22/07/07 17:43:52.96 N5oEGu2l.net
>>30
二上の事例についての疑問に加藤一二三の事例をもってきても答えになっていないし、加藤の事例も1局だけというのでは例証になっていない
事例が一つしかないのでは、大山が単に正解手を見落としただけのことを事例としてコジツケただけというべきだろう
幸いにして、この名人戦第5局については大山の自戦記が手元にある
「☖5一飛に対する私の☗6二馬。これは☗1四銀と打てば必至で、この寄せを逃したことは弁解の余地はない。が、わざと緩めて指したなどと思われるのは心外で、私の信念として将棋が勝ちのときは少しの危険も冒さず安全に勝つことにしている。
それがたまたま出てしまったのがこの☗6二馬で...これで加藤八段は投げると思ったのである」
なお、大山の☗6二馬は消費時間わずか1分で手拍子で指した(☗1四銀を見逃した)一着であるからわざと指したものでないのは大山の自戦記を紹介するまでもないことであった
二上との1983年3月の順位戦の1局も『大山流攻める三間飛車』(1986年発行)に正しい棋譜があるというのであるからそれを確かめるのが先決だろう