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★<六本木ヒルズ>エレベーター11台中10台でロープ損傷
・東京都港区の複合商業施設「六本木ヒルズ」森タワー(54階建て)内の高層階用
エレベーター11台のうち10台で、エレベーターをつるす金属製ロープ表面が破断
したり、傷があったことが分かった。製造と保守管理は「日本オーチス・エレベータ」で、
このうち1台は今月4日、破断がきっかけとなり機械室でぼやを起こしていた。
国土交通省は、同社が異常を見逃した可能性が高いとみて、全国で保守管理する
エレベーター約5万6000台を緊急点検するよう指示した。
オーチスと六本木ヒルズを運営する「森ビル」が26日、記者会見で明らかにした。
オーチスのぼや原因調査によると、エレベーター1台につき8本ある金属製ロープ
(直径約2.2センチ)のうち1本で、ロープを構成する金属線の束(ストランド)8本の
うち1本(同約6ミリ)が破断。ストランド内にある19本の素線(同約1.7ミリ)の一部が
飛び出して近くの部品に接触、火花が飛んで発火した。
森タワーにある42台のエレベーターのうち、オーチス製は高層階用の11台。残る
10台を緊急点検したところ、さらに1台でストランドが破断、8台では素線が切れている
ことが判明した。このためエレベーターは順次ロープを交換するために停止し、26日
現在の運転台数は3台。全11台の復旧は5月下旬になる。
この11台について、同社は3月19~22日、年に1度の法定検査でロープを確認し、
森ビルが東京都に異常なしと報告していた。しかし国交省によると、多くのロープの
表面にはさびが付着し、点検できない状態だった。
同社は会見で「破断は点検後に起きた可能性がある」との見方を示したが、同省が
「ロープは通常さびることはほとんどなく、本来は法定検査でさびを取り除いたうえで
破断などに気づくべきだった。さびは相当前から付いていたとみられ、検査で見逃した
可能性が高い」と指摘。これを受け、同社は「本来はさびを取らなければならなかった」
とミスを認めた。(一部略)
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