19/11/21 00:56:49 .net
ASKA「この曲は『漂流教室』のテーマ曲なんですよ。逆タイアップです(笑)」
―「歌になりたい」が生まれたきっかけは、楳図かずおさんの漫画『漂流教室』だということで、驚きました。
ASKA:僕は、楳図さんの漫画は子どもの頃からたくさん読ませてもらっていて。九州で隣の家に親戚の姉妹が住んでいたんですけど、
昔の家はみんな鍵なんかかかってないので、自由に出入りしていて(笑)。親戚の姉貴が持っている『マーガレット』の中に載っていた楳図さんの漫画が好きで読んでいたんです。
本当に、子ども心に吸い込まれましたね。その延長線上で、僕が高校生ぐらいのときに、『漂流教室』が始まったんです(『週刊少年サンデー』で1972年から連載開始)。
それで結局、毎週連載を読んでいたのに単行本も全巻買いそろえて読んで、また感動して。また、昨年ごろから、それが始まってしまい、もう20回ぐらい買い直してますね。
「とにかく読んでみな」って人にプレゼントしたくなるんですよ。
―人にプレゼントした分を買い直してるんですね(笑)。楳図さんとお会いになったことは?
ASKA:ありますよ。以前、お会いしたときに、「楳図さん、この漫画はこの国だけのものじゃないですよ」という話をしたんです。
「これは、世界に向けて発信しなければいけない漫画です。僕は、この漫画はそのくらいの力が秘められてると思っています。これは絵のある小説です」ってお伝えしました。
僕らもよく「よくできた楽曲とか、お気に入りの楽曲はなんですか?」って聞かれることがあるんですけど、だいたいのミュージシャンは答えませんよね。
「どの曲も自分の分身みたいなものだから」という言い方をして。それはミュージシャンの、インタビューに置けるマニュアルですよ。そんなはずがない(笑)
―ははははは(笑)。