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羽生結弦さん「やっと『破滅』ノーミスできたぁ！」 ４回転３本、３回転半２本の高難度構成、満員７０００人が歓喜の喝采
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フィギュアスケート男子で２０１４年ソチ、１８年平昌五輪を連覇し、２２年７月にプロ転向した羽生結弦さんの初の単独ツアー公演「Ｙｕｚｕｒｕ Ｈａｎｙｕ ＩＣＥ ＳＴＯＲＹ ２ｎｄ “ＲＥ＿ＰＲＡＹ” ＴＯＵＲ」が１９日、横浜・ぴあアリーナＭＭで千秋楽を迎えた。
前半の最後で「ファイナルファンタジー９」の楽曲「破滅への使者」を演じ、ノーミスで滑りきった。試合さながらの６分間練習からスタート。４回転サルコー、３回転半―２回転トウループ、３回転ループ、４回転トウループ、４回転トウループ―１オイラー―３回転サルコー―１オイラー―３回転サルコーの５連続、３回転半（トリプルアクセル）の６度のジャンプを全て成功。「やっと『破滅』ノーミスできたぁ！ いや～、ありがとうございます。本当」と語りかけると、会場を満員にした７０００人は大歓声と拍手で応えていた。
公演のタイトルに含まれる「ＰＲＡＹ」は、「祈り」の意味がある。「皆さんが今ここにいてくださって、見てくださって、自分なんかを見て何かを感じてくださっているのであれば、とてもとても優しい心を持ってて。いろんな心を持ってて。で、それをなんとなく、ちょっとだけでも、認めてあげて。たまに、たまにでいいんで、自分でもいたわってあげてください。どうか、なんか、そんな祈りを込めて、このストーリーを最後まで滑り切りました。どうか、どうか、みんな、自分にちょっとだけでも、優しくなれるように、そんな日々を送ってください」と呼びかけていた。