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新型インフル、さらに変異=豚の体内で、監視必要―香港大など
6月18日3時4分配信 時事通信
昨春登場した新型インフルエンザウイルスが豚に感染してさらに変異
していることを、香港大などの研究チームが確認し、18日付の米科学誌
サイエンスに発表した。
今後、人に病原性の高いウイルスが生まれる可能性もあり、研究チーム
は豚インフルの監視を強める必要があるとしている。
インフルエンザウイルスは動物種が異なると感染しにくいが、豚は人や
鳥のウイルスにも感染するため、体内で遺伝子の組み換えが起き、新型
の発生源になるとされる。
研究チームは、昨年6月から今年2月の間に香港の豚から検出された
32種類のインフルエンザウイルスの遺伝子を系統的に解析した。この
結果、10種が新型、6種が従来の豚インフルだった。
残り16種類は遺伝子が組み換わったタイプで、このうち今年1月に見つ
かったものは新型の遺伝子を持っていた。感染した豚には軽い症状が出た。
豚には、致死率が高い高病原性のH5N1型鳥インフルエンザが感染した
例もある。研究チームは、今回の新型は比較的病原性が低いが、豚の
体内で遺伝子が組み換わり、有害なウイルスになる可能性があるとしている。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)