12/02/04 15:48:22.56 0 BE:960179647-PLT(12557)
インフルエンザが昨季を上回るペースで広がっている。
今季はA香港型が主流で、患者数は年少者を中心に170万人を超えた。予防への
関心が高まっているが、ワクチンでは発症を完全に防げないことも理解した上で、
手洗いなどの基本を守ることが必要だ。
東京都江東区の清澄白河こどもクリニックでは、1月末から発熱などを訴えて受診する
患者が急増。インフルエンザと診断されるのは1日に20人前後だ。
38度を超える熱を出した長男(7)を連れてきた母親(38)は「生後7か月の妹に
うつさないようにしないと……」と心配していた。
今季のインフルエンザワクチンは、A香港型とB型、3年前に発生した
「インフルエンザ(H1N1)2009」の3種類が含まれる混合ワクチンで、
現在の流行に対応している。
だが、ワクチンは肺や気管支の免疫力を高めることはできても、主な感染経路となる
喉や鼻などの粘膜には作用しないとされる。
北里生命科学研究所の中山哲夫所長(ワクチン学)は「ワクチンは肺炎などの重症化を
抑える作用はあるが、ウイルスの侵入を防ぐのは難しい。過信せず、外出後の手洗いなどの
予防策を心がけてほしい」と話す。
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