11/10/11 19:38:49.11 BisPsLmZ
コンパウンドラディアスとは何か?
ネックのナット部とエンドのRが同じ径の指板は円筒を切り取った形になります
ナットとエンドでの幅が同じギターであればそれでいいのですが現実のギターではナットが最も細く、そこからエンドにむかって幅広になっていきます
そこにナットから放射状に弦を張ることで、いくつか問題が出てきます。
ナットが細く、エンドが広いギターほど顕著になるのですが
円筒形の一部を切り取った形の場合、指板の中心線の真上から見てまっすぐに切り取った場合、
この「ナットは狭く。エンドは幅広」に切り取ると、その指板側面のラインは上側に膨らみがある弧を描く用になります。
ここに直線に貼られる弦を張ることで、指板中央の3,4弦似あわせた弦高セッティングにすると、
1,6弦は指板のラインからちょうど沿ったようなラインを形成してしまいます
つまり1、6げんだけ逆反りに合わせたセッティングになるわけです。
これを補正するためにはどうすればいいか?
ナットから放射状に張られる弦に合わせ、指板の立体的なR。も放射状になるようにすればいいわけです
これが円錐形の一部を切り取った形、コンパウンドラディアスなのです
つまり本来ナットからエンドへの広がりが大きいギターにおいて、どのポジションでも同じ弾き心地を獲得するための工夫なのです