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総量では、高線量よりも低線量のほうが危険という報告もある。
2011年3月28日 元放射線医学総合研究所主任研究官 医学博士 崎山比早子
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広島・長崎の被ばく者を8万7000人ぐらい集めて,戦後60年以上にわたって追跡調査をしています。
疫学調査で分かっている広島・長崎のデータでは,大体20から50ミリシーベルトぐらいですと確かに発癌があるということが分かります。
それで,線量率のことですが例えば10ミリシーベルトを一度に浴びた場合と20マイクロシーベルトずつずっと浴び続けて10ミリシーベルトになった場合と,どっちがリスクが高いのかということです。
低線量率の場合は,一般に,高線量率よりも線量当たりのリスクが低いというふうに言われています。
しかし,2分の1を掛けるか,あるいは1なのか1.5なのかということは非常に議論があるところで,1.5分の1だという人もいるんです。
でも,国際放射線防護委員会ICRPは,広島・長崎から得られたそのリスクに2分の1を掛けてモデルを作っています。
だけれども,テチャ川の流域の人,これが随分,もう時間がたって癌がたくさん出ています。この流域の人のデータは,広島・長崎の2倍です。
それから,国際的に15万人ぐらい原発労働者を追跡調査したその調査結果も,線量当たりのリスクというのは,この広島・長崎の倍になっています。
ですからICRPのモデルは過小評価の可能性もあります。国際的な合意が得られている外挿の線というのは,しきい値なし直線モデルです。
国際放射線防護委員会は,線量のリスクを低く見積もっている傾向があります。個人の研究者で,この7.5倍ぐらいのリスクがあると言っている人もいます。
低線量の長時間による被曝の脅威について
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