24/03/09 01:18:56.76 YIUM93zV.net
>>75
指先の一方から強い赤い光を当てて反対側のセンサーで読み取ると、指先の中にある血管を光が透過してそれを読み取れるので、「血液がどれだけ赤いか」が読み取れる。
人間（に限らないけど）の血液が赤いのは血中のヘモグロビンが酸素と結合しているためなので、結合が強ければ（血中酸素濃度が高ければ）それだけ血液は赤くなる（赤く見える）。
逆に血中酸素濃度が低ければ（ヘモグロビンと酸素の結合が弱ければ（少なければ）黒くなる（黒く見える）。
黒味が強ければ強いほど光を通さないから、血液が赤くなければないほど透過してくる光が減る。
ということでセンサーが捉える光の量が減るし、赤みの弱い光になる。
だから「センサーがどれだけ赤い光を強く捉えているか」から血液中のヘモグロビンの酸素結合度数の強さ、要は血中酸素濃度を推定することができる。
原理は単純なんだけど実用的なものが発明されるまではかなりの時間がかかった。
技術的には小型で発熱が少なく発光の強い赤い光源、赤色LEDの発明によるところが大きい。