07/03/26 10:25:40 uVz/Lb8k
①=N響 ②=ロンドンフィル ③=都響
14.戦闘のテーマ~アレフガルドにて~勇者の挑戦
「世界をまわる」の項でも書いた通り、硬派な組曲の中にあってこれだけは
派手なサウンドで聴かせてほしいメドレーです。それゆえにやはり①は物足りない。
無難にまとめているだけに聴こえます。もっと足場を踏み外すくらいの危機感がほしい。
オーケストレーションそのものが派手なので、充分聴けるといえば聴けるんですがねえ。
②はアグレッシブな名演。特に「勇者の挑戦」はただ事でない狂乱振りが聴けます。
トゥッティは凄絶な音だし、打楽器はまるでムチのように慈悲がありません。
③も感情の振幅が激しく、思い入れのこもった名演奏でしょう。ただし打楽器の慈悲の無さ加減は②のほうが凄まじい。
③にはまだ人間的なあたたかみを感じます。もちろんこの曲ではそれはマイナス要素。