15/09/16 01:17:34.66 /+fjclf9.net
奥山○○さんの自殺した神代公園
昔彼女と行ったことがあります。公園内の薔薇園のバラを見て回ったり、池の近くの店で蕎麦を食べたりした。
そして、鬱蒼とした立ち木が続く路を歩いていて、はっとした。一瞬、どこからくるか判らない様な恐怖を感じた。
そして、すぐスズメバチが黒い木々の上の方の陰にいるのに気が付いた。黒と黄色の禍々しい縞模様の生き物。
その何匹かが飛び回っていた。思わず足が竦んで立ち止まった。でも恐る恐るよく見ると、その中の二匹のスズメバチが
交尾をしていたのです。その時、思わず、ある種の恐怖と高揚した気持ちを紛らわす為だったのか、彼女の手を握り締めた。
そして、その公園内のトイレにも入った記憶がある。白い壁に光が差し込んでいて、世の中から無為に取り残された
ような奇妙に静かな空間。子どものころから、何度も体験し、こころの底に滓のように存在してる馴染みの空間。
生と死と時と光と影が織り込まれた昔の記憶です。あの時の雄蜂はその行為の後すぐ死ぬ運命だったろう。
そして、その後土に還って、再び、草木や花の一部になれたのだろうか。
でも、僕はまだこうして生きている。でもそれももう長くないと思う。
警察は、自殺者の身元がわからない場合、自殺者の情報を公開して個人を特定しようとする。
なるだけそれは避けたいので身元の特定できるものを持ってた方がいいと思った。