも
大きく取り上げているのは異常だ。
「石碑ポイント」は「遺跡もどき」から1km東北東にある
立神岩の南、水深15m。長辺が10mほどの直方体の岩。
その表面、長辺のエッジと平行に20cm間隔で直線上に並んだ
70個ほどの穴があいているという代物。
382:hammerhead
03/12/17 23:55 EdyRTokA
岩の長辺エッジは節理に沿った剥離。穴の列はこれと平行で、
もちろん節理と関係した現象。
月刊地球2000 p.105 図4Bを見ると、穴の線上には亀裂が
確認できる。間違いなく節理の割れはじめ。
月刊地球2000p.105では
> 亀裂に沿ってほぼ等間隔に長方形の穴が・・・
と亀裂(節理)の存在を認めているにもかかわらず、
通俗書では全く触れない。写真も意図的に亀裂の
見えるものをはずしている。
おなじみの「素人だけは騙してやろう」という小細工だ。
383:hammerhead
03/12/17 23:56 EdyRTokA
亀裂が入り始めるとその表面は風化や侵食を受けやすく
もろくなる。岩を削る生物はその部分を好んで穴を掘る。
こうしてできたのがこの「クサビ跡」だ。
その生物は主にウニ。ウニは体の下にクチバシ状の口が
ついており、これで岩を削って表面についた藻を食べる。
1匹のウニが短期間でどんどん掘り進むわけではなく、
長い時間をかけて穴が大きく、また深くなっていくのだ。
第三文明社2000 p.73に、石膏で型どりした穴の形状の
図版がある。
上から見ると「カドの取れた長方形~楕円形」、断面は
「浅いU字型」の凹み。底は丸っこく、クサビ跡なら必ず
あるはずの「V字型」の凹みはいっさいない。どう見ても
クサビ跡ではない。
384:hammerhead
03/12/17 23:56 EdyRTokA
ところが「遺跡派」はこう言う。
> ウニなどの生物があけた穴であれば、身を隠すため、
> 巾着のように内部の壁が入口よりも広くなっているのが
> 普通だ・・・
(実業之日本社2002 p.54)
海洋生物についての知識のなさを露呈している(w。
ウニが穴を掘る(岩盤をかじる)のは食物採取が目的で、
身を隠す穴になるのはその副次的な現象にすぎない。
それに「内部が入口より広くなった穴」が瞬時にできるものと
思いこんでいるらしいが、穴のでき始めはなんでも「浅いU字型」
に決まっているではないか。読者を馬鹿にするな。