【長田もんの】真・神戸のアウトロー【意地】at 4649
 【長田もんの】真・神戸のアウトロー【意地】 - 暇つぶし2ch516:名無番長
16/04/29 18:11:13.82 0.net
>>488
その時だった。先頭を行く海軍部隊―"烈風"編隊に対し、ほぼ直上から無数の稲妻と火球が降り注ぐのが見えた。
突然の攻撃に数機が直撃を受ける。あるものは爆発し、あるものは錐揉みしながら地上へと落ちていく。
それを見た高梨は反射的にフットバーを蹴り機体を横転させる。"疾風"はその操作に応じて翼を翻した。
直後、先ほどまで高梨機がいた空間を稲妻と共に何かが通りすぎた。彼は目を見開いた。あれは、まさか―
無線機から誰かの悲鳴が聞こえてきた。どうやら高梨の見間違いではないらしい。
「青竜!畜生、やつら、待ち伏せてやがったのか!」
完全な奇襲を許し、何機かの"烈風"を失ってしまった日本軍ではあったが、立ち直りは早かった。
編隊を散開させ、そのまま上空から突進してきたブルードラゴンの一団をかわす。
青竜はそのまま電撃を放ちながら航空隊の中に突入する。そこから彼ら得意の格闘戦が始まるかと思われた。
だが、高梨は不穏なものを感じた。ドラゴンの群れは今まで以上に統率の取れた動きをしている。
―まるで、何かを探しているようだ。
彼がそう感じたその時、一糸乱れぬ見事な編隊で行動しているドラゴンの群れは高梨達四七戦隊に向き直る。
一瞬、確認するかのような間をおいた後―ドラゴン達は血も凍るような雄たけびを上げた。
高梨は悟った。ブルードラゴンは確かに何かを探していた。いや、"何か"ではない。彼ら四十七戦隊を探していたのだ。


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