16/02/17 22:19:35.41 3SUItua/0.net
>>849
それは、武士と言っても江戸時代以降の事だね。
戦国期までは家の名誉より家の存続の方が大事で、卑怯な事も平気でやったそうだ。
だから、日本史の本を読むと戦国期（特に建武の中興から南北朝時代）までは、
兄弟が平気で敵味方に分かれて戦ったのはザラにあるよ。
要はどっちの勢力が勝っても、家が存続するように保険をかけているんだね。
そして、織豊期に入ると世の中が平和になって武士が余ってくる。
余談だが、秀吉の朝鮮出兵は失業者対策の側面もある。
そして、余った武士の中には帰農する人達も出てくるんだね。
長男が百姓に戻り、次男は武士のままなんていう事もかなりあったらしい（何故長男が百姓かと言う事は、土地本位制の時代だから）。
>>849の見方は江戸時代に朱子学によって歪められた武士観だから、一面的な武家社会観で論じるのは我々の目も歪めることになるから
安易に武家社会の因習とか表現しない方が良いと思うよ。