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７月２４日の地上デジタル放送への完全移行から半月。香川県内では、家電量販店で移行直前から
続く地デジチューナーの品切れ状態が解消せず、買いそびれた「チューナー難民」の中には、購入を
諦め、テレビ本体の買い替えに踏み切る人も出始めた。カー用品店では「家のテレビがすぐ映らないなら、
先に車を」とばかりに、カーナビの地デジ化を求める来店客が引きも切らない。
香川県内の家電量販店では、地デジ完全移行まで１カ月を切った７月初旬からチューナーを買い求める
顧客が殺到。移行直前には各店で５千円程度の安価な商品から２万円台の高額品まで、価格を問わず売り
切れ、移行までに手に入らない人が続出した。
チューナーを求める動きは移行後も途切れず、デオデオゆめタウン高松店（高松市上天神町）では８月に
入って入荷した４９８０円の約７０台がすぐさま完売。「次の入荷時期は分からない」（担当者）状態だ。
地デジ化が間に合わなかったのは２、３台目のテレビが多いという。しびれを切らせた人の中には、
チューナーを諦め、３万～５万円程度の３２型以下の小型テレビに買い替える人も少なくない。ケーズ
デンキ高松本店（同市多肥上町）は、小型テレビの入荷量を通常の３～４倍に増やしたものの、品薄が続き、
１カ月待ちの商品も出ている。
一方、カーナビ用の地デジチューナーは供給量が安定している。
スーパーオートバックス高松中央（同市東山崎町）では、地デジ移行後も「テレビ機能があるのに受信
できないのはやっぱり寂しい」とチューナーを取り付けてカーナビの地デジ化をという人が次々に来店。
受信感度の優れた２万円台の商品を中心に、売り上げは前年同期の２倍程度で推移している。担当者は
「カーナビの地デジ化の動きは年内いっぱい続くのでは」とみている。
四国新聞社 2011/08/08 10:07
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▽地デジ移行後も家電量販店では地デジチューナーの品切れ状態が解消していない(画像)
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