12/04/19 23:08:04.69 0
>>1の続き
先生は東京大学で学生を教えている立場ですが、どのように学生たちの目を開かせようとしているのでしょう?
坂村:私のところは文理融合型の大学院で、ちょっとユニークな取り組みをしています。
心がけているのは、色んな人を入れること。昔の東大の大学院は東大を卒業した人しかいなかったが、
それは時代遅れ。例えば理想形の一つは、東大を出た人が3分の1くらいで、
他を出た人が3分の1。あとの3分の1を外国からの学生にする。
私の研究室は既に半分ぐらい外国人なんです。そうすると、雰囲気が随分違ってきます。
落合:東南アジアなどから来た学生は、危機感も競争心もあって必死でしょう。
坂村:戦う意欲がありますよ。日本で学んで、国へ帰って頑張ろうと。もちろん、それが日本人も刺激になるわけです。
日本人に能力がないわけではありません。私は最近ヨーロッパに行って感心するのは、
日本人の若い料理人で現地の一流の店で働いている人の数の多さです。
評判のいい店では、必ずと言っていいほど厨房に日本人がいるんです。
本場で料理をマスターする必要がある、という状況であれば貪欲に勉強しに行って、きちんと成果を残せる。
落合:しかし、逆に言えば大多数の日本人は外に出て行く必要性に迫られているにもかかわらず、
気付いていないということ。私はそれが恐ろしい。
(おわり)
前スレ(★1:2012/04/19(木) 07:37:00.11)
スレリンク(newsplus板)