24/04/28 12:30:23.23 P8DtdL+S0.net
小型車用エンジンとして、直列3気筒の採用が増えている。1気筒の排気量上限は500ccまでが適当との考え方が浸透し、1500cc(1.5L)以下のエンジンでは、直列3気筒のほうが損失は少なく、全体の寸法も小さく収まり、車体への搭載性もよいなどにより、直列3気筒の採用例が増えてきた。
直列3気筒エンジンは、3つの気筒それぞれが順番に等間隔で燃焼した場合、燃焼後の排気が排気管へ排出される際に、3つの排気管を1本にまとめる集合部分で排気同士がぶつかり合わないので、次の吸気工程で燃焼室に十分な空気を導入でき、高出力化しやすいという利点もある。
もっとも新しい例では、8代目となる「新型ゴルフ」の排気量999cc(1.0Lと表現される)のガソリン直噴ターボエンジンが直列3気筒となった。また、フォルクスワーゲングループのアウディも「新型A3」の1.0Lエンジンに、ゴルフと同じ直列3気筒エンジンを使っている。そのほか、ボルボも「XC40」のPHEVに1.5Lの直列3気筒ガソリンエンジンを使う。