13/02/16 01:01:50.66 D/3xSwjx0
>>395
俺の師匠は酒の席で言った。
「小林秀雄という文芸評論家がいた。
こいつは小説がカラシキだめなもんしか書けなかった。
それでも、こいつは小説が、文学が大好きだった。
だから他人が書いた小説であり文芸であり古典であり、的を射ており正鵠を射ており、
同時代の作家が一度は怒りをすれ、さらに育つ要因ともなった。
さて、世に万といる読者はすべてが小説家か?写真を見るものすべてが写真家か?
違うだろ?
本当に小説であれ写真であれ、彫刻でも油彩でもなんでもいいや、芸術がすきならば批評はする。
それを受け止めてじゃあ次どうすれば自分がよりうまくなれるのよ、どこまで受け止めてどこから考えなきゃあかんのよ。
そういったへんないいいかただけどどもズル賢さがある人間が本当にそだつんだよ。
てめえはどうだ?」