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パソコン(PC)遠隔操作事件で威力業務妨害罪などに問われ、二十日に東京地裁に保釈が取り消された片山祐輔被告(32)が、
これまでの説明を覆し、自宅などでウイルスを作成したと認めたことが分かった。保釈前から「真犯人」を装うメール送信を計画して
いたことも判明した。主任弁護人の佐藤博史弁護士が記者会見で明らかにした。
東京地検は同日午後、片山被告を東京拘置所に収容した。弁護団は起訴内容を全面的に認める方針で、保釈取り消し決定に
抗告せず、地検に求めていた公訴取り消しも撤回する。二十二日と三十日に公判が予定されており、罪状認否をやり直すと
みられる。
片山被告は捜査段階の取り調べや二月の初公判などで「ウイルス作成に使われたプログラム言語は使えない」と主張し、無罪主張
の柱にしていた。しかし、二十日朝に佐藤弁護士の事務所を訪れた際、「こっそり勉強していた」と、プログラム言語を操る能力がある
ことを明かした。
片山被告はほかにも、職場のPCでウイルスを作成したとする検察側の主張を認めた上で「自宅のPCも使った。基本ソフトを
入れ直したので痕跡は残っていない」と話した。
昨年一月、ウイルス情報が入った記憶媒体付きの首輪を神奈川県・江の島の猫に取り付けたのが片山被告なのかも裁判の争点
だったが「軍手をした手の中に首輪を握り締めていた」と語り、従来の主張を覆した。
報道関係者らに十六日届いた「真犯人」を名乗るメールについては「保釈される前から考えていた」と計画性を認めた。今年三月に
保釈された後、実刑判決が出た場合を見越し、自らが収監された後にメールが届くよう計画を立てたが、裁判を早く終わらせて母親を
安心させようと思い直し、計画を前倒ししたという。
片山被告は、メール送信に使ったスマートフォンを都内の河川敷に埋めた理由について、自宅に置いたままでは電波の発信位置を
捜査当局に特定され、家宅捜索を受けるのを恐れたためと説明。河川敷に埋める姿を警視庁の捜査員に目撃されたことは「見張られて
いるとは思わなかった」と驚いていたという。
捜査関係者によると、保釈から三カ月弱、警視庁は大阪府警、神奈川県警の応援を得て、片山被告の行動を確認していたという。
ソース(東京新聞) URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
写真=弁護士事務所を出る片山祐輔被告
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