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944名無し草2018/01/19(金) 10:37:28.29
のりぴー本 密林レビュー
一気に読める！2018年1月18日
★5
「金メダルへの挑戦」発売日に無事届き読了。
才能がある選手発掘のため野辺山合宿を始めた立役者。荒川選手を金メダルに導いた強化部長。
現羽生選手をようするANA監督。しかし極東のアジア人にメダルが獲れるわけが無いと言われたフィギュアスケート黎明期。
彼女は早々に引退し主婦業の傍ら連盟を手伝うだけの存在だった。
ところが天才伊藤みどり選手との出会いが人生を変えてしまう。思うに天才とは人を巻き込む渦を作るのだ。
宝石の原石を見つけたら人は磨きたいと思うだろう。光を当て輝かせたいと思うだろう。
伊藤選手、荒川選手、本田武史選手、高橋選手、そして羽生選手へ。本書は天才達との出会いにより道無き所に道を通すべくもがき、
時にブルドーザーのように邁進してきた著者の回顧録である。
途中、「城田さんそんな無茶な！」と何度か声を上げた。
しかし寝食を忘れて尽力した彼女の炎のような熱さがフィギュアスケートをここまでの高みに押し上げたのだとも思う。
羽生選手については、現役選手のためまだ語れないことも多いということで割合は少ないが、
移籍経緯など興味深い記述がある。氏が側にいる頼もしさを感じながら一気に読んだ。