03/07/13 02:35
米国で人気の人形ブラッツ、ＴＶ劇やＣＤで販促
タカラはエイベックスグループと組んで米国の人気ファッションドール（人形）「ＢＲＡＴＺ」
（ブラッツ）を販売促進する。まずブラッツが登場するテレビ番組をスタートさせ、10歳代後半から
20歳代前半の女性への認知度を一気に高める。音楽ＣＤを出す予定もあり、リカちゃんに次ぐ
大型商品に育てたい考えだ。
ブラッツは米国のＭＧＡエンターテイメント社が2001年に商品化した。ファッションや民族の違い
によって「クローエ」「ジェイド」「サーシャ」「ヤスミン」「メイガン」の5人がおり、今年は新たに
「ダナ」が加わる。米国では昨年のクリスマス商戦でも大ヒットだったという。
エイベックスはブラッツをプロダクション子会社「アクシヴ」に所属させタレントのように売り出す。
第一弾として、日本テレビ系列で2分枠の情報人形劇番組「ＣＯＯＯＯＬ ＴＶ」を始めた。
人形をコマ撮りで撮影し、実写と絡めて日本の最新流行事情を紹介する内容だ。
夏にかけては、大物アーティストとブラッツのコラボレーション（協力）による音楽ＣＤを
出すほか、コマーシャルにも登場させる予定。人形を「外タレ」のように扱うことで
消費者の関心をひきつけ関連商品の販売につなげる。
タカラは長寿人形商品でリカちゃんを持っているが、ブラッツについては「大人の女性に
買ってもらえる商品にしたい」としている。エイベックスと組んで一連の販売促進策をとる
背景には、小学校中学年までが主要市場のリカちゃんとは差異化を図りたいとの狙いもある。
ブラッツは7月18日から全国販売がスタート。タカラは今期（2004年3月期）にＴシャツや
雑貨などの関連商品を含めて20億円の売り上げを目指す。
[2003年7月8日/日経ＭＪ]
URLﾘﾝｸ(www.nikkei.co.jp)