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任天堂、3ＤＳ大幅値下げで正念場に - WSJ日本版 - jp.WSJ.com
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今回の値下げは、1年間で最も重要とされる年末商戦がまだかなり先の時期に実施されるもので、
その値下げ幅は大きい。日本の価格は値下げ実施の11日、当初から40％引きの1万5000円になった。
米国の価格は12日に32％引きの169.99ドルになる。マッコーリーのギブソン氏は今回の値下げにより、
任天堂が１台当たり30－50ドルの損失を出すと推測している。任天堂は損失見通しを明らかにしていない。
ＪＰモルガン（東京）の調査アナリスト、上出浩史氏は「彼らはパニックボタンを押したのだ」と述べた。
同氏は、任天堂の大幅値下げ発表を受けて、同社株式に対する投資判断を「オーバーウエート」から「アンダーウエート」に引き下げた。
任天堂は今回の値下げを要因に挙げ、12年3月期の通期純利益見通しを1100億円から200億円に引き下げた。
11年3月期の実績は776億2000万円。
任天堂の岩田聡社長は7月28日の決算発表時の記者会見で、「値下げ（の影響）について世界の誰よりも集中して考えた」と述べ、
「値下げ決定の結果、（３ＤＳ）プラットフォームが命を取り戻し、意図した軌道に戻ると信じている」と語った。
また、新製品の３Ｄ（3次元）の魅力を宣伝で売り込むことは当初予想以上に難題だったと述べ、
テレビコマーシャルでは実際の３Ｄ映像の特色を出せないなどと指摘した。