08/07/30 12:53:21 A2wqnLuK0
こういうことを書くと議論の楽しみもなくなるかもしれないけど、
野球は団体スポーツだから個々の能力の高さは関係ないと思います。
智辯和歌山の野球部員に求められる要件は、①平均レベル以上の野球センス(硬式経験が望ましい)②協調性③従順性④プロ野球よりも甲子園に行きたい気持ちだと思います。
この要件を備えた生徒をスポーツ学科に入学させ、効率よく徹底的に鍛え、百戦錬磨の高島監督のもと甲子園を目指し勝ち続けることを学校ぐるみで実践しているところが、智辯和歌山の強みだと思います。
他の強豪私学が智辯和歌山の真似をできないのは、少子化のご時世に野球で知名度を上げて生徒を集めているからです。生徒を集めている以上、野球をしたくて入学する生徒を断る分けにはいきません。本末転倒になりますから。
智辯和歌山が進学校としてのステータスがあり県内で競合私学がないため経営が安定しているから、少数精鋭主義を採り入れられるのでしょうね。
一方で、高校の部活動で人数制限をしているのは問題があると思います。在校生であれば誰でも参加できるのが部活動の趣旨です。そういう意味では智辯和歌山のスポーツコースは甲子園のための組織であり、部活動の枠を超えていると言えます。
100人近い部員がいる横浜とか大阪桐蔭には、塩漬けになる部員がいるのは否定できません。
しかし、名門野球部に入るということはそういうリスクも勿論あるわけで、それは中学生でも当然知っています。寧ろ、智辯和歌山で野球がしたく一般入試で合格した生徒にはチャンスを広げるべきだと思います。
和歌山の中学生が甲子園に行くには常連の智辯和歌山に入るのが一番近道(昨今は、それしかない)ですが、それすら狭き門だと気の毒ですね。
一方でプロで活躍する選手は、中学時代は野球センスは未熟でも素材が一流で、性格的には組織に馴染めないお山の大将が多いから、智辯和歌山向きではないと言えるでしょう。