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東日本大震災から１３年 羽生結弦が明かす〝キャリア像〟「今は今のことに集中して…」
3/10(日) 21:36配信 東スポWeb
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フィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成したプロスケーター・羽生結弦（29）が〝自身のキャリア像〟に言及した。
競技者時代はスーパースラム（主要国際大会6冠）を成し遂げ、一昨年7月にプロ転向後も多くのビッグイベントを成功させてきた。そんな羽生は、故郷・宮城の子供たちに対して「自分が納得できるクオリティーのスケートをできるうちは正直自分に集中しているだけで精いっぱいな感じ」としながらも「僕自身が仙台から五輪に出た偉大な先輩たちがいて、そういう先輩たちに憧れたように、仙台から五輪を目指して優勝を目指して頑張ってくれる子が少しでも増えてくれたらいいなと思いながら、カッコいい姿をとりあえず見せたい」との思いを抱いている。
体が動く限りは己の理想像を追い求めていく構えだ。「僕にとってはまだファーストキャリアみたいなイメージ。実際に競技をしていた時よりもしんどいなと思いながらやっている（笑い）」と切り出した上で「『セカンドキャリアどうするんだろう？』ということを考えた時に毎日変わっていくので、今は今のことに集中して、でも少しでも自分を見た時に『フィギュアスケートかっこいいな』『男性だけど美しいな』『きれいなスケートがしたい』と思ってもらえるような姿を見せ続けることが僕の使命かなととりあえずは思っている」と力強く語った。
2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災から今年で13年。自身が座長として「羽生結弦 notte stellata」（宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ）を通じて被災地から希望を発信した。最終日となった10日も羽生らがスケートを通じて観衆を魅了。これからもさまざま形で故郷への感謝を伝えていく。
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