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果樹に被害を及ぼすカメムシが多発しており、和歌山県農作物病害虫防除所は24日、
御坊日高・田辺西牟婁地方に注意報を発令した。温州ミカンが収穫時季に入っており、
農家は警戒している。
同防除所によると、みなべ町東本庄でこの時季、誘殺灯で集めたカメムシの数は、
過去３年平均と比べると、チャバネアオカメムシが９月11～15日に５１７６匹で約５倍。
16～18日は２０３７匹で約４倍。ツヤアオカメムシの誘殺数も９月11～15日は２００２匹で
約12倍、16～18日は２４７匹で約１・６倍だった。
カメムシが吸い口を果実に突き刺すことで、ミカンでは緑斑が残るなど品質が落ちたり、
ひどい場合には落果したりの被害が出るという。
田辺市上秋津でミカンを栽培している農家（57）によると、まだ被害は出ていないが、
ここ２日間に薬剤散布して防除したといい、別の農家（47）は、１週間ほど前に一部でカメ
ムシに吸われて黄色くなった実があったため防除したという。
URLﾘﾝｸ(www.agara.co.jp)
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同防除所は、山林に隣接する園地や極早生温州ミカンの園地では飛来が早く、集中して加害される傾向があるので特に注意が必要だといい、被害に気付き次第、早めに防除するよう呼び掛けている。