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ソニー、成長戦略に痛手 遠のくアップルの背中 PS3情報流出
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大規模な情報流出は、ソニーのブランドイメージを著しく傷つけるだけでなく、ゲームや映像などのコンテンツ配信に軸足を置き、米アップルを追撃するという成長戦略に大きな痛手となるのは必至だ。
「ハードとコンテンツ、ソフトの融合を進める」(ハワード・ストリンガー会長兼社長)。ソニーはここ数年、先に亡くなった元社長の大賀典雄氏が掲げた戦略に回帰。ハード機器とソフトの相乗効果で収益力を高める戦略に軸足を移してきた。
最大の理由は、韓国や中国などの新興メーカーとの競争激化だ。価格競争力で劣る日本メーカーは機器を売るだけでは稼げなくなり、ソニーも1兆円規模を売り上げるテレビ事業は赤字を垂れ流し続けている。
これに対しアップルは、「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」を次々にヒットさせる一方で、配信サービス「アップストア」などで稼ぐビジネスモデルをいち早く確立した。
ソニーも追随するように、今回情報が流出した「プレイステーション・ネットワーク」を平成18年に立ち上げたほか、電子書籍や音楽配信に相次いで進出。
24年にコンテンツ配信で3千億円を売り上げる青写真を描いていた。
4月1日にはハードとコンテンツを統括する組織を立ち上げ、次期社長の有力候補としてソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)社長の平井一夫氏を本体の副社長に昇格させたばかりだった。
野村証券の御子柴史郎シニアアナリストは「流出の規模が判明しておらず影響は読み切れないが、成長戦略は出はなをくじかれた」と話す。
ソニーの情報管理態勢が問われ、「ユーザー離れが進む」(市場関係者)との懸念も出ており、アップルの背中がさらに遠のきかねない。(井田通人)