13/06/07 15:03:03.15 0
>>1からの続きです。
「単純所持」も禁止
改正案に反対する人はさまざまな問題点を指摘しています。
まず、現行法では児童ポルノの製作・販売などが処罰の対象になっているのに対し、
改正案では単純に所持していることも処罰の対象になる点です。
「児童ポルノ」の定義があいまいなうえ、単純所持禁止の要件が「みだりに」「性的好奇心を満たす目的で」
など漠然とした言葉になっているため、どうにでも解釈されて不当な処罰を招きかねないという声があります。
ただし、単純所持は多くの欧米諸国で禁止されており、日本の現行規制は緩すぎるという見方もあります。
またマンガ・アニメなどは写真と違って実際に被写体となる児童が存在しないのに、
なぜ規制を検討するのかという疑問も出ています。
児童の保護ではなく、「表現の自由」の規制が狙いではないかというのです。
マンガ・アニメ・出版業界から反対の声が相次いでおり、日本雑誌協会や日本書籍出版協会のほか、
コミックマーケット準備会や、日本同人誌即売会連合会、日本アニメーター・演出協会、日本漫画家協会、
出版労連が反対声明を出しています。
児童ポルノ禁止法は、もともと「児童買春、児童ポルノに係る行為などの処罰及び児童の保護に関する法律」
として1999年に施行されました。
2004年に改定された後、08年に与党(自民・公明)案、09年に民主党案が提出されましたが、
09年7月の衆議院解散により廃案になりました。
自民・公明・維新の3党は今回、今国会での改正案成立を目指していますが、どうなるのでしょうか。
THE PAGE 6月6日(木)16時44分配信