10/06/28 11:47:44 OMbIeHtw
【世界おもしろ法律事典】ハーフの男子も「兵役の義務」
2010.6.28 07:50
韓国の男子には「兵役の義務」が課されており、満19歳になると兵役検査
(身体検査や体力検査など)を受け、特に問題がなければ必ず軍隊に入隊しなければならない。
ただし、学業などのため28歳まで入隊を延期できる。
しかし、これまで韓国籍をもつ健康な男子でも、外国人との間に生まれ、外見上、
明らかにハーフと識別される場合は、兵役法の“混血児条項”により、兵役が免除されてきた。
理由は「混血児が入隊した場合、いじめを受けるなど軍事訓練上、問題がある」ためだ。
黒人や白人とのハーフは、本人が入隊を希望しない限り、無条件で兵役が免除されてきた。
ただし、実際に“混血児条項”で兵役が免除されたケースは、年間10件以下と少ない。
日本人や中国人とのハーフなど見た目が変わらない場合は、もちろん対象外だ。
ところが、韓国社会の国際化が進み、国際結婚も増加するにつれ、中国やベトナムなどから
韓国に嫁いで来る女性が増えている。昨年は2万5千人ほどの外国人が韓国に帰化した。
韓国に居住する外国人も100万人を超える。
こうした国際化を背景に、韓国の教科書から「単一民族」という文言がなくなる中、
外見によってハーフを兵役の対象外とする“混血児条項”は「人種と皮膚の色による差別だ」
といった批判が高まっていた。
昨年、国会でこの“混血児条項”を削除する兵役法改正案が通過し、
来年からは、白人や黒人とのハーフも兵役義務を負うことになった。
毎年、アジア系を含む1千人余りのハーフが、兵役検査を受けることになる。
韓国国防省は、ハーフの人たちが同じ部隊で服務できるよう検討しているという。
(ソウル 水沼啓子)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)