19/10/26 21:37:27.16 0.net
某日、六代目山田組二代目奥平組の本部事務所。
二代目奥平組組長の中山天知郎組長が本家定例会から帰ってくると「おい、俊はおらんのか？」と叫ぶ。
「俊」とは、奥平組若頭代行の崎山俊晴のことだ。
幹部室にいた崎山は「また抗争か・・」と思いながら、中山組長のもとへ行き「親分、ご苦労様です」と頭を下げた。
やる中山組長は「おぉ、俊。喧嘩の準備をしろ。相手は川健組だ」と指示した。
川健組とは六代目山田組の保守本流とも呼ばれる大所帯で、武闘派でもある。
しかし崎山はヤクザとしての血が騒ぎ「川健組ですか。それは思い切り暴れられますね」と返事をした。
中山組長は「指揮はお前に任せる。やって来い」と言った。
崎山が一声かければ、何百人もの兵隊はすぐに集まる。
しかし崎山には、秘策があった。