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＜王子製紙米子工場＞カセイソーダ３８人搬送 パイプ故障で
毎日新聞 12月9日(金)11時44分配信
９日午前８時２０分ごろ、鳥取県米子市吉岡の王子製紙米子工場から
「職員がカセイソーダ（水酸化ナトリウム）を浴びた」と１１９番通報があった。
皮膚のしびれなどを訴えた同工場の男性従業員３８人が軽傷を負い、病院に運ばれた。
県や県警などによると、
高さ約１０メートルの屋外施設で薬液を供給するパイプが詰まり、漏れ出したカセイソーダが霧状に飛び散ったため、出勤途中の多数の従業員に降りかかったという。
現場は工場敷地内の中心部。現場から６０メートル区域内を立ち入り禁止にしたが、周辺住民への避難指示などは出ていない。
同工場では、１月にも別の装置で水酸化ナトリウム水溶液が漏れだし、５人が病院に運ばれている。【田中将隆、小松原弘人】