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精子が卵子の周囲の膜を通過できるのは1回限りとされていた定説を覆し、少なくとも2回は
通過できることを大阪大と米ハワイ大のチームがマウスで明らかにした。
岡部勝大阪大教授は「生命の神秘である受精の仕組みの一端を明らかにし、定説を実験的に覆した。
研究が進めば、少ない精子での人工授精や不妊治療などに応用できるかもしれない」としている。
卵子を取り囲む透明帯に精子が接触すると、精子の頭の先端にある袋が破れ酵素などが放出される
「先体反応」が起き、透明帯を通過して受精する。定説では先体反応が起きた精子は、二度と透明帯を
通過できず受精できないとされていた。
チームは、精子が透明帯を通過できるが、卵子と受精できないよう遺伝子操作した雌のマウスを作製。
この雌と通常の雄を交尾させ8時間後に卵子を採取すると、多数の精子が透明帯を通過するものの
受精できず、卵子の周りにたまっていた。
たまった精子を取り出して正常な卵子にかけ、数時間後に観察すると、再び透明帯を通過し受精していた。
この受精卵から正常な子も生まれた。従来考えられていたよりも先体反応の持続時間が長いため透明帯を
2回通過できたとみられる。
成果は米科学アカデミー紀要に掲載された。
ソース:産経ニュース
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