24/03/09 00:35:31.63 YIUM93zV.net
>>73
なお余談だけど全身麻酔薬として十分な効果が保証できる麻酔薬が登場したのは1930年代になってからで、全身麻酔状態にすることによる生命の危険を事前にきちんとモニタリングすることができる(麻酔によって致命的な状態に陥ることを事前に察知できる状態で手術を実行できる)ようになったのは1980年代になってから。
なので、人類が「まあ通常はまず問題ないと言えるレベルで全身麻酔手術ができるようになった」のは、ほんのこの半世紀くらいのことだったりする。
具体的にはあの新型コロナ禍で広く有名になった「パルスオキシメーター」(血中酸素濃度を採血して分析しなくても把握できるようになる夢の機械)が発明されてからです。
これがないと採血して直接解析しないと血中酸素濃度が正確にわからないので、「麻酔のせいで危険な状態に陥っている」ことがすぐにわからないから、全身麻酔はリスクのとても高い方法だった。